2LDK 観劇レポ
*この記事は2010年8月1日に書かれたものの再掲載です。
青山円形劇場で2LDKを見てきました。
観劇は5月5日というサボりすぎもいいところです(笑)
今回の舞台、キャストは2人。
しかも日替わりキャストでその人がその役を演じるのは1回しかないんです。
5日間舞台やっていたんですが、全部の公演全く違う舞台ができるってことです。
で、日替わりキャストが小川麻琴と肘井美佳
小川麻琴は元モーニング娘、美佳ちゃんはスイッチを押すときの永やんの相手役!
女優さん二人とも知ってる回が5月5日しかなかったので、見に行けてよかったですー!
とりあず、美佳ちゃん本当ほそっこい。
でもなんとなく声小さくて聞き取りにくいイメージが……
麻琴ちゃんは滑舌が少々気になったかな……?
内容は、女優志望でルームシェアしてる二人が、次の主演についてひたすら喧嘩する、という話し。
筋のあるストーリーというよりは二人がバイオレンスに喧嘩していく場面が延々と続いていくという感じです。
二人にも過去があってそのトラウマが絡んできてトランス状態になったり過呼吸になったり、殺人事件一歩手前まで発展したり、結構激しい演技をしてました。
トマトジュース頭からぶっかけたり、わさびを顔面に塗ったりフルーチェ投げつけたり 。
かと思えば箸を剣代わりにして殺陣があったり 、叫んだり、怒鳴ったり、なんか美佳ちゃんのイメージがぶっ壊れました。
正直笑っていいのか悪いのかわからないシュールなギャグがちょくちょく出てきて……面白くて笑っちゃうんだけど、ちょっとなーみたいな。
まさに修羅場を見ている感じ。
本人は真剣だけど周りからみたらケンカってあんなに面白いのか、と(笑
なんか、舞台の迫力がすごすぎて照明とか正直覚えてないです(笑
本当、女って怖いなーと思わせる内容でした。
以下あらすじ (ネタバレあり)
美佳ちゃんの役は先輩女優。
派手で体で仕事をとってるだの言われるくらい目立つ高飛車な女。
その上だらしがない。
麻琴ちゃんの役は新人女優。
対照的に真面目で大人しい清純派。
でも心の中は結構黒い。
二人は同じ事務所に所属しており、ルームシェアを上からの命令でしている。
同じ役の最終オーディションまで残っており、それが原因なのか元からそうなのかはわからないが、非常に仲が悪い。
しかし互いに繕って表面は仲良くしている。
明日は最終オーディションの結果が届く。
互いに気が立っているのか些細なことから衝突して、それから喧嘩に勃発。
今まで互いの気に入らなかったところを上げ、手を出す足を出す物を投げる……結局朝まで大喧嘩に。
美佳ちゃんの役は過去自分の愛人の妻を自殺に追い込んだことがあり、赤ちゃんの泣き声が聞こえるというトラウマがある。
麻琴ちゃんの役は小学校(中学校?)の時、舞台の主演をすることになったが過呼吸を起こし役を下ろされてしまい、それから過呼吸持ちに。
互いに過去を思い出し、トランス状態になったり過呼吸で倒れたり。
朝、二人の顔は傷だらけ痣だらけ。
そんな時、電話が鳴る。
結局、二人を主演にしてダブルキャストで映画を撮ることに。
蟠りのなくなった二人は缶ビールで乾杯し、仲直りをするのでした。
これは他の日のキャストさんも見てみたかったです。
違う女優さんが演じるとどんな舞台になるんだろう……