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【長文】スマホとおんなじ

人間のからだって不思議だなと思うことがよくある。

特に脳にはとても興味があってよく調べたりしていたのだが、調べれば調べるほどに様々な説がでてきて、たのしい。

とはいっても、人によって千差万別な気もするので、科学的に証明されていないものはあまり信用しないようにはしている。

だからこそ、自分の体で起きている不思議に関しては、ちゃんと記録したり記憶するようにしていたりする。

たとえば、朝起きた時。

頭の中がクリアになっていて、新しいアイデアが浮かんだり、作業に集中しやすかったりする。

早寝早起きは三文の徳は本当にその通りだという実感がある。夜なかなか歌詞のアイデアが浮かなかったから諦めて寝て、朝早く起きたらスラスラ書けたなんてこともよくある。最近書いた新曲もそうだった。

でも仕事の都合上、毎日、早寝早起きとはいかないのがミュージシャンあるあるだ。

だからこそ、せめて朝起きたそのクリアな頭の状態を大切にしたほうが良いと思って、朝の時間は、なるべくその状態で思い浮かんだことをメモしたり、頭の中を整理したりする時間にするように心がけている。

心がけていても、そうだ。ついつい、起床後は、パソコンを開いたり、スマホを開いてSNSをチェックしてしまう時のほうが多い。

あまりにもそういう癖が抜けないのだ。徹底的に考えてみようと思った。

まず、この時、どういうことが頭の中で起きているのかを想像してみた。

朝起きて、クリアな頭の中を綺麗に整った部屋としよう。夜な夜なかけて、たくさん集まった情報を整理したのだ。ということは、部屋にバラバラと集まっていた物や情報を分類分けして、棚や収納にたくさん詰め込んで、綺麗に整頓したということなのだと思う。

その部屋にダンボールに入った荷物や、雨に濡れたバッグ、もしかしたら見たくないゴミなんかも入ってきている状態。それがSNSを見ている状態なのかもしれない。

それじゃあ、せっかく整理されていた部屋の中は、一瞬で汚くなくなる。きっとさらに言えば、頭の中の場合、物体ではないので、記憶の断片と、その入ってきた情報とくっついたりすることもあって、せっかく整理されたものを崩して、勘違いさせたり、忘れさせていったりもするのだと思う。

そうやって考えると朝の時間が、朝の頭の中の状態を守ることがどれだけ大切か身に沁みる。

だから朝にすることは前の日に決めておくのが良い。朝起きたらあまり頭の中に情報は入れないで、その時間にやると決めたことをやりきるほうがきっと良いのだ。よし、また明日からはそんな意識をするように心がけていこう。定期的にそう思っていればいつか習慣化されるだろう。と楽観的に考えちゃう自分が嫌いじゃない笑

こういうことを連想していると、スマホと人間の体って同じだなと思ったりするのだけど、これって結構気持ちを楽にしてくれたりもする。

たとえば、スマホも情報がいっぱいになったら動きが鈍くなるから、時々、データを消したり、整理する必要がある。

人間の場合も同じ、情報が多かったら動きが鈍くなる。

動きが鈍い=やる気が出ない状態だ。

こういう時、人は「自分だめだな、やる気出ないや」って思ってしまう。

スマホで考えたらどうだろう?

「データ量多いわ〜データ消そうっと」

ぐらいに思えるはずだと思う。

だから、やる気が出ないときは

「あーデータ量多いわ〜データ消すためになんかしないといけないな〜」

ぐらいに思えると、きっと自分を否定しないで、「みんなそうなんだ。人間だから仕方ないことなんだ」って思えるような気がする。こう考えられると、少し気持ちが楽になるはずだ。

データ量が多いってことは、毎日の中で予定を入れすぎていたり、考え事が多かったりするのだと思う。そういうときは、この間、長文マガジンに書いたみたいに紙に書いたり、人に話そう。思い出を消せなくても、少し軽くなったり、整理できるはずだ。そうすると少し動きや調子は戻ってくる。

スマホは機械なので、理由の分からないバグというのも起きたりする。そういう時は、再起動だ。スマホやパソコンでバグが起きた時は「一度再起動したらなんか直っちゃった」なんてことがよくある。

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