オタク独りよがり感想文：Everlasting33
浅田真央さんがプロデュースするアイスショー、Everlasting33が開幕しましたけれども。
珠玉、究極、驚愕…どんな言葉でも足りないトンデモアイスショー。もはやアイスショーだと思って観たら火傷する代物である。このショーはアイスショーを超越した舞台芸術だ。
そう、浅田真央さんだからね。
さて、当方このアイスショーに出演する非凡スケーター山本恭廉さんのオタクであるが、今、とてつもなく困っている。
人は、インプットした情報を長期記憶に刻みたいと思えば繰り返し復習を行わなければならない。
しかし、このEverlasting33はなんと2週間15公演しかないという。
困ったな。見たもの全てを記憶するには足りないですね…
書くしかないか、見たものを。
このnoteは、例によって山本恭廉さんを定点観測しているオタクによる独りよがりな記録である。オタクは好きなことは早口で語りたいし、忘れたくないから書き残す。
本公演、最初から最後まで息つく間もないスペクタクルなショーなので本当は三日三晩語り明かしたいところだが、一先ず恭廉くんが登場する演目のみ挙げさせていただいた。
尚、もしこれから観に行く予定の方でネタバレを避けたいという方はご遠慮いただいた方がよいかと思います…
それではオタク感想文を始めます。
♪Dance of Curse
告知の映像でも度々練習風景が流れていたオープニングの群舞。
厳かな空気の中、ステージの幕が開く。
開くや否や、山本恭廉(美)
圧倒的に山本恭廉(美)
いた、世界の主人公。
全身の細胞が「やっぱこれだね～♪」と歌い出す。
滑り出せば「静」が「動」に、止まれば「動」が「静」に奥行きを与える。優しく力強く、果てしなく美しい。そう、これが山本恭廉だ。
新鮮に好きすぎて驚く。え……めっちゃ好き………
Sheishiroさん振付の恭廉くんって呼吸のようで美しい。呼吸を美しいと思ったことはないけど、呼吸のようで美しい！！と心が訴えているので呼吸のようで美しいということにする。
あとなんかヘッドドレス？着けてる。勘弁してほしい。恭廉くん、頭がかなり小さいので、どうやら頭に着ける装飾品がバッチバチに映えるらしい。へ～～知らなかった！！！オタクの知らない世界、山本恭廉編だね。(ﾗﾝ ﾗﾗﾝ ﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ…)
♪眠れる森の美女より 花のワルツ
夢かと思った。可愛すぎて。
恭廉くんのハッピーオーラでオタクの血が湧き肉躍る。
諸説あるけど立川の街に花を咲かせたのは恭廉くんのハッピーオーラらしい。いいですね立川は。恭廉くんに花を咲かせてもらえて。
え待って、ていうか、恭廉くんって王子様だったんや…………(涙ﾂｰ)
オタクの情緒が爆発四散しております。
とにもかくにも衣装が可愛い。こんなに可愛い衣装を作るのは…はい、アトリエヨシノさんですね。
BEYONDではチャルダッシュのお衣装を手掛けた、信頼と実績のアトリエヨシノ。アトリエヨシノ本社の方角に礼拝。
♪海賊より アリのヴァリエーション
浅田真央さん、貴女って人は………
こちら、見たことがない山本恭廉となっております。「やっぱこれだね～」と歌っていた細胞が一斉に黙った。
恭廉くんはバレエ経験者であると記憶しているが、まさかバレエ演目である海賊においてこれほどまでに新しい姿を見ることになるとは思わなかった。
雄大で軽やかでパワフル。これまでの恭廉くんの延長線上ではない。
その中にも、恭廉くんの代名詞とも言えるイナバウアーが入っているのが粋だ。
そして終盤、これまた代名詞の高速スピンから畳み掛けるようにフィニッシュのポーズへ。
会場が沸く。
人生のクライマックスかと思った。私の。あ、私のです。
BEYONDでも「こんな光景が見たかった」というシーンは多々あったが、このアリのフィニッシュポーズはまた異なる感慨があった。
この素晴らしい劇場で、恭廉くんの新しい姿を見られたことが心から嬉しい。
最後に、話題のお衣装。初演こそ腰を抜かしたが、徐々に冷静になり「この筋肉が非凡ムーヴを支えているのか」と感心するオタクの顔になった。身体表現を求道する者の身体、一日にして成らずといった感じだ。
浅田真央さん、まったく貴女って人は……(五体投地)
♪タイスの瞑想曲
開幕前から注目を集めていたエアリアル演目。
恭廉くんは小山渚紗ちゃんと2人で補助役として出演している。
……………神采配。
これ、天才的な配役である。
渚紗ちゃんと恭廉くん、風になれるから。
補助役は決して目立ってはいけない。だからと言って、やることやってりゃいいという訳では決してない。そう、これは浅田真央さんのショーである。
補助役は目立つことなく安全に、それでいて"""美しく"""布を捌かねばならない。浅田真央さんのショーだからね……
そこで、適役なのがこのお二人というわけだ。
布を揺らす。目立つことなく、自然に、優しく、美しく。
さすがにこの演目で「恭廉くんを見てください」のというのは無理があることは承知している。むしろ、「出てたんだ！」という感想こそ理想的なのかも、と思ったりもする。
無論、真央さんと柴田くんの驚異の身体能力から繰り出されるパフォーマンスが、夢の中にいるように美しく幻想的で素晴らしいことは言うまでもない。
柴田くんのトレーニング報告を日々SNSで見守っている身としては、その筋肉が実地で活用されている様子を見るのも感慨深い。
♪ウェスト・サイド・ストーリー
何と言ってもスケーターの演じるキャラクターが可愛らしい。
客席に登場する今原実丘ちゃんがあまりにもまばゆい光を放っており、ひまわりの花が二足歩行してるのかと思った。
恭廉くんは回を重ねるごとに粗暴な振る舞いが板についてきているように思う。表情もなかなかワルい。が、ベースの所作が美しい。出てるね、品が。
くるくると変わる表情が可愛らしく永遠に見ていられる。本当にどこの誰が非凡スケーターの顔面までも美しくしてしまったんだよ。天～、二物二物！
舞台上で繰り広げられるお芝居の空気感がとても心地よく、BEYONDから苦楽を共にしてきたスケーター達だからこそ醸し出されるものなんだろうなぁと和やかな気持ちになるプログラムだ。
♪雨に唄えば
プロデューサー浅田真央、恐るべし。
雨に唄えばを演じるならエルニくんと恭廉くんしかいない。神采配に次ぐ神采配だ。
一挙手一投足に表情があり多幸感に溢れている。小粋な振付が随所に散りばめられ、おしゃれでチャーミング。心躍るパフォーマンスに、オタクは満面笑太郎だ。
「可愛い！」「おしゃれ！」という瞬間が矢継ぎ早にやってくるので体感20秒くらいで終わってしまうのが寂しい。最後のポーズまで余すことなく可愛らしく、振付をされたという浅田舞さんに深く御礼申し上げたい。
♪死の舞踏
結論、私はSheishiroさん振付の恭廉くんがめちゃくちゃ好きらしい。
BEYONDでは幻想即興曲、エバラスではDance of Curseと死の舞踏。
なんだろう、本当に
非凡非凡非凡非凡非凡非凡非凡非凡天才天才天才天才非凡非凡非凡非凡非凡非凡非凡非凡
心に中古車販売会社副社長の人格を宿していたことに気付く。
妖しく鋭利に、繊細に力強く。ありそうでなかった、見たことのないムーブメントも1秒1秒全てが美しい。
心の琴線、触れるどころか鷲掴みしてぶん回されてますけど。ありがとうございます。
そしてお衣装もまた天才のそれである。まーーーた貴方、頭にそれ………ありがとうございます。
♪エル・フラメンコ
艶やかで情熱的な表現といえばBEYONDのシュニトケのタンゴを思い出すが、圧倒的に頼もしくなったと感じる。
しなやかな動きも凛々しい立ち姿も、至極堂々としておりグッときてしまう。経験と鍛練がここに結実している。
もうね、ライト当たってないところでも抜群に美しいですから。立ち姿が恐ろしく美しいですから。立川の新名所。立川ステージガーデン山本恭廉前で待ち合わせよう。
♪ローズ
Everlasting33最後の演目。
真央さん以外のスケーターが1輪のバラを持って客席に登場する。そのバラを観客に手渡し、ステージへ。
そう、つまり恭廉くんからバラを渡される人間がこの2週間で計15名爆誕するということである。何か色々、地球の均衡崩れない？大丈夫？
尚、自分の持つ残りのチケットを何度見ても明らかにノーチャンスだ。前世の私、しっかり徳を積んで欲しかった。手遅れです。
ここでもね、ステージの恭廉くんの立ち姿がとっても美しいんですよ。充実した表情を見ると、このショーを創り上げてきた日々を勝手に想像してしまうし、また1つショーが終わりに近づいたことに寂しさを覚えてしまう。
…え、Everlasting33、終わるんだ。
この間始まったばかりなのに、今週末には終わってしまう。儚すぎる。
恭廉くんの、恭廉くんにしか出せない魅力が全てここに詰まっている。(下書きに「エバラスはひとつなぎの大秘宝、ワンピース(恭廉くんの全てがここにある)」って書いてあったけど鬼スベってるから不採用)
改めて、恭廉くんが浅田真央さんのアイスショーで活躍する世界線に生きていることが嬉しくて幸せだ。
終わることを考えるとただただ寂しいので、今は残りの公演を全力で楽しみたいと思う。終わったらまた湿っぽくなると思うけど。(BEYOND後のお気持ち表明noteは湿度高すぎてカビ生えて捨てた)
最後に、この超スペクタクルショーの配信のリンクを貼って終わりにします。配信や円盤はどうせ見たいところが映ってないんでしょ…と諦めもあるが、アリは、ソロだから、絶対に、映ってる！！マストバイ。
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