補助金で利益出て税金払って・・・

ロナ対策で補助金が多い。
資金繰りが助かるよね!
でも、結果、利益が出て、納税が!
って感じで、たびたびお問い合わせを頂戴する。

はたしてそれだけか・・・。

シミュレーションをしてみよう。

設備投資に対する補助金の例。

大型機械を200で購入。
F5は20だ(ジュニアルールで)。

事例① 通常投資(補助金なし)
MQ 300
F  200(F5含む)
だとすると
G  100で、
税金 50
配当は無視。

事例② 補助金あり
設備投資200に対して補助金100のケース。
MQ 300
F  200(F5含む)
ここまで一緒。
F  -100(補助金をF3で処理)
を加算して
G  200
税金 100

お~!税金が倍になった!

って、ココで話しがつまる。

今日はここからヤツに登場してもらう。

事例③ 補助金あり(圧縮記帳)
MQ 300
F  200(F5含む)
F  -100補助金
F  +100圧縮損を計上
上のを合計して
G  100
税金 50

お~!税金が減った~!

圧縮記帳ってヤツに登場してもらった。

画像1

設備投資に補助金分を合体させる感じ。
だから、
設備投資額は差し引き100で、
つまりはF5は10になる。
よって事例③のF200は本当はちょっと違う。
便宜上、無視した。

画像2

更にだ!

これすると、
次年以降はF5が20じゃなくて10だから、
その分、Gが出るわけで、
つまりは税金が多くなる。

そう!

利益の繰延っぽい。よね。

でもこのへんを知っておくと、
資金繰り計画とかにも有効だ。

いま、

大型補助金の話題をよく聞く。
計画書作成の依頼もちょいちょいいただいている。

圧縮記帳は、もろもろ条件あるけど、
大きな投資&補助金の場合は、
活用できる場面が多くなりそうだし、
経営者は知っておいて損がない。

この辺はMGやってると、
グッと理解が深まるし、
深読みができるよね。

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