もっとも難しい決定

社長の決定で最も難しいのは、「捨て去る」という決定である。

社長の決定のうちで、何が最も大切で、何が最も難しいか、という問いに対しては、躊躇することなく「捨て去る」ことであると答えるそうだ。論より証拠、優秀会社は例外なく「捨て去る名人」であり、破綻した会社は例外なく「切り捨て音痴」である。

捨て去ることの難しさはよくわかっているつもりである。これは私自身の性格からくる特性かと思っていた、しかしどうやら別にもありそうだ。社長とは、選択の連続に迫られる。とりあえず取っておきたい、といった心理も働く。大切なのは、潔さと決定にたいする責任か。必要なモノだけで良く、シンプルな方が経営のあらゆる局面において良いということを経験しておく事もポイントかと思う。


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