「想像力みがき塾 第二回」を聴いて。

高野登さんの「想像力みがき塾」第二回を拝聴しました。

拝聴して、とても心が自由になるのを感じました。自分の中の凝り固まっていた価値観が少し解き放たれたようにも思えます。

そして、思考は鍛えることができるのだな、と高野さんのことばを拝聴していて思いました。高野さんが選ばれ、語っている世界は、とてもすっきりしていて、前向きで、希望が感じられます。その思考には天性のものもあるかもしれませんが、やはりたゆまぬ努力により練り上げられた思考に基づくものに感じられます。思考する「筋肉」があるとすれば、その筋肉の美しさを感じる思いでした。
最初に、「作業員」として生きるサラリーマンの方の心の姿を語っていました。ただなんとなく与えられた仕事をこなして、なんとなくお金をもらって生きていることは「仕事をしている」のではなく「作業員」として生きている、と言われたのでした。高野さんは仕事をする、というのは社会的な課題を解決してゆくためだ、と明確です。

高野さんのおっしゃる「社会的な課題を解決する」というのは、それによって生きやすい世の中になってゆく、という意味で世の中を良くしていくといえるのでは、と感じます。

資本主義社会の中で、お金を得ることが幸せにつながるという価値観から、どうすれば集客につながり、利益をもたらすか、という狭い話になりがちですが、それを越えて、社会的な課題を解決していく、という認識だと、より、世界の広がりと深まり、そして豊かな可能性が得られるように思います。高野さんのお話を聴いていて、心がわくわくするのは、その広がる感覚なのかもしれません。

高野さんは、新たな一歩を踏み出すにあたって、「OSをバージョンアップさせる」という言い方もなさっていました。今までのやり方、あり方を否定するのではなく、OSがあるそれをもとに、バージョンアップするという表現は新鮮でした。

高野さんのお話を拝聴していると、お金に対する感覚がとても自由になってきます。
生活をするために、お金に奴隷になる感覚を持ちがちですが、高野さんはそれをやすやすと越えられて、単なる手段にすぎない、とおっしゃっているのが伝わってきて心地よいです。

自分の意見と違う方と過ごすことを「楽しくはない」けれど「面白く思う」、そんな観点にも生きる上での深さを見出せます。


3年後の自分のために何を投資したらいいか、というお話も興味深かったのでした。確実に自分が成長できることにお金や時間をかける、成長してくれる人と会う、人との付き合いの仕方を考える・・・。

視座を変えることによる様々な広がりが本当に興味深く、社会の中で生きていく意味をも感じて、自分の生き方を見直し、深めることを実践したくなります。

本当に興味深い講座です。

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