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『2週目だから好きな事を好きなだけ。弐拾話』

2018年、3月23日。

私たちはNOGIZAKA46 6th Anniversary
乃木坂46時間TVの為に現場に来て居た。

今回が第三弾となる46時間TV。

舞台で現場に来れないひなちまさんを除いて

メンバー全員が様々な企画を行い
46時間生放送を行うのがこの46時間TVである。

この46時間の間にちぎり絵を完成させたり

各軍団の冠番組が6サイト独占放送だったり

乃木坂好きからすれば至高の3日間なのである。

3期生も様々な企画に参加したり

葉月と山と梅はMCを任されたり

色々なシーンで活躍する場面がある配信だった。

そして46時間TVといえばやはり乃木坂電視台。

メンバーがそれぞれ10分間様々な事に挑戦したり

やりたい事をやったり本当に自由なコーナー。

今回の電視台では

みなみさんが葉月にオムライスを使ったり

ひなちまさんがロケ地でくいだおれしたり

松村さんが新しい仲間を連れてまつみんをしたり

まだまだ他にも面白い電視台は沢山あるのだが

もちろん、私も10分間個人企画をしなければならない。

そこで私が選んだ電視台は……

白:続いては…

 :えーっと…乃木坂電視台〜。

若:はい、このコーナーは乃木坂メンバーが

 :1人10分間様々な企画に挑戦するコーナーです!

白:この時間は〇〇ちゃんの電視台です!

若:〇〇ちゃんの電視台かぁ。

 :なにするんだろ。想像つかないよね。

白:確かに…〇〇ちゃんといえばなんだろ。

松:はいはーい。

若:お、まちゅなにかある?

松:歌じゃない?〇〇ちゃんめっちゃ上手やん?

西:確かに、あの子歌めっちゃ上手いな。

白:だね。レコーディングの時びっくりしたもん。

若:ほんとに。あと踊りながらでも声ブレないし

松:そうそう!まいやんたち知らんやろ?

 :ほんま凄いねんで。

白:3期生は?なんか予想つく人いる?

 :んーじゃあ、桃子!

桃:えっ、〇〇ちゃんだから…

 :ダンスとか上手いですよ。〇〇ちゃん。

白:確かに、振り入れちょー早いよね。

梅:3期の曲とかも振り入れ早すぎて

 :ダンサーさんがびっくりしてます。

若:私たちも隣で踊ってて思うよ。

 :細かいところまで完璧なの。

白:頑張り屋さんだしねぇ。

西:頑張りすぎちゃう時もあるけどな。

飛:ウンウン。

白:飛鳥、凄い頷いてるけど、そう思う?

飛:いつも終わってから1人で振り確認してる。

 :膝悪いから無理したらダメって言われてるのに

秋:飛鳥は〇〇ちゃん大好きだからね。

飛:うるさいなぁ!ほら早く中継繋げなよ。

 :〇〇待ってるから!

白:はーい。じゃあ早速行きましょう!

 :〇〇ちゃーん。

〇:はーい!

 :私は今、スタジオを少し飛び出して。

 :サッカーのグラウンドに来て居まーす。

白:おぉ。

 :てことは、サッカーの何かをするのかな?

〇:……はい!

 :私の電視台は!

 :『カッコいい私を魅せたい⚽️』

私はカッコよくポーズを決めタイトルコールをした。

つもりだったのだがスタジオでは…

白:可愛い〜!

松:ほんま可愛いわー〇〇ちゃん。

カッコいいと言う声は一つもなかった()

〇:もー!カッコいいところを見せるんですー!!

 :普段最年少ってこともあって

 :可愛いって言っていただくことが多いんですけど

 :私だってかっこいいんだぞって事をですね、

 :メンバー、ファンの方に見せつける為に

 :今日はここに来て居まーす!

 :で、やる事なんですけど。

 :まずリフティングをお見せしようかなと…

サッカーは前世から合わせたら20年近くやっている。

リフティング程度お茶の子さいさいなのだ。

〇:よっ…と。

軽く小技も挟みつつ二十回程度リフティングを行い

白:え、すごーい。

秋:運動神経抜群じゃん。凄いなぁ。

衛:コレが若さだね。

西:みさ、凄いおばさんみたいな事言ってるで。

〇:ふぅ…えーっと次は…

 :ここ!ペナルティボックスの角から

 :ゴールのバー当てに挑戦します!

若:え??あの上の棒に当てるって事?

〇:……はい!そうです!

若:え?結構遠くない???

〇:うーん…多分普通より近いくらいだと思います

桜:コレ当てれたら凄すぎるよ。

 :〇〇ちゃん乃木坂辞めてプロなっちゃうよ。

〇:玲香さんそれはないですから!!

 :できれば…10球以内に当てたいなと思いまーす!

白:10球…かなりチャレンジャーだね。

 :では、やって貰いましょう!

〇:…………ふぅ…

前世からFKは任せてもらっていた。

今世はサッカーこそやっていないが感覚は失っていない。

ボールに対してほぼ真横から入る珍しい蹴り方。

憧れはとある海外のサッカー選手。

トンッ。とボールを蹴った音がグラウンドに響き

その数秒後…カーン。

私の蹴った1球目は放物線を描き一発で命中した。

〇:え???当たった…?

白:えぇ!すご!!!

松:めっちゃ綺麗に当たったで!

西:バーに吸い寄せられてるみたいやったな。

桃:すごーい!!

〇:え、あ、やったー。

白:ん??どうかしたの〇〇ちゃん。

〇:一発で当たると思ってなくて…

 :この後のこと何も考えてません!

 :尺が大余りしてます!

白:あはははは。

若:じゃあもう一回見せてよ!

桜:うんうん!私ももう一回見たーい!

予想外に一発で成功してあたふたしている私を見兼ね

若月さんと玲香さんが助け舟を出してくださった。

〇:わかりました!

そこで私はもう一度キックする事に。

〇(おんなじボール蹴ってもな…)

 (ちょっと違うボール蹴ってみるか……)

 (この華奢な脚で蹴れるかな……)

二回目、私は無回転を蹴ってみる事に。

前世の自分であればもっと距離がある
FKは迷わず蹴っていた無回転シュートなのだが、

今の身体で蹴れるかと言われれば微妙である。

〇:ふぅ…

今度はボールに対して縦気味に入り蹴る。

〇:あっ。

見事にダフッてボールはコロコロとゴールへ。

〇:んーー!

白:うーん!惜しい惜しい!

若:今地面蹴ってなかった?(笑)

 :脚怪我してない〜?

〇:大丈夫です!でも、ちょっと地球蹴りました!

桜:地球蹴りました(笑)

ネットでは私のフォームと一球目の軌道が大バズりしたみたいだった。

入った当時は余り目立たないようにとか思っていた私だったけど。今は思う存分好きなことを好きなだけ楽しんで乃木坂46のメンバーとして人生を歩んでいる◢⁴⁶

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