東郷清丸 (Togo Kiyomaru )
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匚について、その3。
人ひとり居ることをもっと喜びたい、という素朴な欲求がいつのまにか僕の中心にある。
人ひとりが交換可能な存在として番号で数えられていく。代わりがいるのであなたでなくても影響はない、という扱いの中では、人ひとりがここに存在することの喜びは薄い。
商売を経済的に無限に発展させたいとすれば、消費者を無限に集めなければならない。より多くの消費者を集めようとすることは、より多くの人間を交換可能な存在として
匚について、その2。
訳わかんないことは一旦やめてみて、訳がわかる段階まで遡ってやってみよう。と頭のなかでよく唱えている。
例えばいま文字を打ち込んでるこのPCや、webサービスや、それを可能にする電力や、飲み水や、道路や、その上を走る物流や、着ている衣類や、腰を落ち着けているこの住居や、スーパーで買ってきた食材や調味料…。その構成や作り方について僕は全く理解できていない。そういう「訳がわからない」ものばかりに囲まれ
匚について、その1。
「匚」はホウと読む。東郷清丸による、歌がもつ力の原点をめざす楽団編成。2022年11月に僕を含めた5人で初めて演奏した。そこからコーラスふたりを抜き出した3人組の「彡」(サンと読む)や僕とだれか一人とでデュオをする「卜」(ト、と読む)という派生形があり、来たる2月に人数を増やした7人での初演を控えている。
匚のことを、僕はバンドとは言わずに楽団と表すようにしている。それは僕がすべてのパートの演奏
iPod nano 第6世代
そもそもの始まりは2020年ごろに、もうスマートフォンを持たなくてもいいんじゃないかと思ったのがきっかけだった。ロックダウン(という言葉を思い出すことができず検索した)中の当時は、家でパソコンが起動されているのが常で、メールでもラインでもなんでもすぐ対応できた。息抜きに散歩するときにまでインターネットを気にしなくともよかろうと、電話とショートメッセージしかできないカード型の端末に乗り換えた。そうす
もっとみる日記_2021年7月
・1日 木曜日
七月がはじまった。急だ。プールへ行って泳いだ。少しずつフォームが自然になっている気がする。水の中は重力がよわいがだから呼吸もむずかしい。注文したギターのアームが届いたので装着してみた。ネジを一個バカにしてしまったが動作は良好。イイじゃん。
・2日 金曜日
お昼に冷汁をつくってくれた後藤さんが、最近買った8ミリテープのハンディカムを持ってきていろいろ撮ってた。サイコーな写りをし
日記_2021年6月
・1日 火曜日
ヤフオクで購入した中古のフィルムカメラが届いた。写ルンですは使ったことあるけど自分でフィルム入れて現像出したりとかは初めて。カメラの状態確認も兼ねて撮影散歩に出る。ガンガン撮って近所のカメラ屋さんでデータにしてもらう。スマホがない代わりってだけの気軽な気持ちでカメラ買ったけど、1枚1枚、撮るのがすごく楽しい。嬉しい。
・2日 水曜日
ひとに話を聞いてもらいながら年内の予定をた
日記_2021年5月
・16日 日曜日
娘の服づくり。寸法を確認するためのザクザク試作もver3あたりからシルエットがしっくり来だしたので細部も整える。お手本にしてる本はオトナ用なので勝手にリサイズしたり構造を変えたりしてる上に洋裁の基本をなにも知らないのでどう処理すべきか不明な箇所がたくさん出てくるが、一旦ノリでやってみる。改善したい点はあるが試作完成。
・17日 月曜日
カセットのジャケット&歌詞カードの加工
CO-MOOD #4
2020年の4月。なかなか外に出づらいいま、家でじっとしていると自分のことばかりたくさん考える。こんなとき、知人たちはそれぞれなにを思って生活しているんだろう。ふと気になった。
「いま調子どんなかんじ?」と久々にメッセージを送って、いつも通りに言葉を交わし合った記録。
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2020年4月13日(月) /あめ
Dさん=同級生/カナダ在住
清:ねえねえ
清:モントリオールとあなた
CO-MOOD #3
2020年の4月。なかなか外に出づらいいま、家でじっとしていると自分のことばかりたくさん考える。こんなとき、知人たちはそれぞれなにを思って生活しているんだろう。ふと気になった。
「いま調子どんなかんじ?」と久々にメッセージを送って、いつも通りに言葉を交わし合った記録。
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2020年4月14日(火) /晴れ
Kさん=学生時代の先輩/神奈川県在住/SE
清:調子どうですか、の前に
CO-MOOD #2
2020年の4月。なかなか外に出づらいいま、家でじっとしていると自分のことばかりたくさん考える。こんなとき、知人たちはそれぞれなにを思って生活しているんだろう。ふと気になった。
「いま調子どんなかんじ?」と久々にメッセージを送って、いつも通りに言葉を交わし合った記録。
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2020年4月13日(月) /あめ
Cさん=学生時代の同級生/カナダ在住/ワーホリ中
清:Cさん!
清:
CO-MOOD #1
2020年の4月。なかなか外に出づらいいま、家でじっとしていると自分のことばかりたくさん考える。こんなとき、知人たちはそれぞれなにを思って生活しているんだろう。ふと気になった。
「いま調子どんなかんじ?」と久々にメッセージを送って、いつも通りに言葉を交わし合った記録。
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2020年4月13日(月) /あめ
Yさん=学生時代の後輩/兵庫県在住/会社員
清:Yさん
清:そちらの
#kiyomarization / 命名書
先日、安産祈願をした赤子が無事産まれた。産まれた後で顔をみながら、事前に出していた候補のなかから一番似合いそうな名前を妻と選んだ。
退院するころには命名書が欲しいなと思った。赤子の写真とともに壁に飾られているのをよくみる、あれだ。けれど、市販品をどう探しても、しっくりくるものが見つからない。シンプルでいて少しの重みと神聖さがあるものが欲しいのだが…。
そういえば僕は活版印刷機が使えるんだ
#kiyomarization / 子供が産まれる
第一子が産まれてくるのでその前に安産祈願をしに行った。かつて挙式した熱海の来宮神社まで。2月1日の19時から徒歩で80km、休憩込みで20時間ほどの行程をイメージして出発した。
なんのトレーニングもしないままの徒歩移動は結局、12時間ほどで限界を迎えた。出産前に風邪ひくのも避けたいから徒歩は中止して、バスと電車を乗り継いで目的地にたどり着いた。下のふたつのツイートのツリーを辿ればだいたいの記
#kiyomarization / NeckWarmer
突然、ものを作りたくなった。
自分が欲しいものを、自分で作る。服であれ家具であれ機材であれ、形も素材も細かい処理も思い通りにして、使いながら気に入らない部分がでたらまた自分で改良する。いま使っている道具をどうしたいのか考えることは、つまり自分の生活について深く思いを馳せること。そうして生活そのものにグッとフォーカスを合わせることで、毎日がよりビビッドになるんじゃないか。突然、そんな気持ち