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この夏の大冒険の話

大変ご無沙汰しております。
ちゃんとした記事は今年初投稿、、

あけましておめでとうございます(えぇぇ)


あっという間に年末ですが、皆さまどんな1年でしたか?

私は!!!

最高の1年でした!!!!!


これなしには2022年を語れません。

"B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X-"にサポートベーシストとして参加いたしました!

想いが溢れて何万字でも書けてしまいそうですが、多くを語るつもりはありません。
かといってスルーするのも変なので、少し書き残そうと思います。


2月にサポートメンバーの発表がありました。

公式発表があるまで、誰にも言いませんでした。
音楽仲間や友人/知人はもちろん、親にも言わなかった。
全員があのツイートで知りました。

ほんまに清さんの口の堅さは、五大陸に響き渡るで、、

だって、万一情報が漏れてチームの皆さまに迷惑がかかったらどうするんよ。
一生立ち直られへんわ。

なので、周りをすごく驚かせてしまいました。
至るところから連絡がきました。

色んなことを聞かれますが、何も言うことはありません。
友よ、何も聞くな。笑
私の頑固さを忘れたの?

みんな自分のことのように喜んでくれて、とても嬉しかったです。

多くの方はまず、
「清って誰やねん」もしくは
「清ってあの清!?」と思いましたよね。

はい、この清です。
ずっと応援してくれてるみんながよーく知ってる、俺たちの清です。笑


"LIVE-GYM"
こんなに有名なライブタイトルが他にあるでしょうか。

いつか参加してみたいなとは思っていましたが、
まさか初めてのLIVE-GYMが出演側だとは思わなかったです。笑

バンドメンバー中、私だけが初参加でした。

現場で自分だけが新入りという状況には慣れています。
思えばいつだってそうでした。

そこに不安を感じることはないです。

アーティストさんは私を信じて、大切な音楽のローを任せてくださったわけですから。
その事実だけで勇気100倍です。

とはいえ、気疲れしたことも過去にはありました。

こう見えても清はけっこう真面目なので、笑
必要以上に気を張りすぎて気を使いすぎてひとりで勝手に疲れる、、
といった状態に、ともすれば陥ってしまいます。

それが今回、一切なかった。

初対面、初音合わせから、すごく自然体でいられました。

これには私が1番驚きました。

なんだろう。なぜだろう。わからない。
最初からとっても気持ちいい空気感の中で過ごさせてもらえた。
ああ、私、ここに居ていいんだ、って思えた。

もちろん、緊張感はあります。
でも、ガクガク、びくびく、おろおろ、といったものではなくて、
心地よい緊張感。背筋が自然と伸びるような。

リハーサルの初日から、思いっきり演奏できました。
1音目からすでに楽しかった。

この写真好き。みんなめっちゃいい笑顔。

サポートメンバーの皆さま全員と初めましてでした。

数々の現場で長く活躍されている方々です。
言わずもがな、演奏はもちろん人間的にも心から尊敬できる、素晴らしいミュージシャンの皆さまでした!

そして、とてもおもしろい方々でした!笑
どんなことがあったとかは書かないでおきますが、ひとつだけいいですか?

Key. 川村ケンさん、ご飯めっちゃ食べる。笑
これだけは書いておきたい。笑

ツアー終盤には、何年も一緒にバンドをしてきたかようなグルーヴになっていたように思います。演奏中もそれ以外も。
ご一緒できて本当に光栄で、楽しかったです!


スタッフチームの皆さまにも本当にお世話になりました。
強力なサポート体制で、一瞬たりとも不安を感じることなどなかったです。

制作さん、舞台さん、音響さん、照明さん、カメラさん、衣装さん、ヘアメイクさんなどなど、書ききれません。
あらゆる分野の超一流のプロフェッショナルの皆さまが、最高のショーをつくるために尽力しておられました。

ツアー中、ずっと支えてくださったベーステックさんと。
きよレンジャーT、お似合いです!笑

そうそう、
ステージから客席を見渡したとき、たまに"きよT"を発見しました!
きっと見間違いじゃない!
一生懸命デザインした自分の作品ですもの!


11月27日の千秋楽は、
持てる力のすべてを指に込めて弾きました。

最後の曲を弾きながら「弦なんてすべてちぎれてしまえばいいのよ」と思った。(あかんあかん)

結果、ドゥームメタルですか?ってくらいのヘヴィさになってた。笑

あと、歌にも気合い入れて取り組みました。
コーラスは大事です!めちゃめちゃ大事!

声より強い楽器はないですからね。
楽器の音を聴き分けられる人は限られてるけど、
声は誰だって聴き分けられる。


B'zのお二方については、
もう、感謝以外に言葉はありません。

壮大な歴史の一部に参加させていただき、光栄の極みです。

なんというか、、
富士山のようだと思いました。
冗談でもなんでもなく、大真面目に。

日本一よね、かっこいいよね、ってみんな知ってるけど、

いざ富士山を目前にすると、
大きすぎて視界に入りきらないし、
てっぺんや全形なんて見えるはずがないし、
それが山であることすら認識できないと思うんです。
空ですか?と。

"バガボンド"だっけな。
昔読んだ漫画にそんな描写があって。
それを思い出しました。


自分の小ささを思い知りました。
なんてちっぽけなんだと。

でもそれは、
「はぁ、、俺なんて、、」って凹む感じじゃなく、

「オラちっちぇえな!!ぶはは!!」みたいな。笑

大きな背中を目の当たりにして、とても前向きな感情で、素直にそう思いました。

こんな私を温かく迎えてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。


松本さん、稲葉さん、
ありがとうございました!!!

YTさん、ケンさん、青山さん、
スタッフ/クルーの皆さま、
ありがとうございました!!!

最高の音楽体験でした!!!


ファンの皆さま、
私の音が入ったB'zさんの音楽はいかがでしたか?
楽しんでいただけたなら幸いです!

サポートメンバーの発表以降、SNSなどで本当に多くのメッセージをいただき、とても励みになりました。
ありがとうございました!!

会場での皆さまの拍手は、私には皆さまの声に聞こえました。
たくさんのご声援ありがとうございました!!!


応援してくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました!!!

めっっっっっっっちゃくちゃ楽しかった!!!!!!!!!!


最後に

突然ですが、
私は最初、楽器職人になりたかったのです。

いわゆる音楽バカになって、
ベースという楽器にハマってベースバカになったのですが、

初めはプレイヤー志向ではなく、
「この楽器をこの手で作りたい」と思ったんです。

職人になるべく楽器製作を学んでいたのですが、
ある時「弾くほうが楽しいな!」となり、演奏の道へ。

製作やリペアなどの道を逸れずに歩み続けた方々が今、ローディー/テックなどステージ周りのスタッフさんとなり、現場で活躍されています。
元裏方志望の私は、そういったスタッフさんたちと時々マニアックな話をしたりします。


ある日のサウンドチェック中、スタッフさんに、

「楽器を作ろうと思っていたところから、どういう道のりを歩いて今このステージに辿り着いたの?」

と尋ねられました。


私は目の前に並ぶ1万個のイスを見渡し、ひと呼吸して、

「私が聞きたいです!!」

と答えました。笑

辿り着こうと思って辿り着けるステージじゃないもん。
来た道を振り返ってみてもよくわからない。

でもきっと、
これまでの人生の
何かがほんの少し欠けたり
ほんの少しズレていたら

私は今ここにいないんだろうな
と思いました。

すべては必要なことだった。

本当に、人生は何が起こるかわかりませんね。


"頑張っても意味ないし
どうせ誰も見てないし
そんなことはない
誰かがきっと見ているんだ"
by Kiyoshi - Hero


誰かがきっと見てます。

がんばっていきましょう!!


清は

人生最大の経験値を手に入れた!

テッテレー