私の私による私のためのBEYOND感想文

私、これから先何年経っても絶対にBEYONDスケーター山本恭廉を忘れたくない。
本当は見たものをそのまま角膜に埋め込みたいのだがググってもやり方がわからないので取り急ぎ脳に刻み込むため言葉にした。

ここではBEYONDで恭廉くんを定点観察しているオタクの、あくまでも"定性的"な情報を綴る。謂わば心の叫び。頭の中。伝えることよりも吐き出すことに主眼を置いているので読むに耐えない内容になっているかもしれない。
もしこの先「読むに耐えない」と思った方がいたら申し訳ない。あと普通に「コイツ気持ち悪いな」と思うだろう。それに関しては本当にごめんなさい。どうか私を葬ってほしい。

ちなみにこれ、年末に書き始めてずっと上書き更新し続けてる。終わらないな?全てを書き尽くすことは到底出来ないことがよく分かったので、一度ここで諦めることにした。
BEYONDはこれからも続いていくので、今後加筆などするかもしれない。というか多分する。

いつか記憶が薄れた頃に読み返し、「そうだったな、楽しかったな」とこの愛しい日々を振り返れたらと思う。



♪OP
まずどう考えてもキャスト紹介の映像が出来すぎており驚愕する。全キャストちょーーーかっこいい。スクリーンをフルに使ってくる。ちょーーーかっこいい。何度見てもここで「いや、まじで山本恭廉おるやん」の気持ちになり新鮮に感動する。

そしていよいよご本人登場。

メロメロメロメロ~😭

BEYONDのサビか??オープニングから画力(えぢから)が強すぎる。

ちなみに恭廉くん、登場のポーズが途中から変わってまして。

最初こうだったんだけど↓

(右から2番目)

こうなります↓

(右から4番目)

どっちが好き?のアンケートで地球が真っ二つに割れそうなほど「どちらも最高」だ。

オタク、開始2分でメロメロになってしまい先が思いやられる。


♪Sing,Sing,Sing
ワクワクが止まらない。恭廉くんの美ポジションに次ぐ美ポジション、ありとあらゆるあらゆる可動域がすごい。

可 動 域 が す ご い 。

大事なことなので2回言いました。
そして恭廉くんが客席に放つショーマンのエネルギーが凄まじい。時速200㎞でこの世の全てのキラキラが客席に投げ込まれる。火の玉ストレートだ。
こちらは楽しさのあまり早々に狂ってしまっている。まだ1曲目。大丈夫?大丈夫じゃないです。助けて下さい。

♪I Got Rhythm
本編の前にキャストが出てきて遊んでくれるのだが動きは公演によって異なり予測不能。恭廉くんはメイン(ジャンプやスピンを披露するメンバー)を立てるためにしゃがみながら移動する姿をよく見る。メインを立てるために。
残念、世界の中心はあなたです。諦めて下さい。

さて本編だが、アイガットの恭廉くんのハッピーオーラハリケーンは公式やキャストの皆さんのInstagramを見てもらえれば伝わるものがあると思う。まぁ現場の1/8,000くらい。
現場は大変なことになっているのだ。極寒のリンクに春一番が吹き込み花が咲き乱れ動物たちは冬眠から目覚め寝床を抜け出し小鳥がさえずっている。お分かりいただけるだろうか。

そしてデッキブラシ、可愛い。生まれて初めて「デッキブラシ欲しい」と思ってAmazonで調べた。グッズ化しないかな?恭廉くんが可愛すぎてデッキブラシまで可愛く見えてくるの、怖いね。

レオニーちゃん(小林レオニー百音さん)とのコミカルな絡みもとっても可愛い。ここ全公演分映像残ってないですか?売ってほしい。

終始コミカルでハッピーで可愛いのだが最後は豪速スピンだ。キラキラハッピーオーラ満載の恭廉くんは完全に私の知らなかった恭廉くんでショーならではの姿だが、豪速のスピンを見ると「そうだ、この方は山本恭廉さんなのだ」と脳が慌てて認識する。私は恭廉くんのスピンを養分にここまで育ったのだ。モンスターに。
超ハッピー、ありがとうアイガット。


♪Say Hey Kid~Pick Yourself Up
まずスクリーンの映像で男性3人(田村岳斗さん、中村優さん、恭廉くん)のそれぞれのキャラクターがしっかり立っていて面白い。天才プロデューサー浅田真央の手腕が光り、我々は地面にひれ伏すことしかできない。

Pick Yourself Upで男性メンバー3人が登場。恭廉くんが早々に悠良ちゃん(松田悠良さん)のナンパに失敗して実に良い。

恭廉くん→優くん→岳斗先生の順でソロパートがあるが、個人的に"控え"の恭廉くんもかなり好きだ。さりげない動きの中に恭廉くんならではの美しさが光る。目線の動かし方も巧みだ。
この人、さっきまでデッキブラシ持ってコミカルな演技してたんですけど?

♪カルメン
最高。誰か助けて。
まず衣装。恭廉くん(赤)で優くん(黒)でエルニくん(白)←公式と解釈が一致しすぎて怖い。「それ以外あり得ない」んだよな。本当に浅田真央様って凄いのだ。

闘牛士の恭廉くんは溌剌とした力強さと愛しさと切なさと心強さとって感じ。私が小室哲哉なら曲作っちゃうな。
緩急をつけるのが恭廉くんは本当に上手い。選手の時から魅力の一つなんだけど、本当にBEYONDを通じて磨かれていると感じる。言うなれば漢字のとめ・はね・はらい。なくても伝わるんだけど、丁寧に磨くとこんなにも美しいんだと驚く。容赦ない美しさは何度見ても感動してしまう。本当にかっこいい。合掌

さて、なぁちゃん(小山渚紗さん)登場後がまたすごく良い。
ハバネラの女性ボーカルが鳴り響いた瞬間にはっきりとキャラクターが切り替わる。先程までの溌剌とした闘牛士からなぁちゃんカルメンにメロメロ~な男だ。
エルニくんと優くんを振り払ったなぁちゃんカルメンは恭廉くんを挑発するが恭廉くん、すぐフラれる。切なくなぁちゃんに腕を伸ばすその一連の動作がまた素晴らしい。
向ける手が、伸ばす腕が、肩が、首が、背筋が、全てがその切なさを見事に物語っている。いつからか伸ばした手を胸に引き寄せる動作が加わり切なさに深みが増した。ねぇ、この人デッキブラシの人なんですけど!通報通報

なぁちゃんの巻きスカートを引き剥がして去る姿は知る人ぞ知るBEYONDのハイライトの一つだ。私がTwitterアカウントをBEYOND後に作ってたらアカウント名を「巻きスカート持ち去り侍」とかにしていたかもしれない。危なかった。

さぁそして前奏曲。もうこんなん全人類好きでしょう。
私はここで自分も知らなかった新たな感情に出会うこととなる。

「私、カルメン前奏曲のシンバルになりたい」

私はカルメン前奏曲のシンバルになりたいです。そして恭廉くんに音を拾ってもらい、演じてもらいたい。人生どこからやり直したらいい?

♪幻想即興曲
もしも「あなたはこれからBEYONDのプログラム1曲しか見れません」と言われたら、血の涙を流しながら幻想即興曲を選ぶだろう。それくらい幻想即興曲の恭廉くんが好きだ。
氷上に現れたその瞬間に、風をはらんだ美しいシルエットから目が離せなくなる。
恭廉くんの繊細な力強さ、芯のある優しさ。表情の移ろいも美しい。ピアノの音色が紡ぎ出すめくるめく曲の世界に、恭廉くんはいる。
もしまだ幻想即興曲の恭廉くんを見ていないという方がいれば5秒でいいので見てほしい。どの瞬間でも構わない。どの瞬間も最上の美しさなので。

ちなみに衣装もとても清廉で美しいのだが、初めてBEYONDを見る友達に「幻想即興曲の山本恭廉を見てほしい、ティッシュみたいな衣装が幻想即興曲だ」としょうもない説明をしてしまった。普通にめちゃくちゃバカだ。

♪シュニトケのタンゴ
あなたはスケートを見ていて殴られたことありますか?私はあります。シュニトケの恭廉くんに。
こちらは既に幻想即興曲の恭廉くんに胸ぐら掴まれ地面に叩きつけられており、命からがら這っているような状態。そこにシュニトケの恭廉くんが現れ思い切りぶん殴られる。4発くらい。挙げ句の果てにレイバックスピンだ。更にはいつからかキャッチフットになっている。これぞ山本恭廉というスピン。大正義だ。舞台裏にはけるその瞬間まで徹底的に美しくオタクのHPは0。ありがとうございました。

私はシュニトケを初めて見た時に選手時代のハイライトのような印象を受けたが、今は全然違う。
どれもお馴染みの要素なんだけど?そのはずなんだけどな?これが"""BEYOND"""ってこと?

冒頭から物騒な表現をして申し訳ないのだが、感覚的にはまさにこうなのだ。もちろん実際に恭廉くんが客に殴りかかっているわけではない。こんな表現しかできないこと、私だってかなり辛い。

幻想即興曲が繊細な力強さと芯のある優しさなら、シュニトケは力強く凛とした艶。
いいですか?この人は黄色いデッキブラシの人です。助けて下さい。

♪チャルダッシュ
すごく…すごく可愛いです…
おかしいな。さっきまで艶でぶん殴ってきた人のはずなんだけど。恭廉くん、ひときわ元気で明らかに目立っている。ニコニコしてキラキラしてピョコピョコしているので目をそらす方が難しい。
シングともアイガットとも違う、しかしこれもまた恭廉くんのキラキラハッピーオーラだ。
恭廉くんの表現の幅の広さと奥行きの深さに脱帽する。

天国ってここ?


♪愛の夢
そもそも愛の夢が大好きなので恭廉くんが演じてくれたこと自体とっても嬉しい。どれくらい好きかと言うと、祖母の葬式の思い出話として母に「お葬式で愛の夢流してたけどおばあちゃんが好きだったの?」と聞いたら「流してないよ」と言われた。どういう記憶の改変?

美しい音楽に恭廉くんの表現が重なると、身体の底から深い感動が込み上げてくる。「静」と「動」の奥ゆかしい美しさに、ただただ感じ入る贅沢な時間だ。

♪フィナーレ(BEYONDのテーマ)
こんなの泣いてしまう。
恭廉くんの素敵なところが余すことなく全て詰まっているように思う。別にジャンプやスピンやステップがなくても、恭廉くんは特別なスケーターなのだ。ずっと前から。

恭廉くんが競技としてフィギュアスケートをやっていた時、私は漠然とした違和感を感じていた。無礼を承知で言うが、選手時代の恭廉くんは所謂トップ選手に比べたらジャンプが得意な方ではなかった。試合での転倒も多かった。ただ見てるこちらとしてはそんなことは何も問題ではなかった。ジャンプが決まらなくても転倒しても、てんで構わない。だって恭廉くんの演技はこんなにも心を打つのだから。明らかに特別な才能のある人だ。
とは言え、ファンが何を思おうと当の本人にとっては全く良くないようで、試合後はいつも肩を落としていたし自虐的なツイートもよく目にした。
おまけに全日本出場を目指して現役を続行するとまで言い出した。まじか。
私が感じていた違和感は、一瞬にして「罪悪感」に形を変えた。競技者として貪欲に上位を目指す恭廉くんと、成績には何の関心もない自称ファンの自分。現役続行宣言は私にとって鈍器で殴られたような衝撃で、同時にとても恥ずかしくて情けなくて心苦しかった。こんなのでよくファンを自称したものだ。応援してるなんてよく言えたな。今思い出しても苦い気持ちになる。

フィナーレの恭廉くんの笑顔を見ると、私は心の中であの頃どうしてもはまらなかったピースがぴたっとはまるのを感じる。
ほら、やっぱり恭廉くんは特別なスケーターだ。恭廉くんは、ここにいるべくしている人だ。

キラキラと眩しくて幸せな、最高のフィナーレである。



とまぁ恭廉くんの出演プログラムについて思うままに言葉にしたわけだが、読み返すと我ながら情緒不安定で相当ヤバい奴だ。こんな奴に目をつけられてしまった恭廉くんはかなり気の毒である。

私はこのnoteに大量の下書きがあり公開する予定のないものもたくさんある。今回の記事もメモの要領で書き始めたものなので公開するかどうかかなり迷った。というか今もまだ迷っている。
ネットでの公開にはかなりのリスクが伴う。それは「万が一ご本人の目に触れたら気分を害するかもしれない」ひいては「ご本人が耐えかねて何らかの対応をとり私がBEYOND出禁になるかもしれない」というもの。相当なリスクだ。
私は女性アイドルのオタクもやっているので愛が暴走した挙げ句現場から締め出されたオタクをこれまでに何人も見てきた。「バカだなぁ(笑)」と思って見ていたが今や他人事ではない。これは愛の暴走だ。

ただ、この人生最大のリスクを負ったとしても、誰かに読んでほしいという気持ちが多分にあるのも事実だ。それは、もしかしたらこの記事をきっかけにこれからBEYONDに行く人が「恭廉くんも見てみようかな」と思うかもしれないから。差し出がましいことを言っている自覚はある。だけどこっちもBEYONDスケーター山本恭廉を一人でも多くの人に一秒でも長く見てもらいたくて必死なのだ。どう見たって才能溢れるスケーターだ。世界中から称賛されないと気が済まない。

そんな思いでヒヤヒヤしながらこの感想文を公開することにする。私が出禁になったら皆さん私の分まで恭廉くんを見て下さい。

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