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セールスライティングで使える心理学⑰スノッブ効果

スノッブ効果とは「ありふれたものより希少性の高いものを好む」心理現象をいいます。

スノッブとは「俗物」や「お高くとまった人」など、嫌味な人間として解釈されますが、ことファッションにおいては「モダン」「洗練された」「粋」など、誉め言葉として使われるケースが多いです。

もともとは、人間の見栄を揶揄する意味の「スノッブ」。

・誰も持っていないものが欲しい
・珍しくないとつまらない
・はっきり差別化したい

スノッブとまではいかなくても、「人と被りたくない」と感じることは、よくあるものです。

もし街中で、あなたと同じTシャツを着た人とすれ違ったらどうでしょう。
知らない相手でも、なんだか気まずいですよね。

そしてこう思うでしょう。

もうこのTシャツ着れない・・・。


希少性を好むスノッブ効果を活かした販売戦略は、いろいろあります。

・地域限定
・数量限定
・オーダーメイド

ただし、世の中に広く流通したとたん、購買意欲がしぼんでしまう点がスノッブ効果のデメリット。
希少であることがウリなので、大きな売上にはつながりません。

そこで、スノッブ効果と対極にある「バンドワゴン効果」を組み合わせることで、一気に効果が高まります。

バンドワゴン効果とは「みんな持っているのなら安心!」と感じる心理効果。

「バンドワゴン効果」+「スノッブ効果」という構図を作れば、マジョリティーとマイノリティーの両方を取り込めます。

たとえばこのような感じ。

大好評につき販売3日で売り切れた〇〇が、本日100個限定で再販します!

いかがですか?よく見かける表現ですよね?
さらに

次回の再販については未定です。

とすれば、「緊急性」でさらに煽ることもできます。

このように、1つの心理効果で数字が伸びない場合は、組み合わせで勝負するのも有効ですよ!

(ちなみに私はこの「バンドワゴン」+「スノッブ」にまんまとやられるタイプです・・・)

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