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学マスサービス初日にアイマスP俳優たちのイベントへ行った話

2024年5月16日。
アイドルマスターシリーズ6ブランド目となる最新作『学園アイドルマスター』のサービスが開催されました。
過去に書いた記事の通り、私も4人目の担当を決めたいと思います。

一方、同日夜に阿佐ヶ谷では、アイマス、特にシンデレラガールズを中心に楽しむ芸能人による非公式イベントが開催されていました。
そのイベントの名は、『2人のP会』です。

2人のP会とは?

日曜朝の特撮番組(以下、ニチアサ)への出演という共通項を持つデレマスPが、互いの担当愛等を語り合う非公式イベントです。
まずは出演者の2人について簡単に紹介したいと思います。

MC①:横山涼

俳優にしてデレマスとキン肉マンのオタク。
ニチアサではスーパー戦隊シリーズ第42作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレン2号/陽川咲也役として出演。
現在も舞台や刑事・サスペンスドラマ等への出演で多彩な活躍を魅せている。
(次の舞台ではヤの付く自由業の役を熱演するとのこと!)
デレマスでは森久保乃々を担当しており、Xでも度々担当Pとしての投稿を行っている。

MC②:幡野智宏

歌手にしてデレマスのオタク。
ニチアサではスーパー戦隊シリーズ第41作『宇宙戦隊キュウレンジャー』主題歌「LUCKYSTAR」、第43作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』主題歌「騎士竜戦隊リュウソウジャー」を歌唱。
ニチアサ・ゲームの楽曲歌唱の他、声優としても活躍している。
デレマスでは綾瀬穂乃香を担当しており、mobage版・デレステ双方へ豊富な知識を持ち合わせている。


昨年8月に開催された第1回では、互いのアイマスを知ったきっかけの紹介やデレステのスコア・AR写真対決、ミニライブ等で大盛り上がり。
第2回が開催されたら是非また行こう!と思い続けていた中での開催告知に、ぼくは心躍りました。
前回と異なり平日開催とはなりましたが、行かない理由などありません。
リアルの仕事を猛スピードでこなし、すぐさま会場へと向かったのでした。

横山涼Pの森久保乃々ぬい(前回撮影)。
今回は残念ながらお家でお留守番。

イベント当日

会場内に置かれていた楽屋花。
ネクタイが担当アイドルカラーなのがイカしている。

会場は前回同様阿佐ヶ谷ロフトAでの開催。
夕飯を兼ねて軽食やアルコールをオーダーしながら楽しむスタイルのトークショーです。
特に前回からパワーアップしたポイントとして注目したいのは、フード&ドリンクのメニューに幡野P・横山Pが考案した担当アイドルをイメージしたグルメが加わったことです。
幡野Pはカクテル、横山Pはグリーンカレーで担当アイドルの概念をアピールしていました。

かれくぼォ!!
幡野智宏P考案・綾瀬穂乃香をイメージしたカクテル「今日を楽しむブルーエトワール」

19時を過ぎて少し経ったタイミングで、Lunatic showが流れる中2人が登壇。
ビールを手に、「乾杯!」からの「YES!セレンディピティ!」の音頭で、会場の雰囲気を一気に盛り上げてくれました。
Pじゃない人、あるいは最近Pになった人にこのネタがどこまで伝わったのだろうか


今回のコンセプトは「2人が思うデレステのすごいところ」
今回の参加者はアイマスP:横山・幡野両名のファンが5:5とバランスの良い構成だったので、テーマとしては絶妙な布教ものだったと思います。
2人がデレマスがどのようなコンテンツか+乃々と穂乃香の紹介&担当に選んだきっかけを簡単に説明した上で、各コーナーに移りました。

このイラストがすごい!

幡野P:[幻想のシエル・エトワール]綾瀬穂乃香
横山P:[ネガティヴ乙女]森久保乃々

幡野Pはオススメしたいイラストとして、「ススメ!シンデレラロード」の報酬SRをチョイス。
特訓後のイラストの衣装の色、そしてカード名でmobage版のR[懐かしきエトワール]の要素を拾ってくれたことがとても嬉しかったと、感謝の言葉を重ねていました。

SR[幻想のシエル・エトワール]綾瀬穂乃香+
mobage版のR[懐かしきエトワール]綾瀬穂乃香+。
[幻想のシエル・エトワール]綾瀬穂乃香+とは、傘やライトブルーの要素が共通している。

横山Pは乃々を担当に選んだきっかけとなったカードのイラストをチョイス。
初見で乃々の睨みつけるような表情に「なんだこいつ!?」と仰天したと共に、特訓後の逃げずにステージにしっかり立つ姿に共感したエピソードを披露してくれました。

横山Pとの出会いの瞬間

このコミュがすごい!

横山P:営業コミュ「individualsとキノコの山地」
幡野P:綾瀬穂乃香のメモリアルコミュ4

2人が担当アイドルのコミュで一番紹介したいものを一緒に見るコーナー。
特に営業コミュでは、Pの台詞を横山Pがイケボでアテレコする特別Ver.を披露してくれました。
プロデューサーなら誰もが1回はコミュを再生した時にやったことがあるであろう遊びですが、俳優・横山涼が森久保乃々担当P・横山涼を演じる姿を見られるのはこのイベントならではのこと。普段森久保に向き合う時の熱意を、俳優としての演技力に乗せてカッコよく表現してくれました。

この台詞をCV:横山涼で脳内再生してください

ちなみに横山Pはシャニソンの電話でも同じようにアテレコをすることがあるとのこと。
(※横山Pはシャニマスでは大崎甜花を担当しています)
コミュ内のPのセリフを読むことが、演技力のセルフレッスンにもなるのでしょう、きっと。
幡野P「俺台詞ポポポポ...だから全部声充てなきゃいけないの?!」

このMVがすごい!

幡野P:ラブレター
横山P:ワタシ御伽ばなシ

デレステ未プレイの観客のために、「当時デレステでこのMVが出てきた時は本当に衝撃的だった!」と熱弁する幡野P。
当時MVを初めて見た時の感想を身振り手振りで再現してくれました。
ぼくもまさにステージで幡野Pが再現したように、「立ち位置が入れ替わっている!」「3人が回っている!」とMVに驚嘆した思い出があるので、まだギリギリ大学生だった8年前(?!)を思い出しながら深く共感しました。

当時驚嘆の声が多く上がった回るとこ


横山Pは今月実装された新SSRが非常にMVに合う!と猛アピール。
編成も杏以外全員限定SSRで固めるという豪華絢爛なものでした。
そして横山Pが一番驚いたのはこのMVのオチだそう。
幡野Pもオチを分かった上で、要所要所で「ここよく見て!」「ここね、ここがヒント!」と合いの手を入れていました。

幡野P「ここね!ここ伏線だから!」

質問コーナー

Q.担当アイドル以外で気になっているアイドルはいますか?

横山Pから「ぶっちゃけ全員じゃね?」と前置きがあった上で、

横山P:星輝子
幡野P:岡崎泰葉、松山久美子

と、担当・副担当(森久保乃々、白坂小梅)と共通のユニットを持つところから興味を広げていった横山Pと、「俺はまだ俺たちの鼓膜が実装されていない娘を応援したい!」という幡野Pの違いが大きく現れました。
横山Pが輝子の担当声優である松田颯水さんからXでリプライとフォローをいただいたエピソードを披露すると、幡野Pは超英雄祭の舞台裏でSSR泰葉のガシャを回していた時に、横でIMAJOさんがシンデレラガールズのライブの練習をしていたというエピソードをぶつけ、観客から驚きの声が挙がりました。


Q.(紹介したコミュ以外で)おすすめしたいコミュはありますか?

横山P:さよならアンドロメダ
幡野P:空想公演 おえかき勇者と凍れるお姫さま

横山Pは普段舞台の仕事を多くこなしているからこそ、担当である乃々が出演する&劇中劇として舞台の演目が描かれた、さよならアンドロメダが特にお気に入りとのこと。
コミュの見てもらいたいポイントを、高橋花林さんの演技力の凄さと共に熱弁してくれました。
幡野Pは「ポチポチゲーだったmobage版だったからこそ、龍崎薫の表情差分の変化に人間性を感じた」として、空想公演をチョイス。
「既にmobage版がサービスを終えたからこそ、僕はその思い出を語り継いでいきたい」という幡野Pの信念に、刑事、蒸機、玩具、人魚、スパロボCG…等、様々な公演に思い入れがあるぼくはとてもグッときました。

玩具公演、担当が主演ってのもそうなんですが、トランスフォーマーやプラレールで遊んで育った身としてはめちゃくちゃ「刺さる」お話だったんですよね(いつか語りたい)

Q.好きなキャラクターの傾向は?

幡野P:過去に信念を持っていて再起したい人
→765ASでは水瀬伊織、ミリオンライブ!では周防桃子、SideMではJupiterの3人
横山P:台詞に「...」が付く人、自信がないけど頑張って自分を変えたい人
→森久保乃々、白坂小梅、大崎甜花

ここでは偶然(開催日が決まったのはこちらが先なので本当に偶然)開催日とサービス開始日が被ったことを機に、学マスで気になっている娘を挙げる一幕も。
ぼくも事前にこの質問を2人に投書していたので、つい心の中でガッツポーズしてしまいました。

幡野P:花海咲季、十王星南
→友人に薦められた&芸能界の荒波に揉まれて成長する姿が見たい
横山P:姫崎莉波
→1人アルストロメリアでは?

あくまでサービス開始段階のファーストインプレッションとのことですので、第3回開催時にはきっと学マスの担当をどう決めたかの話もしてくれることでしょう。

ミニライブ

前回は2人が「共鳴世界の存在論」「Star‼︎」をカバーする等、大盛り上がりだったミニライブ。
今回のコンセプトは「自分が担当アイドル以外にカバーさせたい曲」でした。
オタクなら誰もがJewelriesのカバー曲投稿や『おるます』等のイメソン生で楽しんだことがあろう遊びですね。
それをプロの歌手と俳優がPとしてやってるもんだから凄い。
しかもそれを2人の生歌唱で聴けるんだから更に凄い。
歌手と俳優だからこそできる本気(ガチ)の遊びです。

1.邪魔はさせない(奥井雅美)

選考&歌:幡野智宏
カバーしてもらいたいアイドル:桐生つかさ
選定理由:ボイスアイドルオーディションでつかさが入賞した時に、担当Pが新人Pを熱く出迎える光景を見てこの曲を選んだ

幡野Pは『スレイヤーズ』の主題歌をチョイス。
ちょうど直近でつかさのソロ曲「アタシガルール」のストーリーコミュが公開されたこともあり、タイムリーな選曲だと思います。
特にAメロの歌詞である

運命は自分の手で変えられる
そんなドラマみたいな言葉(セリフ)
うん Greatね 信じてる

は、社長兼アイドルとして自らの道を切り拓くつかさの姿勢を感じ取ることができるのは勿論、つかさP達が総選挙というデレマスで最も楽しく苦しいシステムでボイスを勝ち取ったからこそ、より響くものだなと解釈しました。


2.fantasista(Dragon Ash)

選考&歌:横山涼
カバーしてもらいたいアイドル:結城晴
選定理由:晴のソロ曲「ACE」のラップパートを聴いて、これを歌えるならカバーできる!と確信した

横山Pは2002年のサッカー日韓W杯のイメージソングをチョイス。
単にサッカー繋がりというだけでなく、小市さんならラップパートが多くを占めるこの曲を難なくカバーできる!と確信したところが重要なポイントです。
この数日後、ぼくは福岡公演で小市真琴さんが「ACE」のソロ・パフォーマンスを披露する姿を現地で見届けることとなるのですが、その時改めて横山Pが確信した理由に頷くこととなります。
横山Pのアピール&熱唱を含め、Jewelries005以降で晴が候補に入っていたら是非とも推薦したい1曲になりました。


3.LUCKYSTAR
4.騎士竜戦隊リュウソウジャー

歌:幡野智宏

皆様ご存知幡野Pの持ち曲。
リュウソウジャーでは幡野Pがステージから降り、客席を練り歩きながら歌う演出もありました。
ユニットツアーやリリイベも当てはまるのですが、今回はこうした小さい会場だからこそ、このようにアーティストとの距離感の近さをより感じられました。
そう考えると、学マスのデビューライブも楽しみが膨らみますね。

リュウソウジャーを歌った後、幡野Pは「せっかくだし横山さんもアイドルになりません!?」と煽り立てます。
横山Pもそれにノるかの如く、次に歌う楽曲のヒントを提示。
「この2人がいるからこそ歌える曲」として、2人が選んだのはーーー!


5.ルパンレンジャーVSパトレンジャー

歌:横山涼&幡野智宏

横山Pが出演していたルパパトの主題歌を2人で歌うというサプライズ!
しかもパトレンジャーを演じていた横山Pがルパンレンジャーの歌詞を歌うという非常にレアなバージョンでの披露でした。
幡野P「吉田仁美(原曲でパトレン側の歌詞を歌唱していた歌手)の気持ちになるですよ」
歌唱前には横山Pがふと「南条光に怒られるなこれ」と溢す一幕がありましたが、まさか数日後の福岡公演で光が「ヒーローヴァーサスレイナンジョー」の歌唱パートを入れ替えたver.を披露するとは、2人も予想だにしない出来事だったでしょう。

おわりに

という訳で今回も大盛況に終わった2人のP会。
このイベントだからこそ聞ける貴重な点は、「芸能を仕事とする2人だからこそ、アイマスに共感できるものがある」ということです。
それぞれのエピソードを例に挙げると、

幡野P

  • キュウレンジャーの担当歌手として「超英雄祭」に初めて出演した時に、「EVERMORE」の最初の歌詞と自分を思い重ねた

  • SR[慕われベーカー]綾瀬穂乃香の特訓前後の表情を通して、よい子のみんなへのふれあい方を学んだ

横山P

  • 舞台開演前に緊張して逃げたくなる気持ちもあった中で、乃々から「緊張するのは俺だけじゃないんだ」と勇気をもらった

  • ルパパトの素顔の戦士公演やファイナルライブツアーで、SSR乃々のようにお客さんとしっかり目を合わせよう!と共感した

と、
我々一般P(?)も労働や学生生活の中で、担当アイドルや好きなアイドルの行動を模範とすることはよくあると思います。
それは芸能を副業(あえてこう書きます)とする人達でも何ら変わらないのです。

一方で2人とも本質的にはただのオタク。

  • 鷺沢文香のSSRの話から「俺キュウレンの時にM・A・Oさんから『素敵な声ですね』と褒められたから!」と横山Pに自慢する幡野P

  • 横山Pが「(松永)涼さんと名前が被っているから、小梅ちゃんに名前で呼んでもらえる」とコメント
    →幡野Pが「俺も藤居朋にボイス付けばそれできんのに!」と悔しがる

  • 偶然学マスのサービス開始日が被ったので、セトリにリセマラを捩じ込もうか2人で打ち合わせした

等、職権を乱用活かしたオタクマウントやエピソードが聴けるのもこのイベントだからこそだと思います。

※M・A・Oさんはキュウレンジャーでワシピンク/ラプター283の声を演じていました

実を言うと、この2人はニチアサ時代は東映本社の廊下で挨拶したくらいの関わりしかなかった(本人談)とのこと。
当時の出演作が入れ違い(キュウレン:幡野P→ルパパト:横山P→リュウソウ:幡野P)だったので、無理もないことでしょう。
それが今はアイドルマスターという共通項で、こうして仲良くなれている。
こうして2回もイベントを開催できたのも、横山Pが誘ってくれたおかげだ、と幡野Pは話していました。
僕らもライブやイベントでの名刺交換をきっかけに交友関係を広げていくことが多々ありますが、まさに同じような形で、アイマスをきっかけに仲良くなったと聴くと、心に響くものがありました。
持つべきものは友、ですね。


という訳でライブレポのように今回のイベントの流れをまとめてみました。
しかし!この2人のアイマス愛を直接感じ取るには、現地に勝るものはありません。
幡野Pが「年内に第3回をやりたい!」と豪語していたので、その時はnoteを見たプロデューサーの皆様も是非遊びに行ってほしいと思います!

私信:横山涼Pへ

横山Pはこの小説について、舞台版に
ルパンイエロー/早見初美花役の工藤遥さんが出演している旨を紹介してくれました

抽選会で譲っていただいた大槻ケンヂさんの小説、福岡公演の移動中等でしっかり読んでます!

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