大事なこと

カメレオンのベロをつまんでみました

そしたらもう朝でした

日が沈むのも気づかないくらい
カメレオンの瞳は潤っており
あぁ彼女(これでオスはあり得ないから)はきっと
セミの鳴き声にすら恋をするんだろうと感じました

夕方から夜にかけての鈍行列車とは打って変わって
何もかも忘れさせようとする深夜からの特別急行

時計が回るスピードであなたのことを嫌いになれたらなぁ~だなんて
思いながら鼻水をすすった午前三時

カメレオンは今もなお、とげとげが多い

でもね。ほんとはね。

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