高性能なブレーキ#7
おはようございます。きゆなゆたか、といいます。少しづつですが、毎日、経理に関する無駄なものを書いています。ちなみに今、夕方の帰宅中なのですが、明日の朝までには終えるぞ、という気持ちで挨拶しています。おはようございます。
今日もコスパ第一の生活の中であなたのドーナツの穴となれるような無駄となることを望みます。
さて、今日はコストの意味について考えてみます。コロッケパンを作るとします。まず、パン、ジャガイモ、レタスなどの材料が必要ですね。次に、調理するために水、電気、ガス、調理器具が要ります。材料あっても調理できないとコロッケパンを作れませんからね。
材料は、作って売るコロッケパンの数に応じて必要な量が決まってくるので、販売する数量に比例して増えていきます。
一方、電気ガス水道、調理器具の購入金額もしくはリース料は、毎月一定額、もしくは使用料に応じて増えていきます。作って売るコロッケパンの数に対してあまり比例せずにある程度の発生してしまいます。
比例して増える費用を変動費、ある程度一定額の費用を固定費といいます。この辺りはいろんな本でも記載ありますから、皆さんご存知だと思います。
一個あたりの材料費が50の時、100で販売すると50の利益がでます。固定費が500だとすれば、10個販売したところで、ようやく全体としてトントンになります。11個目から本当の利益となります。この10個目の売上でトントンとなることを損益分岐点といいます。よくご存知の方にはくどくてすみません。
前置きが長くなりました。ここからです。
損益分岐点トントンを目標とすれば、コロッケパンを10個毎月頑張って売るぞー!となります。でも、それは材旅費や販売単価がそのままというのが前提です。材料費を下げたり、販売単価を上げることができれば、トントンな状態をもっと楽にクリアできます。例えば、一個あたりの利益が50から100に増えると固定費500をトントンにするには5個売ればいいことになります。
ここで経理マンが考えないといけないことは、固定費もカバーできる売上を最低限として、さらに本当の利益をだすにはどうしたらよいか、という点です。
オーナーが、天然無農薬で作ったコロッケパンを売りたいと言っても、毎月の売上がトントンだといいものを仕入れる費用も増やせないし、試作品を作る費用もまかなえません。最初からお金がたくさんあると無問題ですが、普通カツカツだと思うので、売上伸ばして本当の利益を積み上げながら進めることになると思います。
無農薬の材料の費用増加をカバーして、トントンになるには〇〇円で販売しないといけません、とか。
〇〇個、販売しないといけないので、もっと告知しないといけない。でも、広告打つと固定費が増えるのでトントンとなるためにはさらに〇〇個、売らないといけないとか。
現状をカバーできるトントンの状態をしっかりと把握して、将来の売上や利益を生み出すアイデアを生み出すために必要な課題を分かりやすく数値で表示すること、ここに経理マンの価値が生まれると信じてます。
ちなみに、この手のコスト、トントン分析はある程度前提を置けば、機械でもパッと計算できてしまいます。でも前提の置き方は、これからどんな商品サービスをお客様に提供するかというところから始まるので、、、
じゃあ、どうするかは分かりますよね。笑
〜今日の仕訳〜
調理場にパン焼き器を設置 50万円 現金支払
機械という資産が増えたので、借方 機械 50万円、一方、現金という資産が減ったので、貸方 現金 50万円、となります。
借方 機械 50 / 貸方 現金 50
機械を買っただけだと、現金は支払っているのですが、使用していないので、費用は発生しないというのが簿記の考え方です。現金ベースのお小遣い帳との違いですね。
ここでの無駄が、皆さんのドーナツの穴となりますように。
ここまでのあなたの大切な時間、ありがとうございます。多分、無駄になってます。笑 ドーナツの穴も穴があってのドーナツです。もう少し無駄にしたい方は是非サポート! (ありがとうございます。小声で)