【ご挨拶に代えて】会社の公式ホームページ開設しました。

合同会社ムッシュ・メランコリーは、遡ること2020年5月1日、時まさにコロナ禍がいよいよ本格的に始まり、緊急事態宣言も発令され、街に人の姿が一気に消えた中、わたくし(K.K.リバースというのは、大学時代および若きフリーランス時代に使っていたペンネームで、当時諸般の事情で本名を伏せるため、やむを得ず使っていましたが、なんとなくなりゆきに任せ、今後も使い続けることにいたしました)が立ち上げた、世界で一番小さな映像企画製作会社です。

それ以前から、一個人として様々な映画に大なり小なり様々なカタチで関わっていたのですが、異常が日常となり、どんどん日々侵食していく中、ぼんやり会社設立を思い立ち、思い立ったが吉日ということで、特にこれといった考えもなく、半ば気分転換のつもりで立ち上げたものでした。

しかしながら、昨年15年ほど勤めた会社を辞めたこともあり、気分一心、我ながら今やどうしてこんな社名にしたのかも思い出せない、不思議を通り越して不気味な名称のこの会社をとりあえずのベースに、コツコツと活動していこうと決意した次第です。

一本の映画を作ると、一人の人間が一生の内に体験するあらゆる全てを体験をする、などと真偽不明な言葉を耳にしたことがありますが、無神論者で輪廻転生など信じない、天邪鬼ですが映画好きなわたくしとしては、その言葉だけは信じてみよう、いや信じてみたいと思いまして、残された現世で十回分、いやせめて五回分ぐらいの人生を生きることを目標に、がんばってみようと思います。

つらつらと、つれづれなるままに、どうでもいいことを書き連ねてしまいましたが、NHK「プロジェクトX」トランジスタラジオの回をこよなく愛し、100回以上見て100回以上泣いている、頭がおかしい、哀れなわたくしとしましては、現在のソニーの前身、当時まだ品川の小さな町工場だった東京通信工業が設立の際に掲げた、井深大氏による会社設立趣意書に倣い、といいますか完全にパクり、この場を借りて我が社の設立趣意を以下のように標榜することにいたします。

一、真面目なる製作者の技能を、最高度に発揮せしむべき、自由闊達にして愉快なる理想映像工房の建設

一、日本再建、文化向上に対する企画面、製作面よりの活発なる活動

一、新時代にふさわしき優秀映像作品の企画・製作、並びに配給サービスの徹底化

ということで、社名やペンネームと同じくらい、わたくしという人間がどうかしていることは、この文をもって十二分に伝わったことと思います。
みなさまどうか、この哀れなる痴れ者へ、今後とも応援の程よろしくお願いいたします。

合同会社ムッシュ・メランコリー代表
K.K.リバース

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