あなたがいなくなった日
あなたがいなくなった日、
わたしはあなたのことを考えていなかった。
まさか、あなたがいなくなるとは思っていなかったから。
あなたのところにも、
いつもと同じように朝が来て、
昼が来て、
夜が来るのだと思っていた。
あなたがステージでかがやくところだけしか、
想像してこなかったけれど、
ぐっと目をこらせばあなたの中に心臓があって、
わたしの心臓と同じように、
1秒に1回くらい動いていたのだろう。
ステージから降りても立つところはあるから、
あなたの心臓に動いていてほしかった。
あなたに、ずっとどこかにいてほしかった。
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しゃぼん玉の泡みたいに考えは浮かんでは割れるけれど、浮かんでいたのは本当のことで、だから浮かんでいた泡のことを書きたい。そんな雑記帳です。