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ル クルーゼの汚れ(キズ)って危険?鉛が出てくるって本当?

ル・クルーゼというオシャレな鋳鉄の調理器具があります。オレンジや赤、黄色から青まで色鮮やかな鍋やフライパンのラインナップが揃っています。

ル・クルーゼとは?

ルクルーゼ 危険

公式サイトから切り取りました。とってもオシャレなお鍋ですね✨実際に使っている人の話だと使いやすいという声もあります。

ル・クルーゼ社の創業は1925年。「クルーゼ」とは、フランス語で「坩堝(るつぼ)」を意味するそうです。高熱でどろどろに溶かした鋳鉄を型に流し込む製法を表している「クルーゼ」に定冠詞の「ル」をつけて「ル・クルーゼ」の社名は誕生しました。

ル・クルーゼの鋳物工場では、鋳鉄製の調理器具を製造するために、標準的な砂型鋳造法を用いています。手作業で仕上げを行った後、少なくとも2層のエナメルを吹き付けます。

鋳鉄製以外のル・クルーゼ製品は、中国(アクセサリーやシリコン製品)、タイ(ケトルや陶器)、イギリス(エナメルクリーナー)、ポルトガル(ステンレススチール)、スワジランド(土鍋)など、他の国で作られている場合があります。

ルクルーゼは本当に安全なのか?

ルクルーゼ 危険 鉛

ル・クルーゼははじめはレッド赤色の調理器具から販売されました(^^)ただの色違いに見えるこれらの調理器具ですが、実はカラーによって変わってくることがあるようです。

残念ながらル・クルーゼの調理器具にも有害物質が検出されています。

最も人気のあるホーロー鋳物のブランドであるル・クルーゼは、検査をすると非常に危険なレベルの鉛とカドミウムが検出されることが多いのです。
これはル・クルーゼの黄色いソースパンで、カドミウムが19,600ppm、鉛が48ppmでした。また、こちらは鋳鉄製ではありませんが、ル・クルーゼのミキシングボウルで、40,700ppmの鉛が検出されています。

どうやら鋳鉄製以外の製品にも溶出されるようですね。

他にもオーガニックのパスタソースを使用されて自分で検査されている方が見えました👀✨パスタソースはトマトを使用しているため『酸性』です。酸性食品は金属を溶出させやすくする1つになります。

ちなみにこの方は、それ以前も検査をしたことがあり、中国製のル・クルーゼは一切使わなくなったそうです。セラミック製のル・クルーゼはすべて中国製だとおっしゃられています。内側も外側も鉛とカドミウムが高濃度で検出されたそうです。 

ル・クルーゼ社はデューン色薄いクリーム色パーム色緑色だけがカドミウムを含まない色であると表明していますが、検査をしたところ、外側に微量のカドミウムが検出されたようです。

調理後の検査の結果は、すべての鍋でアルミニウムが増加したそうです。


最も顕著だったのは、傷のあるデューン色薄いクリーム色のル・クルーゼでした。 しかし、私の赤色のル・クルーゼも傷だらけでしたが、同じレベルまで増加しませんでした。 私の最初の感想は、ホーローにアルミニウムが含まれているのではないかというものでしたが、このテストでは完全に断定することはできません。

赤色のル・クルーゼの調理器具はアルミニウムは溶出しないので安全に見えますが、外装にカドミウムが多く含まれています。当然、赤色の調理器具はカドミウムが増えたそうです。

そして、メーカーがカドミウムが含まれていないと表明していたはずのデューン色薄いクリーム色にカドミウムが最も多く溶出したとあります。

カドミウムは、デューン色薄いクリーム色のル・クルーゼで最も多く増加しました。 デューン色薄いクリーム色は鉛やカドミウムを含まないはずです。検査した(調理前の)Duneの鍋は、外側のカドミウムの少なく、内側には何もありませんでした。

カドミウムが少ないのになぜ多く溶出するかについてですが、白い調理器具は塗料が使われているため、溶出がしやすく、その分添加されるものも変わってくるそうです。もしかしたら、デューン色薄いクリーム色のル・クルーゼの商品にも関係があるかもしれませんね。



鉛中毒

カドミウムは四大公害病の一つであるイタイイタイ病が記憶に新しいと思います。鉛の毒性はあまり聞き慣れないかもしれませんが、歴史上、鉛中毒で問題になったことは多々あります。17世紀ごろから、ワインによる鉛中毒が論じられるようになってきたが、当時はワインを甘くする目的で、鉛の白い酸化物が添加されていたそうです。例えば、ワインを愛飲していたベートーヴェンの毛髪からは、後の調査によって通常の100倍近い量の鉛が検出されたことから、その晩年にほぼ耳が聴こえなくなってしまった原因として、現在では鉛中毒が有力視されています。

鉛 危険

日本でも1887年、白粉を多用していたある歌舞伎役者が、演技中に足の震えが止まらなくなりました。後に、“鉛中毒”による症状だったことが判明しています。この「慢性鉛中毒事件」をきっかけに、鉛の有毒性が知られ、白粉の使用をめぐる社会問題にもなりました。


ベートーヴェンが鉛中毒だったなんて驚きです👀しかも、鉛は甘くなるんですね(笑)
金属の有害性はあまり印象がありませんでしたが、ちょっとした震えや耳が聞こえにくくなったりすることも予兆として関係はあるんじゃないかなと思ったりもしました。

ル・クルーゼは使っていると汚れが落ちにくくなってくるのも特徴で、塗装が剥がれて汚れがつきやすいということは、それだけ溶出もしやすくなりますし、研究の中でも傷がつくことで溶出されているものもあります。

調理器具は毎日の食事に使用しているものなので、やはり慎重に選んだ方がよさそうですね。



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