見出し画像

死に化粧

いえーい。暗いテーマだけど明るく語ってみようぜ。

何度も書いたかもしれないが、春から急に世界選抜チーム(仮名)に取り込まれてエライ忙しさとなっております。夏の大炎上で連続100時間越えでタバコに手を出したり激痩せしたりラーメン食べたりしたのは記憶に新しいところです。
秋の海外展開では何とか持ち直し、今では無事帰国(先週も行ったけどなw)して、ボヤ程度まで鎮火しております。

先日、冬のボーナスが出た際、見間違えたかと思う額が振り込まれていた。理由の一つは元々今年は昇進する予定だった事。しっかしこんなに増えるかね?と思ったら、案の定天の声が働いたようです。
上司のマイク&ハナサーズというお笑いコンビの片割れ、マイクによると「カッパ、そもそもお前の成績評価はとても低かった。だってアレに選抜されてから俺の部署のノルマを全くやってくれなくなったから。おれはそのまま重役に出した。そしたらひっくり返った。でもいい。これからも頑張れ。」という事で、いつも30分以上捲し立てるマイクとの面談は5分くらいで終わった。目が泳いでいて、何かに怯えているようだった。

おれ自身としては、確かに上手くやったかもしれないが、本来の仕事は置いてきてしまったし、棚ボタでスーパー不運なプロジェクトを回され、それを途中参加で立て直しただけなのだ。人間関係も途中参加だからリセットされてるし、みんな協力してくれたし、ある意味棚ボタラッキーも多かった。

しかし勘繰るならば、この金額には「よく頑張ったね、いっぱいあげるからこのあとも全部しっかり宜しくね」的なお荷物が乗っかってる訳なのです。
鎮火作業後に大事なのは、なぜその大炎上が発生したかなのだが、それはさておき良くやったエライエライ!おしまい!がウチの伝統芸。火種もボヤもそのままに全部受け止めろ、という事か。さもありなん。最近、天上人たちが事あるごとに我々チームをやたら褒め称えるのも妙に終わった感出してきていて、おれとしては「まだ火種は消えてないのになあ」と歯痒い気分で聞いているのです。

結果は自分で作るものだ、とかつて元上司はよく言ったものだが、それには2つの意味があって、「結果を出す」と「結果をデコる」だと理解している。元上司も人並みな結果を出した自身を褒め称えるの好きだったしなあ。おれも全くやらない訳ではないが、今回のは少々飾り過ぎでは?と思っている。しかも他人に余分に褒め称えられるのってちょっと居心地悪いのだ。

常に死と隣り合わせではないけれど、もしおれが死んだ時にはあまり美化し過ぎず、かと言ってディスり過ぎず、悲しまれず、目立たず、パッと忘れられるような送り出し方をして欲しいものです。
迷彩柄にでもしてもらおうかな?