ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#106
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒だけなく、卒業生や看護師を志す、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#106 :色彩が体に及ぼす影響
病人の食事には注意を払わねばならない。それと同じで、心地よい風景や花、可愛らしい物でほどよく変化を持たせることで安らぐことが非常に多い。
光自体が安らぎをもたらすことも多い。病人がいつも口にする「朝が来る」のを待ちわびる気持ちも、たいていの場合、光への欲求であり、悩める病人の心が目前のさまざまな物が与える安らぎの記憶への欲求なのだ。
(2023年9月22日配信)
フローレス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年:近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。
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