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年末のご挨拶

さて、2022年最後の仕事、この記事の投稿です。

先に書いておきますが、非常に長いです。(4733文字)
どうぞ一旦閉じていただき、大掃除に戻ってください。笑


前回の記事でも書きましたが、
今年は本当に、最高の1年でした。
音楽人生を終えるときに今年を思い出すのではないかというくらい。

ソロ活動は、例年のように活発ではありませんでした。
それでも水面下では色んなことをしました。

振り返ってみます!


年明けから、映像関係のことをあれこれしていました。

まず、アルバム制作ドキュメント"Making of KIYOSHI6"の編集作業。

いやー、、大変だった、、
膨大な記録映像を、なんとかひとつの作品に仕上げました。

編集なんて人に任せたらええやん!って思うかもしれないけど、
レコーディングの工程をこういう形で生々しくまとめることは、私にしかできないんです。

それぞれどの曲のどの部分の映像なのか、私にしかわからないから。

誰かに依頼するために、
このカットはこの曲の何テイク目で、、
これはこの曲について話していて、、
など、説明するだけで膨大な時間がかかってしまう。

ていうのと、単純に、自分がやりたいから。その作業が好きだから。
めんどくせーーー!!とか吠えながらも楽しくやってます。笑


そして、MVを2本撮りました。

観ていただけましたか?
2本ともめちゃくちゃ良くないですか!!??

"Glorious Days"の監督は、奇才・天使弾道ミサイルさん。
MVをお願いするのは、今作で3度目となりました。

天イルさんの作品の、どこか様子のおかしい感じがめちゃめちゃ好きなんです。
アイディアや技術はもちろん素晴らしいし、私は特に色の仕上げ方が好き。
余計な色を排除している感じがする。
カラーの映像なのにモノクロみたいにみえる。

"画家"って感じがします。
この映像の美しさよ。映画ですか?

"Hi-Ho"の監督は、今回初めて依頼したテラサカルナさん。
また天才に出会ってしまった。。

完成品が届いて初めて観たとき、震えた。
ひとりで画面の前で拍手してしまった。

ここまでCG技術もりもりのMVは初めてで、もう何が何やら。。

"Hi-Ho"はここ数年のすべてをぶち込んだような楽曲なので、アルバムの1曲目以外に考えられなかったし、絶対にかっこいいMVをつくりたかった。
曲の意図を汲み取ってくださり、最高に痛快な作品に仕上げてくださいました。

素晴らしい映像作家の皆さまに出会えて、幸せです。
楽曲たちも喜んでいます。

私は基本的には人見知りなのですが、
「これは、、!」という作品やクリエイターさんに出会ってしまったときは、ものすごい勢いで凸します。笑

「清っていいます!私と仕事してください!」って。
全然恥ずかしくない。どう思われても気にしない。

私がどえらい熱量でお願いするものだから、クリエイターさんもどえらい熱量で応えてくださいます。
楽曲たちを強力に彩ってくださり、感謝しきり尊敬しきりです。


こちらも今年リリースしました。

2021年の清誕祭、リクエストライブの映像です。
もう懐かしいなー。

"Making of KIYOSHI6"同様、こちらもダウンロードカードです。

映像作品のリリース形態については正直、まだしっくりくるものが見つかってないんですよねー。
最も好まれるものは何かはわかっているけど、それに自分がテンション上がってない。

作品に関してはやっぱ、まず自分が前のめりになりたいです。


そしてそして!

12月、やっとライブですよ!!
やっとアルバム"KIYOSHI6"のツアーです!

去年の12月にリリースして、
リリースライブをしたのを最後に、丸1年間ライブをしませんでした。

これまで、こんなにライブをしないことはなかった。

私のライブを楽しみにしてくださっている皆さまには、
残念な思いをさせてしまったと思います。

ライブが"できなかった"わけじゃないです。
ライブを"しない"と決めました。

この2022年初頭のことを覚えていますか?

2020年かと思ったよ。
あれっ、私、間違えて2年前のニュース見てる?って。

やる気を削ぐのに充分な空気感でした。

もういい。もうたくさん。
これ以上時間と気力を奪われたくなかったので、他のことに集中しようと決めました。

本当に気まぐれで、自分勝手なアーティストだと思います。
でも、自分に嘘をつくということはお客さんにも嘘をつくということなので。
そんなことはできません。


久々のライブ、

最高に楽しかった!!!!!

待たせたな!!!!!

恒例のライブ後動画、初日の名古屋が優勝ですね。笑
オチまでついて秀逸すぎる。笑

この動画の清がすべてです。
演技などしてません。ありのままです。

待っててくれて、ありがとう!!

初めましての方、おこしやす!!ありがとう!!

ライブって、本当に楽しいです。
どんなにしんどい思いをしても「やらなきゃよかった」なんてライブはないんです。

知ってる。
でも色々あるねん。笑

また会おー!!


このツアーで発覚、というか、
薄々そんな気はしていたのですが、

私、どうやら、
そこそこ、ほんとに、
姐さんになってきたな!?笑

ライブのMCでも触れましたが、

上京が2009年。
自分のことを"プロベーシスト"と自信持って言えるようになったのは、2011年頃かな。

もう10年以上この世界にいるようです。知らなかった。。笑
大阪時代を含めるとさらにプラス数年。。

自分なんかとは比べ物にならないキャリアを持つ、大大大先輩とばかりお仕事させてもらってきたので、いつまでも"自分は若輩者"っていう感覚が抜けないです。
たぶん今後もずっと抜けない。

こないだその話をしたら、
「いやいや、もうベテランだよ?」と言われてしまった。。

いやいやいやいやいやいや!!
盛って、中堅芸人さんくらいでしょ!?
まだM-1グランプリ出れるでしょ!?笑

まっっっだまだです!!!


ありがたいことに、
上京からそんなに時間を置かず、色んなアーティストさんにお声がけいただくようになりました。

本当にありがたいことです!!
あの頃の私を、よく仲間に迎えてくださったなと思う。
どこの馬の骨ともわからない関西弁のゴリゴリベーシストを。。

右も左もわからなかった私を信じてくださり、心から感謝しています。


2013〜2016年あたりは、とても忙しかったです。

年間100本ほどライブをして、
年に何作ものアルバムレコーディングに参加して、
ライブのオープニングSEやトレーラー映像を制作して、
映画のお話なんかもいただいたりして、
海外ツアーには毎年出かけ、
ソロ作品の制作を始め、
デザインにも取り掛かり、、

一体、どこにそんな時間があったの!!?
どうなってたの!??
分身でもしてた!?

私史上、最も忙しい時期だったと思います。

実は、その頃の記憶があんまりないんです。

旧ブログに書き残してるから、かろうじて思い出せる。

あ、清の旧ブログ、おもしろいですよ。
"リアル上京物語"が読めます。
恥ずかしいから読まないでほしいけど。笑


あの頃は、とりあえず朝ちゃんと起きることが仕事でした。
自分が今どこにいるかわからなかった。

で、そんな自分が嬉しかった。
そうなりたくて上京したからね。

でも、静かに迫ってくる焦りがものすごくありました。
このままじゃやばいって。

いくら大好きな仕事でも、
時間がなさすぎるのは結構やばいと思ってます。

何がやばいって、自分に新しいものを取り入れる隙間がない。
できることだけを続けることになる。

ある時から、勉強したい、時間がほしいって、周囲にもらすようになりました。
鬼スケジュールを選んだのは自分なんですけどね。。

時間よりもお金よりも何よりも、経験が欲しかった。


そして現在。

気が付けば、経験の塊のような人間になってきました。笑

中でもやはり、ソロ活動を始めたことは大きな大きな1歩でした。
自分のキャリアがそれ以前と以降に完全に分かれてしまうくらいに。

清は2016年の9月にソロデビューしたので、今年でソロ活動6周年を迎え、7年目に突入いたしました!

ここまで続けてこられたのも、応援してくださっている皆さまのおかげです。本当にありがとうございます!!


あの時もし、ソロデビューしていなかったら?

、、、

怖い、、怖すぎる、、
その未来を考えたとき、めちゃくちゃ怖い、、
考えたくない、、

あれも、これも、
存在しなかったってこと??

、、、

いやいやいやいやいやいや
無理無理無理無理無理
怖い怖い怖い怖い


雨の日も風の日も、
思うように活動できなかったウイルスの日も、、

自分の作品があることと、自分の作品を好きと言ってくれる方がいることで、冷静でいられました。

作品は我が子だってよく言うけど、ほんとそのとおりだと思う。
すっごく強くなれました。

"家"みたいな感じでもある。
1年に1階ずつ増築して、今や6階建てよ。笑
立派なもんよ。笑

つくるたびに、完成するたびに、
よっしゃあ!やったー!どやー!って、
とても誇らしく、大きな自信に繋がりました。

と同時に、自分のダメっぷりも痛いほどよくわかりました。

ものづくりは、楽しくて、苦しいです。

ひとりの人間として、ひとりのミュージシャンとして、
自分がどれだけ未熟であるかを、これでもかってくらい真正面から突きつけられる。

昔は、やればやるほど知識や経験値が増えて、
そのうち無敵になれるんじゃないかと思ってた。笑

増えていくのはそのとおりやけど、

それと比例するように、
わからないことも増えていくんですね。

知れば知るほど、やればやるほど、わかったようなことなんて言えなくなる。


実るほど
こうべを垂れる
なんちゃらかんちゃら

この精神で、これからも歩んでいきたいと思います。


と、
締めっぽく見せかけて、まだ書きます。笑


中島みゆきさんの"ファイト!"のカバーをVimeoにアップしました。

これは2017年12月9日のライブ映像で、2017年末にYouTubeにアップして以降、多くの方にみていただいていたのですが、
ちょっと前に、権利者さま(という名のContent ID/という名のAI)によりBANされたのです。

当然です。人さまの楽曲ですから。

でも!!ちょっと納得いかない!!
他の方のカバー動画は残ってるのに!!
どういうことよ!!ガッデム!!

たぶん、たぶんですけど、、
原曲と似すぎているからだと思う。

もうYouTubeにはアップできない。
アップしようとすると、途端にAIが「この曲のここ、人のもんやから、使こたらあかんで?」って、ご丁寧に場所まで指定して言ってくる。

それが、冒頭から数分のパート。
ドラムイントロに始まり、リズム隊と歌だけのこれ以上ないほど音の少ないパートが続く。

久々に聴いてみましたが、

うん、これはBANやな。笑
AIが本家さまのものと判断しても仕方ない。。

原曲、聴いてみてください。狂気を感じるから。
で、この曲のレコーディング現場を想像してみてください。
逃げ出したくなるはず。。

なんてかっこいい曲なんだ。


私は、ぶっ飛んでるものが大好きです。

本当にぶっ飛んでるものというのは、
お酒など何かの力を借りてクレイジーになっているものではなく、
ばか真面目の先にあると思っています。

追求しすぎた結果、どうかしているっていう。笑
最高じゃないですか。

来年も追求するぞーーー


いやー書いた書いた!!
久々に書くと楽しいな!!

長々とお付き合いいただきありがとうございました!
そろそろ冬眠します!笑


今年1年、大変お世話になりました!!!

応援してくださった皆さま、
活動を支えてくださった皆さま、
関わってくださったすべての皆さま、

本当にありがとうございました!!!

来年もどうぞよろしくお願いいたします!!


ほなねー!


2022.12.31