勇敢な決定

社長とは、「経済に関する危険を伴う意思決定をする人」である。

経営者は勇敢に、潜在する可能性に取り組んでいかなければならない。危険を恐れてはいけない。革新的であればあるほど危険も大きい。危険を伴わない決定など、会社の将来に大した影響のない次元の低い決定だ。
また革新的な決定は、危険だけではなく同時に社内の抵抗や批判も多い。部下が悲鳴を上げたり、尻込みするような決定でなければ、優れた決定とは言えない。

潜在する可能性に取り組むこと、革新的な決定、これらは金額の多い投資や今までと異なる事業展開、変化を伴う新しい取り組みなどと考えられる。振り返ってみると、比較的大胆な決定をしてきた事もある。そのたびに社員の皆は大きな抵抗をしただろうか?幸い抵抗はなかったように感じている。それはMGなど社員研修をしてきた賜物なのか?または危険を伴うようなレベルの意思決定にまで至っていなかったからなのか?
いずれにしても経営者は、現状に満足をせず課題を把握して、あるべき姿・ありたい姿に大胆に果敢にチャレンジして行くべきだ。その根底にあるのは、経営者のモチベーションだと思う。経営者の”やる気”を出す。わたし自身の教訓としてだけではなく、この視点を忘れずに診断士としても企業支援をしていこう。

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