国益のためのルール設定

COP26では、石炭火力発電の全廃が打ち出されました。発電に占める石炭の比率は、英国2%、フランス1%、日本は30%です。欧米は自国に有利なルール設定を進めているのは明白です。かつてトリノ冬オリンピックの開会直前に、最高難易度とされたイナバウアーが何の得点にもならないものへと変更されました。理由は単純です。イナバウアーを出来る選手が荒川静香人だけになったからで、彼女の金メダル阻止です。これが国益を巡る国際社会の現実です。脱炭素は大事です。しかし、各国は自国に有利なルール形成を進めています。日本には、これ以上の遅れは致命傷になるという危機感が必要だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?