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【長文】だめなところは最強の武器

僕は学生の頃、彼女に「優柔不断」という理由でフラれたことがある。

その時初めて自分が優柔不断であることを知って、ひどく落ち込んだ。(当時中学2年生でした。)

言葉は知っていたが改めて、優柔不断とはどういうことなのか調べた。

【優柔不断】
[名・形動]気が弱く決断力に乏しいこと。また、そのさま。「優柔不断な(の)態度」
参照:デジタル大辞泉

気が弱い?決断力に乏しい?とんでもなくカッコ悪いじゃないか。。。

さらに凹んだ。

それからというもの

「どこにいく?」「なににする?」というような選択に迫られる場面で毎回心臓の鼓動が相手に聞こえてしまうんじゃないかと思うぐらい、ドキドキするようになった。

そして、「優柔不断」がコンプレックスになり、さらにはトラウマみたいに頭にこびりついて離れなくなってしまった。

こんな経験、これを読んでいるあなたにもないだろうか。

誰かに言われたことで、すごく気にするようになってしまった。

みたいなこと。

それがどんなに些細な言葉だったとしても、人によっては気にしてしまうし、傷ついてしまったりするのである。このようにして、言葉は刃にもなるから気をつけて扱わないといけないのだ。

そうして、僕は「優柔不断」を一生背負っていくのか…とコンプレックスを抱えながら日々を過ごすようになっていった。

ある時、僕はまた選択を迫れられ、その場面でも決めることができず「なんでもいいよ」と答えてしまった。僕は、「また決められなかった…」といつも通り凹んでいた。

しかし、そんな僕を見て「秀平はいつも人に合わせてくれてやさしいよね」と言ってくれる人がいた。

僕は驚いた。

僕のことを「優柔不断」と言う人もいれば、「やさしい」と言ってくれる人もいる。

これは真逆のことではないか?

そうだ、何事にもコインのように表と裏があるのである。

この世の中に、存在している物事や事象には

良い面があれば、悪い面がある。

悪い面があれば、必ず、良い面もあるのだ。

僕は、今までずっとコンプレックスだと思っていたことを、「やさしい」と一言言ってもらえたことで、すべてを肯定してもらえた気持ちになって、一気に気持ちが楽になった。

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