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【樽見鉄道】弾丸・日帰りローカル鉄道の旅 岐阜県樽見鉄道で鮎三昧

出発2日前に行き先を決め、前日夜に必要最低限の情報収集のみして出かけました。

行き当たりばったりの旅なので、行き先でのハプニングは必ず起きます笑
そのためスマホは必須です。見知らぬ土地で一人、頼れるものはgoogle先生しかありません。一人旅の時はスマホバッテリーもいつも持っていきます。
あとは電車に乗る時(特に乗り換えが多かったり、ローカル線で数時間に1本しかない場合など)は乗り遅れると大変なので、もしもの時のために紙でも時刻表を持っておくと安心だと思います。
タクシー運転手さんや、地元のお店屋さんとかと気軽にお話ししてみるのも楽しみの一つです。


樽見鉄道

出発地・大垣駅から終点・樽見駅まで片道約1時間弱、岐阜県揖斐川沿いに南北に走るローカル線です。赤、黄色、水色などカラフルな電車が1両でコトコトと山や谷を超えて進んでいく様がかわいらしく、約1時間に一本のダイヤとなっております。春は桜が有名で、夏は涼しげな川と鮎料理、秋は紅葉、と季節ごとに自然豊かな情景が楽しめるようです。


大垣駅


JR大垣駅で東海道本線から樽見鉄道に乗り換えました。ホームの隅っこの方に真っ赤な1両電車がいると思ったら、こちらが樽見鉄道の乗り場でした。
樽見鉄道窓口で、1日フリー乗車券を1,600円で購入しました。するとなんと本巣地域で使える1,500円商品券もついてきて、とてもお得でした。(※商品券は期間限定配布のようです。)

樽見鉄道「もとまる1日乗車券 大人」

お得なきっぷ|樽見鉄道

とりあえずこの赤い電車に乗り込んでみます。
バスみたいに後乗り前降りと決まっているらしく、乗車の際に整理券をとり、降車の際に運賃を現金で支払うようです。私はフリー乗車券なので車掌さんに券を提示すればよく、何回か乗るうちに乗車ルールに慣れてきました。乗客は地元のおじいちゃんおばあちゃんらしき方々数名と、観光客らしき中年男性グループ、私とまばらに座りました。


10:41(大垣駅出発)→11:25(木知原駅到着)


まずは木知原駅に到着しました。
駅降りてすぐの「あゆ専科 山びこ」さんにて鮎料理をいただきます。

そばに川が流れており、水流のせせらぎをききながら鮎を頬張ります。どの料理もおいしかったですが、特にお刺身がプリッとしていて新鮮です。
真っ昼間から酒も開けちゃって、もうサイコゥ!サイコゥ!

あゆ料理を満喫

追加の鮎の唐揚げ。

あゆの唐揚げ

Instagram (@yamabiko8989)


次の電車まで時間があるので、木知原駅周辺を散策。
お昼時、ちょっと歩くだけでもさすがに暑かったですねぇ。。

川と赤い橋


12:54(木知原駅出発)→13:20(樽見駅到着)


せっかく樽見鉄道乗りに来たんだから終点までいこうじゃないの、ってなわけで、樽見駅を目指します。木知原駅より先は谷や橋が多くなり、木々が生い茂り自然豊かな車窓風景へと変わってきます。
樽見駅につきました。

樽見駅にて

樽見鉄道といえは樽見駅付近の薄墨桜が有名で、また桜の季節に来れたらいいなと思いました。
しかしここで第一のハプニング、目的地の一つであったうすずみ温泉が今年3月に閉館したとの情報が。。鮎を食べて温泉でまったりしたいと思っていのですが、、よく調べないとこういうことになりますね。
うすずみ温泉が閉館中のため樽見駅で滞在はせず、10分程度のインターバルのち折り返し電車(大垣行き)に乗ります。



13:32(樽見駅出発)→13:54(谷汲口駅到着)


さて時間が余りました、何しようと思っていたところ、谷汲口駅付近に日本遺産の華厳寺があるようなので急遽そちらに行ってみることにしました。
突貫情報収集によるとコミュニティーバスを利用し谷汲口駅から10分程度で着くとのことだったので、とりあえず谷汲口駅にて降車。
ところがバスを待っていたところ一向に来る様子もない。。なんとバス時刻表を確認すると平日は1時間前までに予約しないと来ないことが判明しました。(第二のハプニング)
次の大垣行き電車が谷汲口駅に来るのは1時間半後、駅から華厳寺まで片道約4800m、徒歩で往復2時間。これは絶望です。
悩んだ末、タクシーにて華厳寺に向かいました。せっかくここまで来たのだし、何より電車が来るまで1時間半も一人でベンチで待ち続けるのは辛いですからね。


華厳寺到着。さすが日本遺産。来てよかった。
こちらどんと構える立派な仁王門。

華厳寺仁王門

神聖な雰囲気を感じながら本堂を目指します。
もみじの木々と御堂や灯籠を写真に収めつつ、秋は紅葉してさぞ綺麗になるだろうと思いました。
せっかく苦労して来たので、記念に御朱印をいただきました。

西国第三十三満願霊場 谷汲山華厳寺



15:25(谷汲口駅出発)→15:44(モレラ岐阜駅到着)


そういえばフリー乗車券と一緒にもらった1,500円商品券がまだ使えていません。せっかくなので地元民御用達(byタクシー運転手さん)の「モレラ岐阜」というショッピングモールに行ってみることに。

モレラ岐阜外観

GUやユニクロ、雑貨店や飲食店が入るショッピングモールで、これは地元の●オン的なものだと理解しました。TOHOシネマやラウンドワンもあり、家族のお買い物や中高生の遊び場にぴったりですね。

モレラ岐阜公式HP | MALera



16:52(モレラ岐阜駅出発)→17:17(大垣駅到着)


行きの電車とはうって変わって、地元の学生さん?がどやどやといっぱい乗車されてきました。満席かつ吊り革につかまっているお客さんもいっぱいになり、さながら名古屋の地下鉄並みに混んでおり暑いくらいでした。
樽見鉄道は観光用の電車というだけでなく、地元の人からも愛されて毎日使われるインフラなんだなと思いました。写真写りの良い観光地をめぐるだけでなく、地元の人々の何気ない毎日や生活を感じられる旅が好きです。
モレラ岐阜にて無事1,500円商品券も使うことができ、毎回の乗車賃準備の手間も省けたし1日フリー乗車券は買ってよかったなと思いました。


鉄印


今回の旅で気になったのですが、地域のローカル鉄道ごとに御朱印ならぬ「鉄印」というものがあるそうです。(樽見鉄道では本巣駅で購入可能です。)
鉄印帳なるオリジナルブックにしか押印してもらえないらしく、私はまだ持ってなかったので今回は買えなかったのですが。。。
最近ローカル鉄道に興味があるので、鉄印集めてみるのも楽しそうかななんて思ってみたり。

鉄印帳|たびよみ