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【長文】漫画とゲーム

長文の時間です。

こんばんは。みなさん、突然ですが、漫画とゲームは好きですか?

僕は漫画とゲーム、どちらも好きです

ただ自分は少し特殊なタイプで、「めちゃくちゃ好きなわけではない」ということが昔からコンプレックスでした。


小学校低学年の頃の僕は、普通の子供だったので、友達を家に集めて、漫画とゲームばかりやって過ごしていました。

漫画でいうとコロコロとかジャンプとか漫画雑誌を読んでいたような気がします。そのあとドカベンとビー・バップ・ハイスクールにハマって、他にもいろいろ読んでいました。

ゲームでいうとマリオ、ゼルダから始まり、パワプロ、ウイイレ、筋肉番付!(これ誰にも負けなかった)そういう所謂スポーツゲームも好きで、あとはスマブラとかもやっていましたね。とにかく時間の許す限りずっと漫画ゲーム三昧だった気がします。

それから、小学校高学年になった頃、中学受験をするために、漫画とゲームを母親にすべて取り上げて"もらい"ました。

記憶の中では母親に「取り上げるよ!」と半分本気、半分冗談みたいな注意を受けた際に「実際どうだろうか」という相談して、『取り上げてもらわなかった場合、受験失敗したときにひどく後悔する』ということを理由に、「漫画とゲームをどこかに隠してほしい」とお願いしたような気がします。僕、小学生の頃、変だったんですよね。(あ、今も変ではあるんですけど)

取り上げられた漫画やゲームの居場所は、手の届かない押し入れの奥だったような気がします。「隠して」とお願いはしましたが、僕の母親は天然なので、僕の部屋の押し入れに隠してくれました。かわいいですね。

すぐに押し入れからビー・バップ・ハイスクールの漫画を取り出して、1〜2時間読んでいたら、罪悪感に苛まれました。「これはいかん!」と思い、母親に漫画を見つけたことを報告して、再度、「僕にわからないように隠してほしい」とお願いしました。母親は天然でかわいいけど、工藤秀平はかわいくないですね。

さすがの母親もそこで本気を出します。僕はどこの押し入れにしまったのかまったくわかりませんでした。(当時はわからなかったけど、最終的に教えてもらったらキッチンの上の押し入れだったような気がします→漫画とゲームを隠す予定のあるお母さん方の参考になれば幸いです)

自分で隠してとお願いしている身なので、そのあとはまったく探すこともなく、漫画とゲームに触れないまま、無事、中学受験に成功。受けた学校全て合格というパーフェクト受験生となりました。

そして、漫画とゲームからは離れた生活から…

今に至るといった感じです。

え???

もちろん中学のお友達(木村くん)が家に来た時はゲームを出して遊んだりしましたが、あくまでもお友達(木村くん)と遊ぶのための手段でしかなくて、取り上げられた期間が長かったからか、あの頃のような、1人でゲームをするほどの熱狂的な「好き」という気持ちはなくなっていました。

さらに、中学に入ってからは野球とアカペラグループの二足の草鞋生活が始まり、練習に明け暮れていたので、学生生活の中ではずいぶんとそれらの娯楽から遠ざかっておりました。

それから時が経ち…大人になりました。

そこで気づいたのです。

僕の周りを見渡すと漫画とゲームを僕よりも好きな人ばかりでした。

あの頃、猛烈に「自分が1番好きー!」みたいに思っていたのに、僕より好きじゃない人はいないくらいに、みんな漫画とゲームが好きな人ばかりだったのです。

そして、友達がハマっている姿を見ると、会話に入れず、寂しくなったり、嫉妬して(何の嫉妬って感じですが笑)とにかくその感じが、うらやましくてたまりませんでした。

そう、これが僕のコンプレックスです。

自分が、漫画とゲームにめちゃくちゃハマるタイプではないというところが嫌いでした。

さらに優秀な人の話を聞けば聞くほど、そういう娯楽に対して好意的だし「オタク気質あるんだよね」と話していて、「自分は優秀な人になれないのではないか!」とまで勝手に恐怖を覚えていました。

そこから「漫画とゲームを好きにならないといけない」という気持ちになって、漫画やゲームに無理矢理、積極的に触れるようになりました。

とにかく自分の気の合いそうな友達に好きな漫画やゲームを聞いてひたすら触れることにしました。最初は全くハマれなくて、漫画を読むと眠くなるし、ゲームをやると誰かから連絡が来ていないか携帯が気になるし、集中できなくて楽しめなかったです。でもこの先にきっと何かあると思って、続けました。

すると、どこからか覚えてはいないのですが、猛烈にハマる時期が訪れました。その時はキャプテンという漫画とゲームはツムツムだったと思います。

その時、タイムカプセルを開いたような懐かしい気持ちになったのを覚えています。なんだかそれが嬉しくて、漫画を読んでは夜更かし、スマホゲームをしては夜更かしの日々が始まりました。

「これだこれだ!」

そう思った矢先、また気づきました。

これじゃ音楽活動に支障が出ると。(そんな最近の話なの?って感じで恥ずかしいですが笑)

そこから、アプリは削除は寂しいので、スマホ内であまり目に触れないところに配置したり、漫画もクローゼットの奥に隠したりしました。

漫画を読むのも、ゲームをするのも、好きです。

でもバランスがうまく取れなかったのです。

そして、さらにそれから数年。

漫画とゲームに触れたり、触れなかったりを繰り返して…

やっと最近、自分と漫画とゲームの立ち位置に答えが出ました。

その答えとは…

「お酒は嗜む程度」っていう雰囲気の感じ。

です。

「漫画とゲームは嗜む程度」

の大人でいようと決めたのです。

漫画とゲームとお酒を比較するのはちょっとおかしな話ですが僕の中ではそれが1番腑に落ちました。

お酒は好きな人がいれば嫌いな人もいて、好きだけど弱い人もいて、嫌いだけど強い人もいたりします。飲みたくても飲めない、飲みたくなくてもやめられない人もいるわけで、さまざまな人がいる中で「こうなるべき!」と言ってなれるものではないなと思ったんです。

自分自身、色々試して、漫画もゲームもハマろうと思えばハマれることは分かったし、でもそこに一点集中型でハマりすぎてしまうから、読みたいと思った時に読むぐらいにすればいい。ゲームも同じ。ハマれないならハマらなくていい。嗜む程度に好きになろう。

そう、思いました。

無理に好きになろうとか、無理に人に合わせようとかすると、自分の中のいろんなことが崩れていってしまうと思います。

好きなものは素直に好きでいいし、苦手なものは苦手でいい。でも苦手ものを克服したいなら「嗜む程度」でもいい。ということなんじゃないかなと思います。


「みんなと一緒じゃないと嫌だ」とか「嫌われたくない」とか、所謂普通の人が思うことを僕はちゃんと思います。

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