実家キャンペ バッドエンド案

君たちは

理由はともかくとして、敗北という結果になった。
目の前の景色が段々暗くなっていき、足はもはや自らの重さを支えない。
眼が最後に捉えたのは、倒れ行く仲間たち、笑みを浮かべる敵対者、あの『特別な本』—胡蝶の夢と題された文庫本サイズの—。
手を伸ばしても、届かない。

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