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昭和の洋館住宅

吉田鉄郎氏設計の山田邸がある南砺市福野は、2日前本年度大学共通テスト"地理B"でも出題された散居村で有名な砺波平野の中心に位置する。市場町として江戸時代初期の1650年代に、当時この地を納めていた加賀藩に町建ての願いを出し、以後となみ野の中核都市として発展してきたのである。
山田家は、江戸時代後期には十村の役をおおせつかる名家であった。
この洋館は、国会議員でもあった8代当主山田正年氏が建立したものである。
正年氏は、芸術に優れた子息正廣氏のアトリエとして、また病弱だった正廣氏が過ごしやすいようにと吉田鉄郎氏に依頼したのであろうか。
ずうっと見ていても飽きない素敵なたたずまいである。
昭和4年竣工


3つの 8角窓がいい
手摺りが優しい
段差が優しい設計

#吉田鉄郎 #昭和の洋館


ご当主の思いで、今も息づく昭和の洋館

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