連携する部屋
2024/08/15
母が入院している病院の、地域医療連携室より着電。
地域医療連携室とは、受診や退院支援など医療的・社会的支援が必要な場面で、患者を支援する役割を担う部署のこと。
思い出す。
私が病院に勤務していた時、そこの室長のYさんは、筆舌に尽くし難いほどの敏腕で、界隈の地域医療に関わる人間で、知らない人はいないほど。
怖いけど、信頼は厚い人。元気にしてるかなぁ。
電話口のスタッフさんから「治療の目処が立ったので、翌週には退院して欲しい。」と言われる。
介護認定の調査はどうなります?
8/29に介護認定調査がある旨を伝えると「今、カルテ見ますね…あぁ、把握していませんでした。」
また確認後、折り返しの連絡待ちとなる。確認してから連絡してよ、と苦言は伝える。
20分後、主治医より着電。
インスリンの投与量が、ほぼ確定したので退院できます。週末に低血糖等なければ決定したい、と。
介護認定の件について問うと、少し聞きましたが、と前置きの後、
「医療と介護は別問題」「こちらとしては治療が済んだので退院」「介護は命に関わりません」「在院日数があります」「認定調査については再調整して下さい」と梨の礫。
こうなると、医者はテコでも動かない。
そもそも在院日数短縮について、上からキツく言われてるはず。患者家族の言い分に折れるだなんて、プライドが許さないだろう(悪意はない、棘はある)。
そんな医者はごまんと見てきたしね。
知ってるが故に強くは出れない。ただ、市と日程の調整をしているので、病棟、もしくは地域医療連携室は、こうなる事は分かっていたはず。調整はどうやったのか、と問うと「また連絡します。」との事。
折り返しの連絡は期待していない。そして、ここまで決まっていると覆せない。
とりあえず先に進もう。
介護課へ連絡。
8/29が認定予定日だったので、1週間前、8/21までに退院すれば問題ないと。日程を仮押さえし、退院日が確定したら、再度連絡する事とした。
いつもと変わらず、丁寧な対応をしてくださる。
誠意には誠意を。そして感謝を。
ありがとうございます。
期待していなかった連携室から、連絡。
「先程は失礼しましたぁ。」
「それで退院日、いつにしますか?」
不手際については?
「そもそも在院中に介護認定を行う事は少ないんです」
いや、そうではない。
治療と退院の目処は周知の事実。そこは病棟と連携室が相談して、介護認定日が退院後になりそうなら、家族に連絡するのが当たり前だろう。
私はそうやってきたし、それが当たり前だと思って仕事に取り組んできた。
こうやって講釈垂れるのも気が引けるが…もう少し患者・患者家族の事を想像して対応すべきでは。今後は、こういう事で、困る家族がないよう気をつけていただきたい。
丁寧にお伝えさせていただきました。
どちらにしろ、全ての日程確定は、退院決定待ち。
続く。
入院に至る経緯は、コチラ。↓
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