幽幻ロマンチカ 無印 ヒフミ~アニメイトに行きたいかー?!~


所信表明してから2週間以上経過している!!
私のようにいい加減な人間は絶対所信表明しないと何もはじめないな、とは思っていたけど…本当に何もしなかったな…??

てっとり早くレポを読みたい方は次の見出しまで飛ばして下さい。
以下次の見出しまで余談です。

正確に言うとBlogは書かなかったけど、この2週間でリジェット公式通販サイトのSKiT Dolceで6回発注している。
回数が多いのは落ち着きがないからと、チケットの払い戻しだけをするのが心苦しいので通販をコンビニ払いで相殺したりなどしたためである。

4月28日正午に今私の中でサイコーに熱い幽幻ロマンチカの最新シリーズ「幽幻ロマンチカ最高潮」の新グッズが発売開始された。
ご存知ない方のためにかんたんに解説すると、幽幻ロマンチカをリリースしているRejet株式会社はシチュエーションCD以外にアルミの生産を生業としている。コンテンツの応援のためにはファンは日本銀行券をアルミに換金する仕組みだ。これは冗談などではない、税金だ。

アルミはRejetの通貨そのものであり、Rejetの偉い人や出演者も公言している事実である。

というわけで私もハマったコンテンツの最新シリーズのアルミをリアルタイムで買えるぞ~!!とワクワクしていたものの、発売開始数時間で完売して完全に出遅れてしまった。
油断していた私も不甲斐ないがファンの熱さがすごい。
せめて同時発売のくじを買おう、と発注した数日後にアルミが再販されたためにそちらも発注し…などとしていたら気づいたら4回発注していた。
そしてそれらがGW中のため何も届かず、さらに2回発注した。

パッションが購買欲に直結しているので、リアルタイムに課金どころがあるとめちゃくちゃ楽しいですね!!
時差はあるけど、わんさか物が届くのが楽しみだなー。
というわけで余談はおしまい。
以下は感想Blogですが、ネタバレに敏感な方はご注意ください。

今回Blogを書くにあたりどれからレポートするかかなり迷いました。
なぜなら私がリリース順に聴いていないからです。
幽幻ロマンチカは2015年スタートのコンテンツのため、2020年の現在リリース順通りに入手するのが困難なわけですが…でもそれはいいわけですね。
何より、手に入るそばから手当たり次第聴きたい私のパッションがそうさせましたね。そのくらい幽幻ロマンチカがおもしろいということです。

私がこの無印(ややこしいのでこのBlogでは初代シリーズを無印と表記します)が聴けたのはそこそこ幽幻ロマンチカを消化してからだったのですが、便宜を図るためにもこちらではリリース順にご紹介しますね。


多分後期から幽幻ロマンチカに興味を持った全員に心当たりがあると思いますが、まず「シリーズ順がわからない」のがファンのぶち当たる壁です。
なのでここに書いておきます。

幽幻ロマンチカ
幽幻ロマンチカ 有頂天
幽幻ロマンチカ 破天荒
幽幻ロマンチカ 真骨頂
幽幻ロマンチカ 満天花
幽幻ロマンチカ 最高潮

こちらがリリース順です。(最高潮は2020年5月下旬からリリース予定)
なるほど、わからん!
1年1シリーズで6年目です。長く愛されていて素敵。
真骨頂だけ誰ともつきあっていない平行世界が描かれている番外編で、妖怪が二人ずつペアになって登場する4枚組。
残りはそれぞれの妖怪との恋の行方を楽しむ個別のCDで、シリーズが続くごとにお話もつながっています。
シリーズ内でも内容がつながっているので、できればキャラクターに振られている数字順の消化がおすすめですが、特定の気になるキャラクターがいる方はそのキャラだけをリリース順に聴いても問題ない仕様です。

幽幻ロマンチカ無印は、シリーズ内で唯一「表題の妖怪と恋人としてつきあうまでの過程」が描かれています。
これ以降のシリーズは全て「ふたりの恋が結ばれて恋人同士になってから」のおはなしなので、その過程を重視する人は絶対に無印から聴いて下さい。

また2シリーズ目の「幽幻ロマンチカ 有頂天」からは妖怪が8人になりますが、無印は6人の構成です。
今回はその壱番を振られたヒフミからレポートをはじめます。

どのシリーズもヒフミ(123)からはじまりハナヲ(870)で終わらせる構成になっているのでそれだけ覚えれば幽幻ロマンチカに入門です。

◆幽幻ロマンチカ 無印 ヒフミ レポート

【あらすじ】
七霧学園には生徒に噂される七不思議がある。そのひとつが「夜の旧校舎に足を踏み入れると天狗に攫われてしまう」というもの。
誰しも恐れて近づかない夜の旧校舎に、落とし物を探しにヒロインが迷い込み、烏天狗のヒフミと出会う。その日はヒフミに散々脅かされて逃げかえるが、ヒフミは彼女の落としたスマホを拾い、翌日人間に化けて学園に会いに来る。「これを返してほしければ言うことを聞け」というヒフミが出した条件とは…?

【潔子的ハイライト】
■テンプレがある
幽ロマの良いところは、どのCDも同じテンプレではじまり、そのテンプレでしめるところですね。
ここがシリーズもののお話を聴いてるぞ、というワクワク感もあり、終わるときに爽快感があります。

ヒフミはこのCDで「なあ、知ってるか?」から語りかけてきます。
このはじめの呼びかけの言葉はシリーズごとにどのキャラクターでも大体同じなんですが、シリーズをバラバラに消化していた私は最近改めて気づきました。話の筋で時系列が変わるキャラだけはほんのりニュアンスが違うことを言うので、実はとても凝ってます。

■「超密着!取り憑かれCD」とは
取り憑かれるってどういう状況?と思うと思いますが、端的に言うと「ダミヘ(ダミーヘッドマイク)でめちゃくちゃ近くで囁かれる」
このときおそらく妖怪はヒロインの脳内から直接語りかけている状況なので実体はなくなります。
なんかセクシーなことを言っているのか…?というときもありますが、実体がないせいかそこまでえっちな雰囲気じゃないのが面白いです。

■アニメイトに行ける
しかしそれより無印幽ロマの面白いところは、すべてのキャラとアニメイトに行けることに尽きる。
これから恋をしようと思う異性との最初のデートでアニメイトをチョイスするのはどうかと思う。
しかし無印幽ロマは、すべてのCDのはじめてのデートでアニメイトに行きます!面白すぎるし、癒着の香りがします。

これがまた地味に凝っているのが同じアニメイトでもキャラによって行くフロアが違うので、6人聴くことであらゆるアニメイトを周遊できる。
全部聴いた限りこれはおそらく池袋本店を想定していると思われますが、ヒフミはアニメイト入り口のキッチンカーにいきます。

これを書いている2020年5月はコロナウイルスによる緊急事態宣言発動下で、当然アニメイト池袋本店も閉鎖されていましたが、私は幽ロマを嗜むことでイマジナリーアニメイト体験に成功したのだ。
わーいアニメイト、オタクアニメイト大好き!!
外出自粛要請の中こんなありがたいCDがいまだかつてあっただろうか、いやない。

ここで明らかにRejetの気配を感じる「星降るアイドル味」「攻め攻めヴァンパイア味」などというコラボクレープが食べられます。
ちなみにヒフミは旧校舎に縛られた人攫いの烏天狗という設定ですが、キメ台詞が「○○(何らかのスイーツ)より甘いな」であるほど甘いものに目がないのでとても喜んでくれます。かわいいよ。

特典のランダムブロマイドで一喜一憂するオタクに対して「人間ってわかんねー」と一蹴してくれるので、ここではじめて妖怪とはわかりあえないな…という気持ちになりますね。君もそのうちわかるようになりますよ。

■キャラの見どころ
無印の幽ロマ妖怪は七霧学園というとある高校に噂される七不思議から生まれているため、その呪縛に囚われ自分たちのテリトリー(ヒフミの場合は旧校舎)から出ることができない、という共通設定があります。
学園の自分のテリトリー内でしか姿と妖力を保てない。
そのためヒロインに取り憑いて外の世界に出ることを目的に近づいてきます。

ヒフミのいいところは、学園の外には出たいけど大きな目的があるわけではないところ。あとめっちゃ攻め攻めに「もう逃げられないぜ…」などと囁きながらやってくることが耳フーだったり脇腹コチョコチョなのでイタズラのレベルが小学生みたいでかわいい。
プライドが高く自分のことを「天狗様」と自称し、馬鹿にされるとかわいく怒るので、セクシーと可愛さのギャップが好きな方におすすめです。

幽ロマの妖怪はある水準の信頼関係がないと長時間取り憑けない設定になっているらしく、ヒフミはその信頼の積み重ねが丁寧に描かれていると思います。
全キャラの中でもヒフミは特に人間に関心が高く優しいので、自分に信頼や関心を寄せられるのがわかると逆に「自分は妖怪なんだぞ!」とわからせようとしてくる。それでも絶対にヒロインを傷つけるような酷いことをしないので、安心して最後まで聴けます。本当にRejetのCDか?(リジェをなんだと思ってるんだ)

ふたりで放課後に折り紙をするド健全なシーンでは、ヒロインが不器用で上手に仕上がらないのを見たヒフミが取り憑いて折り方を指導してくれます。優しさの描き方が劇的ではないんだけど、あったかいので私は幽ロマのこういうところが推せます。トラック名も素敵で、とてもきれいなシーンでおすすめです。

全キャラの中で一番少女まんが感あるのではじめて聴く幽ロマはやっぱりヒフミがいいと思います。
「好き」をストレートに伝えられるタイプのキャラクターなので「なんなの????」という理不尽な気持ちにならない。
リジェの他タイトルで理不尽なのがダメだった人たちは全員幽ロマも聴いてみてほしい。

ぶっちゃけ私は理不尽なのはやぶさかではないクチですが、退屈せずとても気持ちよく聴き終えたので良い作品だと思います。
ヒフミはKENNさんの吐息がシリーズを増すごとにこってりしてくるのでそこも見どころだよ。
クレープより甘い気持ちになりたい気分の日に聴こう!


一番はじめのキャラなのでとても長くなってしまった!
次回からもっと簡潔にかけるといいな、頑張ります。
次回は第弐の謎 妖狐ザクロをレポします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?