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拝み屋見聞録 其の四 【土地の因縁~土地の善し悪し~】

拝み屋見聞録 其の三 【土地の因縁~土地の善し悪し~】
拝み屋稼業の家に生まれ、跡継いで早、20年。様々な業種の方・年齢層の方達の相談を受けてきた。人の悩み・疑問と云うモノは諺の通りに十人十色・千差万別である。
最近、相談者からお聞きした話・悩み・依頼内容を話していると周りが「面白い」「そんな事があるのか」と感心される。この際「面白い」「そんな事があるのか」と云われる位なら文章にしてみようと。

文章を記す前提として、営利を目的としていません。無論、個人を特定される文章なので(仮称)にしています。それ以外は直接本人より聞いた体験談または私の体験である。只々、書いたモノを誰かが読んで面白いと思っていただければ、それが私の何よりの感謝の極みである

拝み屋見聞録 其の四 【土地の因縁~土地の善し悪し~】
この仕事は霊現象の相談を受けるばかりではなく、様々な問題の相談を、
お聞きする。家を建てたいのだけど土地が大丈夫か不安だから観て欲しい。建売住宅を購入したのだが入居前にお祓いして欲しい。主な相談内容だ。

ネットで【土地 因縁】で検索すると、まぁ色々なサイトがあるし、大体のサイトは“土地の因縁は怖い・・・・”とある。いくら拝み屋とは云え❝人間には見えない世界❞の話を論じたい為に書いてる訳では無いので、コレを
読まれている皆さんにも分かりやすく建設的に書きたい。 

その家庭Aさんの息子(当時中二)がスポーツで骨折をして一年経過しても治らなうえに、腫れが引かない。大きな病院で見てもらって手術も受けたが治らない。と、なると、やはり❝人間には見えない世界❞が原因してるかも?となる。ある拝み屋さんに家を祈祷して貰うと「この土地の前の持ち主が
この場所で亡くなっていて未だ成仏していない」それから土地の以前の持ち主を探しだすと確かにその土地で亡くなっていたし、その方のお墓まで探して拝んでもらったのに良くならない。Aさんの家は購入時、更地で新たに
建物を新築されている。だからその成仏されてないとされる未成仏霊は現在の家で亡くなっているのではない。家が前の所有者のままなら未だ霊が憑りついていて・・・も理解できるが?
相談を受け後日ご自宅にお邪魔して家祈祷を行う事にした。家祈祷を行って神託を仰いだ結果《障り=成仏していない霊は無い・別の治療方法・別の
医者・別の病院にて受診》と出た。Aさんには先ず①今の医者で別の検査
方法?別の治療方法をお願いする②それでもダメなら他の病院の受診を。
お伝えした。
数日後Aさんから連絡があり「①をしてみた。そうすると別の検査方法が
あるので行ってみようとなり、そうすると別の原因が見つかり再手術を行い無事成功した」との事。それから数年後に別件で相談にお出でになられた際にお聞きすると息子さんは無事回復して高校に進学、当所の希望の学校ではなかったものの新しいいスポーツと出会い元気との事。
要は医者の診断ミスだったのだ。そのおかげで息子さんは中学生活の一年間という貴重な時間を運動が一ミリとも出来なかった。
どこぞの拝み屋が言った、土地に憑いてる以前の持ち主の未成仏霊などでは無かった。土地の因縁では無かったのだ。今、考えてもその医者といい、その拝み屋といい、まぁ無責任というか、責任感が無いというか「おまいら!それでも本職かね!」と思う。もちろん〔土地の因縁〕しか考えられない件もあったが、それはいつか。今回は〚皆さんにも分かりやすく建設的に
書く〛ってのがコンセプトなので

因縁と聞くとやはり怪し・恐ろし・怖しの三点セットだが良くも悪くも«因縁»というモノは私たちの生活に作用しているのでは?スポーツなどでは“因縁の対決”なんて良く聞きますよね?原因・起因・要因の三因の法則と勝手に呼んでいます。因=事の起こるもと。縁=物事の繋がり。関わり合い。とある。物事には何等かの“元”があり、それ=“元”によって何か?と何か?が繋がる事を«因縁»と理解しています。
人間も動物も気候も宇宙も因が有って縁で関わりあうのでは?ちょうど日本列島が梅雨入りしたとTVで見ていると梅雨も«因縁»で起こるのでは?

でも、やっぱり怪しい話も書こう次回は🖊

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