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掘削承諾からのご縁

仲介させていただいたマンションの前面道路が私道でした。
その私道の持分を、マンション所有者の方が少しでも持っていれば、問題はありません。
マンションの所有権と一緒に私道の持分も移転させてしまえば良いのです。
ちゃんと舗装を元に戻すのであれば、水道管やガス管の引き込み工事のために掘削しても大丈夫です。

でも、その私道は、登記簿を調べると地元の大地主さんが単独で所有されていました。
さぁ、どんな地主さんでしょう。
たま〜にいらっしゃる、
「他人の得は自分の損」
と思うような方だったりすると面倒だなぁ。
なんて思っていても仕方ないので、資料だけ揃えてピンポン。
大地主さんは、ランニングシャツ姿。
「お、いいよ。ここにサインすれば良いの?」
その場で掘削承諾書にサインしていただけました。
「めっちゃ良い方!」
とこちらが思ったのが伝わったのでしょうか。
それから8年、借地更新などのご依頼を継続的に頂いています。


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