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この不動産鑑定の使い方を知っておけば大損しないで済みます

不動産を売るときに、権利証があるかを探す方は多いですよね。
でも、その不動産を買った時の売買契約書を気にする方は少ないように思います。
でも、実は、権利証よりも買った時の売買契約書の方が大事なのです。

不動産を売った時に利益が出た場合には、その利益に対して譲渡所得税がかかります。
この利益の計算をするにあたっては、いくらで買ったのか、が大事になります。
2,000万円で買ったものが5,000万円で売れたら、3,000万円の利益があり、それに課税されることになります。
税率が20%ならば、600万円の譲渡税がかかることになります。(ここでは減価償却と譲渡費は省略します)
この税額を計算するために重要なのは、2,000万円で買ったということを証明すること。
それを証明するために、買った時の売買契約書が必要になるのです。

もしも、それを証明できないとどうなるのか、というと、売った金額の5%の金額で取得したものとして計算します。

となると、5,000万円で売れた場合には250万円が取得費となります。
4,750万円の利益があることになり、譲渡税は950万円も取られてしまいます。
契約書があった場合と比べて350万円も余計に税金がかかってしまうのです。
権利証を失くした場合は司法書士に払う費用はせいぜい10万円であることを考えると、金額によっては売買契約書を失くしてしまった方がダメージが大きくなってしまうのです。

と、脅してしまいましたが、買った時の契約書が無い場合でも方法は残されています。

それは不動産鑑定を使うこと。
買った時の金額を鑑定するのです。

先の例の場合に2,000万円の不動産鑑定書を付けて確定申告することで、購入時の売買契約書を失くしていたとしても、譲渡税を600万円に戻すことができるかも知れません。
ただ、それを税務署が認めてくれるかは分かりませんし、不動産鑑定には安くても30万円くらいはかかってしまいます。
やはり売買契約書はきちんと保管しておきたいところです。

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