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2022/7/7~7/13 ゼロから始める東北大遠征! MO岩手・秋田 中編

前回の記事の続きになります

2日目までほぼ旅程通りに来て、旅も中盤、3日目に入ります
2日目に地元の方からエールを頂き、この旅を成功させようと改めて誓い、先に進みます



7/9 3日目

3日目は盛岡駅からスタート
ここまでに引き続き沿岸部を攻めるため、再び沿岸部へと向かいます

本日最初の路線はいきなりクライマックス
秘境路線と名高い山田線へ乗車し、宮古駅へ向かいます

秘境路線山田線で、再び沿岸部へ
朝の盛岡駅
綺麗で大きい駅舎です
いざ山田線へ
東北地方を走るこの車両、味があって好きです
車内で軽い朝ごはん
福田パンは盛岡発祥のソウルフード
店舗では、50種類にも及ぶ具材から好きなものを選んでその場で作ってくれます
今回は時間の都合で寄れませんでしたが、次来た時はぜひ寄りたいお店のひとつです


市街地を抜けると、そこから先は正に秘境
並走する道すらなく、山中や小さな集落が点々とする区間が続きます

今回の旅の個人的ベストショット(陸中川井駅付近)
絵画のような秘境感が車窓に広がります
山田線と岩泉線(廃線)は総じて駅メモ人口が少なく、時給が極端に少ない駅が多いです
岩泉線の二升石駅は当時圧巻の350pt/時


2時間半ほど秘境路線を堪能し、宮古駅に到着
ここからは再び沿岸部を攻めつつ北上していきます

宮古駅から三陸鉄道リアス線で久慈駅へ
久慈駅からJR八戸線に乗り換え、八戸駅へ
八戸駅から青い森鉄道経由で大湊線へ入る快速しもきたで本州の北の果て、大湊駅へと向かいます!

所要時間は約6時間
海岸沿いを進み、ついに本州最北端の駅へ
晴れていれば雄大な太平洋を臨めるリアス線ですが、あいにくこの日は天候が悪く、霧がかかっていました
写真は堀内駅付近、安家大橋から
久慈駅
看板には微妙に隠す気のない「国鉄」の2文字が!
1987年に、国鉄から民営化し誕生したのが現在のJRです
景色の写真が少ないのでグルメの写真でも…
お昼ご飯を八戸駅ナカの「ほうりん」さんで頂いたのですが、これが絶品でした!
人生初のいかめし、堪能させて頂きました😋


そしてついに本州北の果て、大湊駅に到着しましたヽ(*´∀`)ノ

てっぺんの終着駅、大湊駅に到着
実は大湊駅は本州最北の駅ではなく、地理的には1駅前の下北駅が最北の駅です
そのため、大湊駅は「てっぺんの終着駅」という洒落たネーミングになっています
大湊は、艦これユーザーの聖地でもあります
大湊町は戦争のさなか、要港として海軍工場やドックが敷設されていた歴史があります(大湊警備府)
今回は駅周辺しか散策できませんでしたが、次来た時は巡礼したいですね
ホームには素敵な文言が
また来ます!


最北の地、大湊を堪能し折り返します
野辺地駅まで折り返し、再び青い森鉄道で終点、青森駅へと向かいます

青森県の中心地、青森駅へ
日が沈む頃に青森駅に到着
駅メモを始めた頃は、こんな所まで来るなんて思ってもいなかったです
暮れゆく青森駅
昼過ぎから雨が止み、晴れ間が覗いてきました
前に見える橋は「青森ベイブリッジ」です


時刻はまだ19時頃でしたが、電車の本数的にこれ以上進むのは難しく、本日はここまで



…と思っていたのですが



…青森駅周辺で何しよう?と電車内で色々調べていたところ
北海道と函館を結ぶ青函フェリーが20時半から出港する事に気づいてしまい…

急遽青函フェリーへ飛び込み、函館へ向かうことにしました!!(*´∀`*)
この自由さが一人旅の醍醐味ですね✨

青函フェリーのりば
2023年4月から新船「はやぶさⅡ」が運行しており、こちらもいつか乗ってみたい
あさかぜ5号から
本州としばしのお別れ


旅客は自分だけで、のりばは本州から北海道へ荷物を運ぶ大型トラックでいっぱいでした!
毎日8往復しているとの事で、車社会のご時世にフェリーにそれだけ需要があるということに感動しましたヽ(*´∀`)ノ

フェリー内のカップヌードル自販機
こういうの見ると謎にテンションが上がりますよね


片道4時間の船旅でしたが、大画面でテレビを見たり欄干から景色を堪能したりしていると時間はあっという間に過ぎ…
日付の変わる頃、試される大地北海道へと人生初上陸しました!

函館で撮影したあさかぜ5号
北海道に初めて足を踏み入れました
フェリーのりば前のバス停
夏とは思えない寒さに吹き抜ける風が、ここが試される大地である事を否が応でも分からせてくれます


実はこの時、勢いで北海道も回れるだけ回ってやろうか!と少しだけ考えてフェリー内で少し調べていたのですが
本州とは比べ物にならない圧倒的難易度に絶望し、すぐに諦めましたw
…北海道を回る際は、追加料金不要で特急に乗車できる「北海道フリーパス」を強くオススメします!鈍行で周るのは狂気の沙汰です!

という訳で素直に折り返し
いつかはこの大地も攻略してやるぞ!と誓い、再び青函フェリーで本州へと戻り、3日目は終了です

今回の旅では時間の都合上、津軽線(と津軽線からレーダー取得可能な津軽鉄道)は乗車できず、いつか北海道に挑戦する際、本州を北上する時通過するのでその時取得しよう、と考えていたのですが
フェリーの航路上に津軽線の駅範囲がそこそこ被っており、津軽線はフェリーの上からコンプしちゃいました(∩´∀`∩)

帰りのフェリーの中で、北海道を少しだけでも味わえた嬉しさに浸りつつ、心地よい眠りにつきました…


7/10 4日目

折り返しの4日目は、フェリーの中からスタートですw

フェリーからおはようございます
本当にいい経験ができました


早朝に青森駅に戻り、再び電車旅再開
最初の列車は最初からクライマックス!
観光列車、リゾートしらかみで追分駅まで移動
追分駅から男鹿線に乗り換え、男鹿駅へと向かいます

ここからは日本海沿いを行きます
五所川原駅から北に伸びる津軽鉄道は、JRからだと津軽線からだとレーダー取得可能ですがこのルート上からだと津軽中里駅のみ届きません
ここさえ取れればMO青森も見えていましたが、北海道挑戦時に来ることが確定していたので、今回は妥協しました
男鹿線も本線からは男鹿駅のみ届かず、乗車必須です


出発前に同僚から「青森に行くならリゾートしらかみに絶対乗ってくれ!損はしないから」!と太鼓判を押されていたリゾートしらかみ

結論から言うと…乗車できて本当に良かったです!!
要所要所の観光ポイントで速度を緩めたり、駅で数十分停車してくれたりと、観光客に凄い配慮してくれる観光列車でした
車内も快適で、素敵な時間を過ごせました!

リゾートしらかみに乗車
乗車時はあいにくの雨でした
日本海沿いを走るとあって、悪天候の日は運休するので注意
足元の圧倒的広さ!!
本当に快適でした
窓がとても大きく、景色を十二分に堪能できます
南に向かうにつれ雨が止み、少しづつ晴れ間が覗いてきました


途中、千畳敷駅にて15分ほど停車
駅の目の前に広がる観光スポット、千畳敷を楽しんでもらうための粋な計らいです
もちろん千畳敷へ向かいましたが…これが絶景でした!

無数に広がる不思議な岩の数々
こらは数百年前の地震で海岸段丘が隆起してできたと言われています
非日常的な光景はまるで別世界に来たかのよう
大町桂月文学碑と千畳敷
朝は雨模様でしたが、この時間帯は晴れてくれました


途中、車内で津軽三味線の生演奏(!)を聴いたりと、道中本当に至れり尽くせりで楽しかったです!
更に衝撃なのがこの列車、当時は通常運賃からたった330円の追加料金で乗車できたんです…!Σ(´°ω°`)
(当時の閑散期料金。2023/10からは通年で840円になりましたが、それでも間違いなくオススメできる観光列車です!是非1度ご乗車あれ~)

リゾートしらかみを堪能した後は、男鹿線へ向かい駅回収

真四角ブルーな車両
男鹿なまはげラインという、地元感溢れる愛称がついています


男鹿駅から、引き続き日本海沿いを南下していきます
秋田駅へ向かい、秋田駅から羽越本線をひたすら南下
時間の都合で途中、新潟県の府屋駅から特急に乗り換え
新発田駅まで特急パワーで進み、新発田駅からは再び羽越本線の普通列車で新津駅へ
新津駅から磐越西線で会津若松へと向かい、4日目は終了です

所要時間は上手く乗り換えても10時間ほど
これにて東北地方の海沿い路線はコンプしました
東北旅と言いながら、磐越西線乗車のために新潟県にも少しだけ足を踏み入れています
磐越西線の新津から会津若松まで向かう列車は1日6本しかなく難関路線、ダイヤ調整が必須です
秋田駅にて秋田地鶏を頂きました
本当に美味しかった!
府屋駅で下車し、特急と乗り換えます
影遊び(^^)v
道中の車窓もとても良かったですが
府屋駅から臨む夕陽が本当に綺麗で、一番印象に残っています
特急いなほの車内から、水平線に沈む夕陽を眺める事ができました
絶景に感動して目頭が熱くなりました


そして夜更けに無事、会津若松駅へと到着しましたヽ(*´∀`)ノ

深夜の会津若松駅
会津若松城を意識した、お城風の駅舎が素敵です


ここまで無事予定通りに来られた事、数々の絶景を堪能できた事に感謝をしつつ、眠りにつきました…( ˘ω˘ )zzz


途中雨に降られる時間帯もありましたが、ここまで運休や遅延なく無事予定通り進む事ができています!運行会社各社には感謝しかありません(*´▽`人)アリガトウ…!

いよいよ旅も終盤戦、5日目に入っていきます
海岸線を一周したので、ここからは再び北上し内陸部を攻めていきます…


つづく

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