4年半勤めた会社の開発案件振り返ってみた。

最近、尾骶骨を骨折して自転車は立ち漕ぎでしか乗れないWebエンジニアのkoji-kojiです。2022年の1月に、小さな受託の会社から、志望度高かったスタートアップに転職ができることになりました。

この機会に、前の会社で印象に残ったプロジェクトから得た自分なりの学びを言語化してみたいなと思っています。

エンジニアと人生コミュニティのアドベントカレンダーとして書かせていただいています。
https://adventar.org/calendars/6522

どんなことをやってきたか。

社員10人程度、フリーランスの方20人ほどの受託の会社に勤めてました。

結構いろんな技術に触れる会社で、私はReact、Angular、Flutter、Swiftと色々扱ってきました。バックエンドは使える人多いのでほぼRailsです。

1年目 追加開発と保守(Rails)
2年目 新規開発(Angular, Rails)
3年目 炎上案件処理(iOS)と新規開発(Flutter)
4年目 炎上案件処理(React)と保守(iOS, Flutter)

 他にも細々した案件はありますが、大体はこんな感じかと。
それぞれの年での一番大きな学びは以下の感じだったかなと思います。

1年目 人が間違える前提で仕事をした方が上手くいく。
2年目 学習は1つ1つ押さえていった方が上手くいく。
3年目 世情が悪くても仕事は選ぶべき。
4年目 チームや案件状況に合わせて難しいことをしすぎないようにする。

人が間違える前提で仕事をした方が上手くいく。

(1年目 追加開発と保守(Rails))

お客さんの担当者が8人ぐらいの案件でした。問い合わせや不具合調査が重なると追加開発が進まず状況が悪くなるということに。

最初はきつかったが、人はよく間違えるという前提で疑っていくと、調査時間を短縮できました。不具合調査のだいたい4割ぐらいが勘違いだったので、問い合わせがきたらすぐに認識合わせをすると、システムの問題ではないことが結構すぐにわかるように。ちなみに、勘違いが多い理由は、デザインがわかりづらいことが大きな問題だったと思います。デザイン大事。

この案件の経験から、自分も含めてミスをする前提で仕事をするとうまくいきやすいと学びました。

学習は1つ1つ押さえていった方が上手くいく。

(2年目 新規開発(Angular, Rails))

初めてSPAの開発をする経験でした。
そしてJavaScriptもそこまで多く書いたことがない状態でした。そんな状態だったので、触っているコードの問題が、JavaScriptとTypeScriptとAngularのどの問題なのかの切り分けが初期は掴めていなかったです。一つずつ理解していくのが大事だなと思いました。当たり前ですけど。

ちなみにAngularはコマンドでコンポーネントをどんどん作っていく感じが結構好きでした。

世情が悪くても仕事は選ぶべき。

(3年目 炎上案件処理(iOS)と新規開発(Flutter))

2020年の前半に、会社の仕事がかなり減っていた時期でした。会社の状況はわかっていたので、なんの気無しに仕事選んでられないと思うので、やりますよ。といってしまいこれが間違いでした。結果、納品後不具合多発で半年遅延している案件の主担当ということに...
コードもよろしくなかったが、アーキテクチャがだめでDBもだめ。せめて部分リプレイスをしたいが予算も少ない案件でした。精神削りながら直して本番稼働は安定するようになりましたが、改修が発生するたびにかなり苦しかったです。

はじめてのiOS開発でしたが、よろしくないコードに影響されている感じがして身になっていないと思いました。個人的に技術習得が少なく気力を削られるので、受けないで済んだらそれでよかった気がします。せめて案件の詳細を聞いた段階で引き受けるけど他の案件優遇してねとかの交渉をしておいた方が良かったなと思います。

ちなみにこの記事書いている段階で引き継ぎをしていますが、できるだけ眠らせて置くのが吉の案件と話しています。

チームや案件状況に合わせて難しいことをしすぎないようにする。

(4年目 炎上案件処理(React)と保守(iOS, Flutter))

3つのWebアプリを作る案件で、サポートで入ることになりました。先に開発が数進んでいた1つのWebアプリが過度な状態管理をしていていました。その結果、根深いバグの原因となっていたり、改修困難になっていたり...
React経験浅い人が多く、そういう判断になってしまったんだと思います。その後、他のWebアプリで状態管理を減らして作ったらかなりシンプルでバグも少なくなりました。

今回は状況的にこの技術は使わないと決めるのも大事だと思いました。



今回改めて振り返ってみて思ったことは、あまりお金のない会社だと苦しい選択がされているorすることになるケースが多いと感じました。一方で学びもあったと信じたいです。

次の会社で生かしたり学び直しをしたいなと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?