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鏡に映った自分は本当の自分だろうか?

 この冬、体重が4キロも増えた。お腹周りを触ってみるとお饅頭のような脂肪がしっかりとお腹の上に鎮座している。ズボンが窮屈になったわけではない。ベルトの穴もずれていない。朝、鏡に自分の姿を写してみたが、ものすごく太ったようには見えない。確かに腰回りがでぶっと垂れ下がっているような気がする。でも、それほど大きな変化があるようには思えない。しかし、体重は確実に4キロも増えているのだ。

 体重計がおかしいのか?もう5年近く使っているので、センサーの寿命がきたのかもしれない。そこで、体重計を買い換えてみた。結果、体重計は正しかった。体重は確実に4キロ増えている。

 では、鏡がおかしいのか。本来の自分をきちんと映していないのか。しかし、入射してきた光を確実に反射する道具なので鏡を置いている空間が歪んでいない限り、真実を返してきているはずだ。したがって、鏡は悪くない。

 そうなると、鏡から反射してきた光の受容体である自分がおかしいのか?これはあり得るのではないだろうか。受け取った光を脳が実写化するのだが、その段階で自分の姿を偽って実写化しているおそれがある。人間誰でも見にくい自分の姿など見たいとは思わないものだ。体型を少しごまかしてあたかも鏡に映ってる姿を美化して実写化しているのかもしれない。まさしく現実逃避だ。

 だとすると、どうしたらいい?唯一の方法は、体重計を信じるのだ!それしかない!汚れた心が実写化した自分など見る必要はない。ひたすら体重計の数字を信じ、数値を減らすための努力に邁進すべきだ。

 結論、明日から鏡を見ず、体重計の数値のみを信じ、毎朝走ろう!

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