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【長文】無駄という名の贅沢

今日も長文マガジンの時間がやってきました。どうも、工藤です。

今日は「"あえて"無駄という時間を作ろうぜ」っていうお話をしたいと思います。

「え、ちょっと、工藤っち、マガジンを通して毎日バタバタしている感を出しているのに、無駄な時間を過ごしているの!?あれは演出だったん!?」
by誰やねん

そう思われた方がほとんど、いや、ほとんどいないと思いますが説明します笑

よく話す話ではありますが、僕はまず、普段「忙しい」という言葉を使わないように気をつけています。これは言霊的な話で「心」を「亡くす」と書いて「忙しい」と書くので、その言葉を口に出すと、心が荒んできてしまう気がして、どれだけバタバタしていても心を亡くさないように、意識的に「忙しい」という言葉を使わないようになるべく気をつけているんです。

でも、僕は基本的に予定をギッチギチに入れたいタイプの人間ではあるので、「〜ながら」で何かをやることや、うまく人と連携を取ったりしながら、上手にできる限り時間を埋めていきたいと常日頃思っているわけです。

そうやって時間が埋まっていけば必然的に"忙しく"なります。

その中で「心」を「亡くさない」ために、僕は、この「無駄な時間」が必要だと考えているわけでございます。

あんなに長距離を走るマラソンランナーでも給水所にはちゃんと寄りますし、大会と大会の間はちゃんと体のケアをしたり、休みます。

どれだけ体力があったとしても、気づかないうちに心か体のどこかが疲弊してくるものです。だから休憩は必要なのです。

でも工藤の理想としては毎秒ずっと走り続けていたいのです。僕の場合は「休憩するより走っていたい」と考えてしまうタイプなんですね。

わかりやすい例で言うと、新幹線の移動中とかですね。みんなが寝ていてもなんだかそわそわしちゃって、仕事を探して、ずっとパソコンカタカタしてしまうんです。そうやっていつもみんなが休んでいる時に、上手に休めないことがちょっとコンプレックスでもありました。

実はこの2年ぐらいで、これが原因で、パンクしそうになったことが何度かあったんですよね。(それは精神的にとかじゃなくて、本当に「全部やりますやります」精神でやりすぎて、物理的にもう無理だ!という決断を下さないといけないことがあったという感じなので心配しないでくださいね笑)

そんなときに、「もう無理だ〜」と思って、一度仕事を放置して、"あえて無駄なことをしてみる"という方法をとるようにしてみたんですね。

そもそも我々は、このご時世でリモートの時間も増えて(もちろんそうでない方もいらっしゃると思いますが)意識として、効率よく過ごそうとか、無駄を避けようと、自然と体が無駄を排除する方向に動いていくようになっていると思うんですよね。

そんな中で、以前よりも休憩や”無駄”という時間は人によっては自分自身に罪悪感を与えてしまうようになった気がするんです。だから僕はどんどん休憩が上手にできなっていったわけです。

でも、実は、"あえて"無駄なことに時間を割いたり、"あえて"無駄なものにお金を使ったりすることは、人生に余白を生むんですよね。余白が生まれると、その余白に詰まっていたものがなくなるわけですから、気持ちが軽くなったり、考えられることが増えたり、余裕が出てきたりするんですよね。

で、これ僕、大事なのは"あえて"という部分かなと思っています。

何も考えずに気づいたらスマホを見てて1時間とか2時間経ってた…みたいなことってあると思うのですが、これって気持ちは安らぐんですけど、あとで「時間を無駄にした」ことへの罪悪感や、がっかりする気持ちが体にのしかかってくるんですよね。これがなかなかしんどいわけです。結局、無駄な時間を過ごしたせいで、マイナスな気持ちになっていってしまうわけです。

でも"あえて"無駄なことに時間を使えば気持ちが変わってきます。

"あえて"スマホを見てて1時間とか2時間見よう。

これだけで良いです。

同じ行為なのに、これだけで一気に感覚が変わります。

この"あえて"の部分、僕の場合、ネットサーフィンやSNSなどをスクロールをする中で、自分に刺さったことや気になったことを記録するようにしています。

手書きでもパソコンでもスマホでもいいのでメモをしたり、スクショをしたり、それを後々フォルダに分けて日付を書くだけ。これがなんの役に立たなくてもいいのです。でも、とりあえず残しておくのです。もしその中で奇跡的に何かアイデアに繋がれば万々歳ですが、そうじゃなくても「勉強した」「インプットした」「情報収集した」ことが脳に刻まれます。

こうすることで、僕のこの「無駄な時間」は一気に「インプットの時間」に変わって、満足できるようになったわけです。

そして、この時間は「インプットしようとして始まった時間」ではなく、あくまでも「無駄な時間」から生まれた偶然の産物的なところがあるものなので、「何も考えずに気づいたらスマホを見ている時間」と安らぎ具合は変わらなくて、ただ罪悪感だけがなくなるということがわかったんです。

これがわかってからは、僕はうまくいかないときほど、「こんなにうまくいっていないのに、無駄なことしてる自分、笑える」ぐらいのノリで無駄な時間を過ごすようにしています。

"あえて"○○のために、無駄な時間を過ごした。

"あえて"○○のために、遊んだ。

"あえて"○○のために、休んだ。

この「○○のために」を埋められれば良いのです。

その○○を最初に決めて、「無駄」な時間を過ごすだけで良いのです。

これはあくまでも休んじゃいけないというわけではなく、うまく休めない時の技です。上手に休める人はこんなこと考えないで休む方が良いと思います。そして、僕みたいなタイプでも休みたいと思えるときは、何も考えずに休むのが良いと思います。休みたくないけど、休まないといけないなという時に使う技だと思っておいて欲しいです。

また、先ほど言った「ぼーっと何かを見て1時間とか2時間経ってた」みたいなことが、本来の一番簡単な無駄な時間の過ごし方かなとも思うので、「あとで無駄な時間過ごした!」と思った時は、事後でも大丈夫です。

「無駄にしてしまった」と思わないことが肝心なので、その時間に何を考えたのかをとにかく箇条書きで書いてみるとかして、無駄にしていない気持ちになれれば良いかなと思います。

そうしているうちに「無駄にした」心の余白&「無駄にしなかった」心の蓄えで、僕らは最強の状態になっていくのかなと思います。

僕は、これが「無駄」という名の「贅沢」なのだと思うのであります。

「贅沢」は心に良いと思います。

高い料理や旅行に行く贅沢も良いですが、こうやって無駄な時間から生み出される贅沢も素敵なんじゃないかなと思います。

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