穂高養生園でのリトリート③最終日の森・自分の場所
穂高養生園でのデトックスプログラム最終日。
この日もまず、1人で森の朝散歩をした。
参加者とスタッフさんと一緒に原生林へ向かう予定になっていたが、
前日まで、自分の居場所と感じられるような場所はまだ見つけられていなかった。
自分の居場所。そんな場所にいると…自分の心が透明になり、魂が喜んでいるような感覚がある。
養生園の方々が“命懸けで“造ったという、沢へ降りる道がなぜか気になっていた。
「自己責任で降りてください」と言われていた場所。。。
その前に、今回の「気になる木」。(久しぶり)
さて、前日は転倒が少し怖くて進まなかった沢への道を、何かに導かれるように下っていく。
そして。
ついに見つけた、ここが今回の「私の居場所」。
沢の音が耳に心地よい。
昨日までどこかざわざわしていた心が…徐々に洗われていった。
もしかしたら、猿も、熊も近くに来たりするのかもしれないが、
このとき、昨日のような不安感はなかった。
ただただ、全てに感謝したい。
この道を作ってくださったスタッフの方々。
美しい自然の色、造形。
豊かな水。
この場と私の心の静けさを…ゆっくりと・静かに・感じる。
私はなぜ、自然の中に入っていきたい、と切望するのか…
それは、感謝の気持ちに還るため?かもしれない。
この境地に至ると、身の回りに起こることは全て必然だという感覚になる。
再びこの場所を訪れることは…あるかもしれないし、ないかもしれない。
目の前にある自然の造形は、今この瞬間にしかないもの。
全身に記憶するように、目に焼き付けるように、ただ…そこに居た。
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その後、プログラムの一部として、スタッフさんの案内で原生林を訪れた。
有明山神社の奥宮への参道になっているというその森は、ピンクテープがないと登山道を簡単に外しそうな場所だった。
今回、私にとってデトックスしたいと思ったことは…
・誰かに対する批判をすること
→それが頭から消えたら、謙虚な気持ちになり、とても楽になった
・初めての場所を恐れる心
→それを手放して、一歩一歩足を進めてみたら、素晴らしい場所に出会えた
そんなことを考えていた。