阪口珠美ちゃんとの思い出


はじめに

推しが卒業発表したので、思い出を振り返ろうかと思い(早い)、noteを書くことにした。いざ書き終わってみるとキモいぐらい長いし、ただのオタクの自分語りなので読まないほうがいい。
読むとしても、「今更どの口が言ってんだ」と言うのはナシで。



本題


2024年5月22日
阪口珠美ちゃんが乃木坂46からの卒業を発表した。


私はこの日、別のアイドルのライブに行っていた。
終わってからも口角が上がったまま下がらないくらい楽しいライブで、「遠征して来て良かった〜」とホクホクしていた。推しが卒業発表してるなんて微塵も思わずに。


会場の出口に向かいながらXのトレンド欄を見た。

『卒業発表』と『阪口珠美』の文字が並んでいた。


正直、「今かよ」と思った。

まじか。あーーーそうか、今日か。いつだ、18時半、、ちょうどライブ始まった時間じゃん。まじかよ、、、ついに来たのか、思ってたより早かったな。あー本当に卒業だったんだ、、なんで今、、、ライブの余韻浸れないじゃん、、、(←最低)

珠美ちゃんは関係ないけれど、この日は私が好きな別のアイドルグループも解散発表をしていた。さすがに小峠になった。(なんて日だ!)

ついさっき終わったライブの興奮が残っていたことと、連番相手がいたことで、その瞬間は泣いたりとかすごく悲しくなったりとかはなかった。
「やだよ〜」(たにさや)って言えるぐらいには元気だった。今思えば、現実逃避で声真似してたとしか思えないが。21時からの配信は、見なかった。



珠美ちゃんは、いくつかヒントを出してくれていた。"匂わせ"って言葉があるけど、匂わせてるっていうか、単純に教えてくれたんだなって思う。

珠美ちゃんを一途に推している人は、それっぽい雰囲気を感じる時がきっとあったんだろうけど、私はそういうのは全然わからないから教えてくれた珠美ちゃんは優しいなと感じた。

珠美ちゃんが教えてくれなければ、私は京都のリアルミーグリに行っていなかったから。




珠美ちゃんを好きになったきっかけは、乃木坂工事中のビビリクイーン決定戦の回。当時17歳の彼女は、部屋に入ってすぐに、何が入っているかわかんないでっけぇ箱を何の躊躇もなく開けようとした。
(ちなみに珠美ちゃんは私の一つ上の学年だが、珠美ちゃんのことは"とても可愛らしい年下の女の子"みたいな目で見ていた。)
そして、少しの葛藤の後、箱を開けた。
飛び出すクラッカーの動きを真似るかのように両手を大きく広げ、「うわー!」とリアクションした。


は?かわいすぎんだろ!!!!!!


スタジオの先輩メンバーが「かわいい〜!」と口々に言う中、私も無事珠美ちゃんの虜になったのである。その後もスタッフさんとずっと笑顔で大きなジェスチャー付きで喋る珠美ちゃんを見て好きになった。すごくかわいかった。今でも、アイドルのリアクションの中であの珠美ちゃんが一番かわいいと思っている。たぶんこの先も。






初めて珠美ちゃんと握手をしたのは2019年7月7日。『Sing Out!』の個別握手会。


阪口珠美ちゃんはこのシングルで初めて選抜メンバーに選ばれた。純粋に嬉しかった。「おめでとう」と伝えに行こうと思った。
話した内容や珠美ちゃんの表情や反応は覚えてないけど、すごく幸せだった記憶はある。
これからも応援しようと思った。


この時じゃないけど、
ライブやテレビの『Sing Out!』でサビ前のれんたまが目を合わすところが好きってことを伝えたら、「珠美も好き!」と言ってくれて嬉しかった。
いいよね、あそこ。





約4ヶ月後、再び珠美ちゃんに会いに握手会へ行った。

「お久しぶり、ですか?」

私のことを覚えていた。人生初のアイドルからの認知である。やばい。本当にやばい。(語彙力)
2周目で、なぜ私のことを覚えているか聞いた。

「えー、、顔。」

おかあさん、この顔で産んでくれてありがとう。
とは思わなかったが、阪口レーンがほぼ男性だったことと、当時メイクをしたこともなくいかにも運動してます!みたいな日焼けした真っ黒な顔のまま行ってたのが理由だと思う。
嬉しかった。というか、興奮した。阪口珠美ちゃん一生推す!!と思った。

興奮と頭の悪さが滲み出ているストーリー


コロナ禍で直接会えなくなりオンラインのミーグリに切り替わったときも、珠美ちゃんは私のことを覚えてくれていた。嬉しかった。初めてのミーグリではバイバイしてから泣いた。その時は知らなかったけど、接続が切れた後も向こうからは数秒見えているらしい。そういうことは早く言ってくれ。恥ずかしい。


珠美ちゃんと話すのはすごく楽しかった。どこかのシングルでめちゃくちゃ券を取って、めちゃくちゃ話した。本当にめちゃくちゃ喋った。ライブでの珠美ちゃんの好きなところを伝えることが多かったと思う。
「褒めてください!」とよく言っていたので目一杯褒めた。珠美ちゃんはニコニコしながら「嬉しい〜」と言ったり、眉毛をハの字にして「ありがとう〜」と言ったりすることが多かった。とてもかわいい。まぁ、反応がどうというより、自分の伝えたいことを伝えられて満足していた。シングルごとの最終日には「いつもありがとうね」と言ってくれた。こちらのセリフである。


いつかのミーグリで「友達みたいに喋れて楽しい」と伝えたら、「ねー!友達みたい!」と言ってくれてすごく嬉しかった。距離が縮まっていると感じた。



珠美ちゃんに選抜に入って欲しくて、ミーグリの券を頑張って取っていた時期もあった。珠美ちゃんの選抜への気持ちは痛いほど伝わってくるし、頑張っている子が報われるべきだと思い、自分のできる範囲でミーグリの券を取った。



それでも、いつからか珠美ちゃんと話す時間が徐々に短くなっていった。色々理由はあるけれど、珠美ちゃんのことが好きじゃなくなったとかではない。



申し訳なさはあった。トークでミーグリの宣伝をしてくれるたびに、ごめんねと思った。烏滸がましくも思えるし、薄情なオタクだという自覚もある。数枚分話しているときも、「珠美ちゃんはどう思っているんだろう。何も思わないでほしい。てか私のこともう忘れてるかな。」とか色々思った。もうたまみ推しを名乗れないなと思い始めた。


少し話は逸れるが、
推しメンと話すことがないと言ってるオタクは、自分に相手に合わせた話をする力、話を広げる力がないだけだから推しメンのせいにするな、と言ったようなツイートを目にしたことがあるが、その通りだと思う。



時系列がおかしくなってる気がするが、31枚目の話もしたい。
齋藤飛鳥さんの卒業シングル『ここにはないもの』で珠美ちゃんは選抜入りした。
初披露の配信で珠美ちゃんが画面に映ったとき、涙が溢れてきた。嬉しかった。
30枚目で珠美ちゃんが憧れの先輩と最後に一緒の曲を歌うことができなかったことが、私は悔しかった。31枚目での選抜入りがその悔しさを消すことはないけれど、それでも嬉しかった。真っ白な衣装を着ている珠美ちゃんはキラキラ輝いていた。
デコルテが綺麗。
初選抜曲でセンターに立っていた飛鳥さんの卒業シングルで再び選抜入りし、素敵な楽曲を披露する珠美ちゃんを見れたことは本当に幸せだった。







珠美ちゃんの好きなところはいっぱいあるけれど、やっぱりパフォーマンスかな。私はパフォーマンスオタクだし。(自称)(そうですか)
ダンス。しなやかさ。キレのある動き。骨ない?みたいな腰の動き。グッと力を入れるところと抜くところのメリハリ。ブレない体幹。指先足先まで意識が行き届いているところ。揺れるポニーテール。目線を上げるタイミング。綺麗なターン。ただの移動にならない、ステージをランウェイにしてしまうような歩いているときの姿勢。急にドキッとするような大人な表情。思い出ファーストの「考えなきゃね」の首の傾け方。かわいいかわいい笑顔。
他にもいっぱいある。

全部全部だいすきだった。
ステージに立つ珠美ちゃんがだいすき。


耳が悪いことを知ったときはすごく辛かった。辛いのは本人なのに。代われるものなら本気で代わってあげたかった。私の健康な臓器をすべてあげたかった(珠美ちゃんより健康な臓器など私には無い)。直後のミーグリでは泣きそうになりながらどうにか堪えたけど、ペアだったでんちゃんの時にめちゃくちゃ泣いてしまってた。でんちゃんごめん。

それでもステージに立つ選択をしてくれてありがとう。頑張ってくれてありがとう。




珠美ちゃんのことが大好きな後輩ができて、溺愛する後輩もできて、お散歩がお仕事に繋がってレギュラーになって、嬉しいこといっぱいあったなぁ。


レギュラー番組でも珠美ちゃんの真面目な部分がいっぱい出てた。以前学んだことをちゃんと復習して覚えていたり、ちゃんと勉強してるんだって言ってたり、本当にそういうところが好きなんですよとなった。同じお散歩娘のひなみんともすぐに仲良くなってた。
つくづく思いますが、"ひな"ちゃんに縁があるね^^








ひとつ、どデカい思い出があったことを忘れていた。

一念通天

乃木神社にて行われた成人式で、彼女は、乃木坂カラーである紫色の振袖を身に纏っていた。
「紫が昔から大好きなので、薄紫にしました。」とコメントした。かわいい。


この振袖の色味がめちゃめちゃ好みだったのだ。翌年に成人式を控えた私はまだ振袖を決めておらず、そもそも成人式に出るかどうかも迷っていた(というかほぼ行く気がなかった)。そんな風に思っていた私が直感で「これ着たい!」と思ったのである。
ありがたいことに、珠美ちゃんに振袖を提供したお店がツイートをしてくれていたため、自分も同じように予約することができた。あの時のスピード感は結構なものだった気がする。
そして翌年、珠美ちゃんと同じデザインの振袖を着て成人式に出席した。久しぶりに会う友達ばかりで、来てよかったと思った。きっかけをくれた珠美ちゃんに心底感謝している。

近くで見るとキラキラのラメが^^

ミーグリで写真を見せると、
「おー!わぁ!やっぱかわいいねぇ!」
と喜んでくれていた。嬉しかった。ちなみにこの時、スマホで画像を見せてしまい、初めて"警告"の文字が出てきた。







なんやかんやあって、最近は細々と応援するようなスタイルになっていた。もう一度言うが、決して好きじゃなくなったわけではない。





2024年5月6日、久しぶりの対面に行った。握手はできないリアルミーグリ。
絶賛就活中だった私は、内定が出るまでリアルミーグリに行かないと決めていた。そんな私が来た。珠美ちゃんがヒントを出してくれていたから。
覚悟を決めなきゃいけない時が来たんだなと思った。


まぁそれはひとまず置いておいて、京都パルスプラザへ。クソ立地。インテックス大阪でやれ。


クラゲヘアというのか、かわいい。


久しぶりに間近で見た珠美ちゃんのかわいさに頭がクラクラした。あの頃の癖で(?)手を差し出しそうになってスタッフさんに制止された。あわてて手を引っ込め、倒れないように踏ん張りながら、「写真集おめでとう」と伝えた。きっとあの日何人もの人から言われただろう。珠美ちゃんは、

「ありがとう〜」

と言った。いつもと変わらない笑顔で。







珠美ちゃんに直接会って話せる最後の機会で話したのは就活の話。


「面接緊張するんですけどどうしたらいいですかね?」

🩰「うーーーーん(長考)、人だと思わない」

「野菜的な?笑」

🩰「うん、もう何も思わない笑」

「おっけー笑 ありがとう〜👋」

🩰「うん✊👋」



第一志望の企業から内定貰ったよ。最終面接めっっちゃ緊張したけど、面接官を人だと思わず()無でやったよ。珠美ちゃんのおかげだよ。
内定が出たことはまだ伝えられていない。伝えられる時は来るのだろうか。


後から考えたら、最後に交わした会話が就活の話ってなんだかな〜笑 とか思っちゃう。それでも話せて良かったと、卒業発表を受けた今なら思う。本当にありがとう。




遅くなったけど、写真集発売おめでとう。
いやーーーびっくりびっくりだよ。珠美ちゃんはスーパーウルトラ努力家だし、体型管理もいっぱい頑張ったんだろうなって今からすっごく楽しみだし、もうすでに出ている先行カットもどれもかわいくて好き。手元に届く日がおたまのしみだ〜。





卒業発表があった日、連番相手と別れ、夜行バスで一人になったとき一気に寂しさが襲ってきた。優しい珠美ちゃんは教えてくれていたのに。いざこの日が来ると言葉にできない、こんな感情になるのか。
どうにか寂しさを紛らわせるためにその日のライブで披露された曲を聴こうかと思ったがそんな気分にもならず、何の音も発さないイヤホンを暫くつけていた。

じわじわと推しの卒業の実感が湧いてきて耐えられなくなった。イヤホンに仕事をさせることにした。真っ白なキャンバスというアイドルの『モノクローム』という曲を流した。ちなみに、冒頭でチラッと言った同日に解散を発表したアイドルとは、真っ白なキャンバスである。

歌詞に共感したとか珠美ちゃんを思い浮かべる曲だとか、そういうのはなかった。この曲の解釈もイマイチできていない。なぜこの曲なのか分からないけれど地元に帰るまでこの曲を聴き続けていた。これから先、モノクロームを聴くとこの日を思い出してしまうんだろうなと思った。





珠美ちゃんを推してて本当に楽しかった。後悔はないと言ったら嘘になる、、かも。本当に推しきったか?と言われると答えはノーだろう。それでもあの楽しかった時間は嘘じゃないし、一緒に坂を登れてしあわせだった。心底ありがとう。







乃木坂46になりたかった阪口珠美ちゃん。

アイドルになってくれてありがとう。
乃木坂46の3期生を選んでくれてありがとう。
あなたに出逢えた私は幸せ者です。
たいした支えにもなれなくてごめんね。
これからの人生もどうか楽しんで、しあわせに過ごしてください。いつでもどこでも頑張り屋さんの珠美ちゃんならなんだってできるし、どこへだって行けると信じています。

本当に、本当にありがとう。



あと残り約2ヶ月の乃木坂46としての時間も悔いなく過ごせますように。最後まで阪口珠美ちゃんが笑顔で過ごせますように。




https://youtu.be/DxldvznBviQ?si=RBnq9YfqhEhOgzhy




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