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Line Payの銀行振込について考えてみた

LINE Payが銀行口座への振込に対応した、というニュースが巷を賑わせましたね。このLINE Payの銀行振込対応について、ユーザーにとってどんな影響があるのかを考察し、その内容をnoteします。

そもそもLINE Payとは?

LINEが運営しているスマートフォン等にQRコード等を表示させて実店舗での支払いを実施できる、いわゆるキャッシュレス支払いの手段の1つです。ほかには、キャッシュバックキャンペーンでインパクトを与えたPayPayに、楽天が運営する楽天pay、docomoのd払い、メルカリが運営するメルペイなど、さまざまな企業が参入している注目の領域ですね。

なぜ銀行振込に対応したのか?

そんな群雄割拠のQR決済において、銀行振込に初めて対応したのがLINE Payです。銀行振込に対応するという発表を12/09にリリースしました。

こちらのリリースの提供背景に、今回LINE Payが銀行振込に対応することで考えた思惑が伺えました。

日本国内においては、成人のほぼ全員が一つ以上の銀行口座を保有していることもあり、銀行口座振込でのお金のやりとりは法人から個人まで日常の様々なシーンで利用されています。そのため、日本のキャッシュレス決済比率は約20%と言われていますが、銀行口座を使った支払いを含めれば約50%まで引き上がるとも言われています。
*参照元:2017年「未来投資戦略2018」

つまり、キャッシュレス決済を普及させたいんですよね。銀行振込に対応することで、キャッシュレスの割合を増やす、かつ通常の銀行振込より利便性が上がるUI/IXを提供することで、LINE Pay自体の定着を高める、そんな背景があるのではないでしょうか。

銀行振込に対応したことのユーザー視点の価値

これは間違いなく、銀行振込が今までより楽にできる・ハードルが下がるという点ですね。今までは口座番号まで知らないと振込が基本的には行えませんでした。しかし、LINE Payでは、相手の名前と電話番号・Eメールアドレスのいずれかを知っていれば振込が行えます。
銀行振込の概念が変わるようなインパクトですね。

気になるポイント

しかしながら、本当にこの機能が使われるかどうかは少し疑問が残ります。

私は個人として銀行振込をあまり使っていません。

日本での銀行振込に多いのは企業間の支払いにおいてではないでしょうか?

企業間の支払いにおいて、LINE Payが使われる未来はまだまだ先のはず。

そこんとこどうなの?LINEさん

本当にキャッシュレス支払いの普及に一石を投じることができるのでしょうか?

今後の動向が楽しみです。




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