ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#094
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS（＝防府看護専門学校）の学生・生徒だけなく、卒業生や看護師を志す、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#094 ：病人には、ゆっくり、はっきり、落ち着いて朗読すること
病人に、読んで聞かせなければならないことがあれば、ゆっくりと読むことである。病人が、いちばん疲れない方法は、なるべく短い時間で片付けることだと、思っている人が多い。
そこで早口になり、その朗読に突進し、疾走して終えてしまう。これほど大きな誤りは無い。
魔術師のウーダンは、話を短くするには、ゆっくりと喋ることだと言っている。病人に読んで聞かせる時も同じことなのだ。
（2023年9月5日配信）
フローレス・ナイチンゲール（Florence Nightingale）：1820年-1910年：近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。
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