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世界はカリフォルニアロールなのだ!

銭形のとっつぁんが所属しているICPOとはInternational Criminal Police Organizationの頭文字を取ったもので、インターポールとも呼ばれる。へえ。

というのをググって調べたりしていた。
ヒマか、おれ。

とっつあんが埼玉県警ではなくてインターポールの所属になった所以については、もう少し掘り下げて調べる必要があるかも知れない。

知識は疑問や不安を消してくれる。例えそれが付け焼き刃なものであっても、見事に秒速で応えてくれておれたちの心の安寧を守ってくれている人類の英智、イソターネット様はまっこそ偉大なのだ。
情報不足や無知で怒りに震えるほどみっともないものは無い。

会社内でも「次の作業が分からないんですっ」と怒りながら手を止めている若手を見ることがある。うんうん、ちょっと考えて分からなかったらすぐ聞けよ。でも何が分からないかを言葉で言えるようにならないとね。なんだか分からなくてただぷりぷり怒っているのは白痴でしかない。(それは本人には言えないのだが)

分からなければ調べるなり分かる人に訊けばいいのだが、一方ではなんの悪気も無しに、自分なりに解釈してしまう人もいる。

オランダのアジアンレストランで食べた
カリフォルニアロール。

で、オリジナル側から「それ根本からちげーだろ!」「寿司じゃねーじゃん」と突っ込まれるのだが、突っ込まれた側も「こっちの方がむしろ正しい」「これは俺のオリジナルだからお前真似すんな」と喧嘩腰になってしまって悪びれない。

この場合の議論として日本では古来から、「誰が(何が)悪かったのかな?」と紐解いて行き、例えば勝手に改造した人を「犯人」と断罪し、謝罪させ、オリジナルに戻す議論が為されたりする。
でも、カリフォルニアロール。
どんどん進化している。
結構うまいじゃん。
これはこれでよくね?

そういうアプローチって、例えば欧州は国どうしが隣り合っているから文化的ギャップは頻繁にあると思う。イタリア人はオランダのイタリアンレストランには絶対入らないし、車で国境を跨ぐ度に交通ルールが変わって戸惑う。でも、その土地ごとのルールや趣向には従うしかないし、外から持ってきたものがローカライズされるのは仕方ない事なのだ。
海外のホテルにこっそり醤油を持って行き、朝食のオムレツにこっそりかけているのはこのおれ。それだってシェフに見つかれば怒られるかもしれないが、そうせずにはいられないのだ。分かってくれよ。

全く漠然とした話ですみませんが、その辺りがこれからおれが進む道になる。
おー、凄いの作っちゃったねえ。見せて見せて。誰も悪くないよ。でもギャップを取り除いて一つにしよう。海苔を内側に巻いてもいいし、好きな名前付けていいし、どんなソースかけても怒らないから。最低限同じ「寿司」っていうカテゴリーでいようよ。あとはおれが話しつけとくから。

と笑って言えるようになるまでには、もうちょいと精神の鍛錬が必要なようです。