正直なところ、自分のお客さんでなくて良かった
「満室でも、毎月1万円の持ち出しなんですよ。なのに、今度2部屋退去
することになりました。心配で眠れません、、、売りに出しているんですけ
ど、なかなか売れなくて、、、」
突然の電話でのご相談。
送っていただいた物件資料を見ると、この場所、建物でこの家賃なら適
正です。
売却価格としては、ちょっと割高です。
新築時の賃料がずっと続くものとして賃貸計画をしてしまったようです。
新築時にほぼ失敗が決まってしまっていた事例です、、、
こうなってしまうと、根本的に解決することは難しく、今回のように売却し
てしまうのが最も有効な手段になります。
といっても、ローンの残債が売却価格を上回っているような場合、その差
額を追加しなければ売却することもできません。
今回の場合も、残債+売却経費を販売価格としているようです。
運が良ければこの価格で売却できる可能性も無くはないのですが、ちょっと値段交渉が入ると持ち出しです。
「問合せがほとんど無いので、100万円ほど売却価格を下げようと思う
のですが、どうでしょうか?」
もちろん、値段を下げたほうが売れやすいとは思いますが、物件価格
に対しては3%ほどの値引き。
それぐらいの差で問合せが増えるとは思えません。
関心のある人ならば、既に値段交渉をしてきているはずです。
「どうせ100万円を投資するのでしたら、買主側の業者さんにも同額の手
数料をお支払すると広告した方が、まだ有効ですよ」
とお話しました。
この物件を、その条件で自分のお客様にご紹介するか、と言われれば、絶対にしないんですけど、、
LINEで毎日最新相続知識をお届けしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?