ちょっと米語を学ぼう 548 豊田章男(トヨタ社会長)の父、章一郎は息子に、「お前に近寄って来る者は、お前の後ろに控えているトヨタの看板に引き寄せられるんだ (The signboard of Toyota behind you attracts a person.)。 だから簡単に信用してはいけない」と言い続けたと。
章男氏は何故、「自分がチヤホヤされるのは自分の魅力でなく (Being pampered is not his own charm.)、 トヨタの看板があることに気づき、チヤホヤ (pampering, spoil, indulgence or flattery) の裏では個人として実は嫌われていることに気づかないとは可哀そうだ (I feel sorry not to notice.)。 社員からは嫌われている様だし、メディアも章男氏を叩くことが多い (In the media he is often lashed out.)。
豊田章男氏について児玉博氏は、ノンフィクション、『トヨタ中国の怪物 (monster of Toyota China) 豊田章男を社長にした男』(ノンフィクション出版)に記している:
1972年にトヨタ自動車に入社、のちに中国事務所総代表を務めた服部悦雄氏を、低迷していたトヨタの中国市場を大転換させた立役者 (the central figure who transferred the sluggish Chinese market of Toyota very much」 と多くのトヨタ社員は評価していた。服部氏が一時中国から帰国した時に、社長室に呼ばれ章男氏の父豊田章一郎社長から言われた、「服部さん、来年には服部さんを役員にするからね」。服部氏は涙が溢れそうになった (Tears almost overflowed. or He was about to shed tears.)。
27歳で飢餓の国、中国から帰国後にトヨタに入社して始まった遅咲きのサラリーマン生活を経て (through the late-blooming office worker life) 服部悦雄氏が導き出された一つの結論は、出世をしなければダメだということ (no good, if not successful in one’s life)、 力を持たなければダメだということ、それに自分の思いを遂げるには、出世しかなかったということだった (And only the success in your life is the way to accomplish your wish.)
本社から北京へ戻った服部氏に、その後役員就任の辞令が (written appointment to the board member) 章一郎から届くことはなかった。また「服部号」が届くこともなかった(服部氏の業績に対し章一郎が役員にすると伝えたことと同時に、贈呈すると約束したプライヴェトゥ・ジェットゥ (the private jet plane which Toyota promised to present to him) を章一郎が名称した飛行機)。
後に服部氏は、章一郎の口約束を責め立てることはなかった (He never pressed or urged S. Toyota on the verbal promise.)。 ただ、息子である章男に愚痴はこぼした (to spill complaint to)。 服部氏の話を聞いた章男は驚き、そして笑いながら服部にいったそうだ。「服部さん、名誉会長はそういう人じゃないですか (The honorary chairperson is such kind of person, isn’t he?)。 口だけなんですよ、いつでも (It always is just his lip service.)。 服部さんだって長い付き合いなのに、そんなことも知らなかったんですか?」。
僕が章男氏であったら、「服部さん、父の罪償いとして服部さんにはそれ相応 (appropriate, proper or fitting) をさせていただきます。」と言って、それなりの事は僕ならやるね (I would do such a certain thing.)。
でも章男氏は、普通の常識ある人間ではないようだ (He doesn’t seem to be a normal common sense human being.)。 服部氏は章男氏を評して、「章男ちゃんは本当に複雑な人だし、暗い人物でコンプレックスは強い (to be a gloomy type and have a strong complex)」 と言っている。元側近も章男氏についてネガティヴな人間像しか持っていない、「章男氏は複雑な子なんだよ。父章一郎の育て方が悪かった (He is a complicated child. His father has reared him in a bad manner.)。」 と側近の人々も口を揃えて言っているそうだ。
章一郎氏は息子に「お前に近寄って来る者はお前が好きで寄った来るんじゃないぞ。お前の後ろに控えているトヨタの看板に引き寄せられるんだ (The signboard of Toyota behind you attracts a person.)。 だから簡単に信用してはいけない。」と言い続けられ育て上げられたそうだ。父親の言っていることは、間違っていなかったので、この育て方で今日聞かれる章男氏に浴びせられる、「好き嫌いが激し過ぎる (His likes and dislikes are too heavy (or ferocious.))」、 「イエスマンしか傍に置かない (He employs only yes man by his side.)」、 (コンプレックスを持つので?)「芸能人との遊びが激しい (The association with the entertainers is too intense.)」 の悪い評判にはどうも繋がらないと僕は思うのだが。きっと複雑なんだ?!?!
章男氏にしてみれば年17億をトヨタから貰い、そして岸田に高額の献金とパーティー券の購入を約束しておけば、トヨタは特措で所得税の支払いは抑えて貰え (The Kishida administration holds down the payment of income tax of Toyota.)、 国から援助金も受け、車検も2年制度をキープして貰え、トヨタは新車と部品の販売で儲かるので世間が何と言おうが自分は屁とも思もっていないのだろう (He may not give a damn about what the world thinks of him.)。 ただ息子に社長業を継がせ (He only tries to let his son inherit his position.)、 自分を名誉会長に残させ (He makes his son give him an honorary chairperson.) トヨタからさらに金を受け取れれば十分と考えている、岸田と同様に汚い男だ。
豊田章男の言: Liking and detesting are not right. Not caring is the antonym of liking.
好き、嫌いじゃないですよね。無関心が好きの反対語ですよね。
もう一つの言: Top does making a decision and takes a responsibility.
トップというのは決める事と責任を取る事。(言うだけで章男氏は実行には移していない。認証ダータ改竄の責任 (the responsibility of manipulation of certification data) は取っていない。)
To care (心配する。気にかける。好む。欲する。世話をする。)の使い方: Who cares? 誰が構うものか。 She doesn’t care about being a ladylike. 淑女らしくするという事を気にしない。 I don’t care for fame. 名声を求めません。
Few people are free from care. 何の心配もない人は少ない。 He requires hospital care. 病院で診てもらう必要がある。 That shall be my care. それは私が引き受けます。 to take care 注意する。気を付ける。 in care of (c/o) 様方。気付け。 to take care of 世話をする。大事にする。切り抜ける。 without caring about it 気にせずに。 Caring for my parents are tough. 両親の面倒を看るのは大変。 She is caring. 面倒見が良い。 managing caring 介護管理。 careful driver 注意深い運転手。 Be careful that you don’t drop the vase. 花瓶を落とさないように気を付けて。 She is careful with the money. お金に細かい。 careless driver (grace) 不注意な運転手(飾らない気品)。 to be careless ぼやぼやする。 He is careless about his appearance. 身なりを構わない。 Carelessness is the reason. 油断・軽率さが原因。
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