利用規約ウォッチャー みなしボウイです。
今回は、「KFCネットオーダー利用規約」をウォッチしていきます。KFCネットオーダーとは、日本ケンタッキー・フライド・チキンが運営するKFCのオンライン注文サービスのことです。重要な4つのポイントに注目して利用規約をウォッチしていければと思っています。
安心安全にサービスをご利用頂けるポイントになりますので、最後までよろしくお付き合いください。
運営会社について
日本のKFCの場合、直営店舗とエリアフランチャイズの運営店舗があります。そのため、KFCネットオーダー自体はKFC本部である日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFCJ)が運営しているものの、実際に商品を販売するのは、KFCJまたはエリアフランチャイズが運営するKFC店舗ということになります。
各店舗のエリアフランチャイズ(運営会社)については、特定商取引法に基づく表示のページにて一覧を見ることができます。
ユーザー情報の連携範囲
KFCネットオーダーを利用するためにユーザーが入力した情報は、KFC本部であるKFCJ、KFC店舗のエリアフランチャイズが保有することになりますが、Uber Directを利用したデリバリーが行われる場合は、その運営者であるUber Eats Japanとそのグループ会社であるUber Portier B.V.(オランダ法人)へもユーザー情報が連携されることになります。
Uber Directとは、Uber Eatsの配達パートナーを利用して自社商品をデリバリーできるという、Uber Eatsのソリューションのことです。参照
売買契約の成立条件
KFCネットオーダー利用規約の場合、売買契約の成立条件については特段の定めが無いように見受けられます。例えば、日本マクドナルドの「Webサイト・アプリ利用規約」では、モバイルオーダーサービス及びデリバリーサービスの利用について、売買契約の成立の定めがあります。
売買契約の成立の定めが無いからといって、利用規約の効力に影響はありませんが、何らかの争点になり得る可能性もあります。
カーネルクラブとの関係性
KFCの会員サービスとして「カーネルクラブ」があります。KFCネットオーダーを利用する際、ゲストユーザーとしての利用はカーネルクラブの登録は不要で、登録ユーザーとしての利用はカーネルクラブ会員であることが必要となっています。
カーネルクラブ会員には、別途「カーネルクラブ会員規約」も適用されることになります。
記事を書いていたら、KFC食べたくなりました。今回は、このあたりで終わります。ありがとうございました。