散歩の足跡

横浜を歩いていたら……

 横浜を歩いていたら、ビルの隙間からもの迫力ある入道雲が顔をのぞかせていました。

 今にも夕立が襲ってきそうな灰色の雲が入道雲の下に控えています。

 太陽はまだ顔を出していて夏の日差しとまでは行きませんがもうすぐ夏だぞと訴えかけるように輝いていました。

 木陰のあちこちでのんびりと人々がくつろいでいます。ちょうど昼食時ということあり、自然の中でほっと一息ついているのかもしれません。

 花壇の花は、太陽を追いかけているはずなのに、まったく違う方向を向きながら日差しを浴びていました。ちょっとみると仲が悪そうな雰囲気も漂っています。どちらも子孫を残そうと真剣なんでしょう。

 虫たちから見ると花はどのように移っているのでしょうか?自分たちの身体よりも大きな花びらの中に目標の甘い蜜が誘惑しています。

 もしかしたら、花なんか見ていないのかもしれません。蜜の匂いに誘われ周りが見えていないのかもしれません。

 昆虫を食べる植物はそうした虫の習性を利用して捕獲するのでしょうか。いずれにしても大きさの違う虫には花がまったく違うものに見えているかもしれません。

 海辺に目を向けますと、思わずここは日本なのっと思ってしまう景色が広がっていました。横浜のみなとみらい地区もようやっと整備されてきたみたいです。

 桜木町方面に歩いて行くと、明治時代にかけられた鉄橋がありました。

木漏れ日に揺られるように日差しがあたっている坂の入り口には、「汽車道」と書かれてありました。昔、横浜駅と横浜港を結ぶ鉄道が走っていたそうです。この名前は、平成になってから改名されたとのこと。

 山下公園から桜木町まで歩いてみました。今回は寄りませんでしたが赤煉瓦倉庫などもあり結構楽しめる場所でした。

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