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空き缶太陽ファインダー

空き缶を使って太陽望遠鏡のファインダーを作りました。


缶選び

様々なサイズがある缶ですが、160ml、190ml、200ml、250ml (縦長缶) の空き缶が直径が53mmですので、5cmファインダーの脚にちょうどセットできます。
できるだけ長さが長いほうがより正確に位置合わせできるので、できるだけ長いものを使うとしたら、250ml(縦長缶)がベストでしょう。

こんなやつや、

こんな甘い系のコーヒー缶が250ml缶のケースが多いですね。

コカ・コーラの250ml缶もサイズ的には同じですが、こちらはアルミ缶。

アルミ缶は強度的にちょっと弱いので、スチール缶のものを選びましょう。

ちなみに、製造過程において、殺菌などを行うため熱いまま缶に入れられるものについてはスチール缶が用いられます(コーヒー・お茶・果汁など)。炭酸飲料はアルミ缶が多いですね。(軽量化のためでしょう)

作り方

今回はよりコンパクトに仕上げたかったので、一番小さい160ml缶を使いました。
カゴメ100%オレンジ。
上側(プルタブで開けた側)を缶切りで全開にします。

そして、底面に「千枚通し」「キリ」などを使って小さな穴をあけます。

千枚通し
底に穴をあけました

上側にスーパーの手提げ袋を置いて、輪ゴムで止めます。

適当なサイズで周囲をカットします。

カットしたらセロハンテープを使ってちょっとずつ「はって」いきます。

「張っていきます」でもあるし「貼っていきます」でもあります。
太鼓の皮を張るように、ちょっとずつ引っ張りながらテープを貼っていき、表面をピンと張ります。
綺麗に引っ張って固定出来たら、念のため周囲を一周テープして完成。

はい。きれいに貼れました(張れました)。

ビクセン50mmファインダー用脚(S)にセットしたらこんな感じ
前側の調整ネジがちょうど缶の凹んだ部分にセットできるので、向きの調整も問題なくできます。

使用テスト

実際に太陽に向けてみるとこんな感じにスーパー袋のスクリーンに点が写ります。

方向を合わせて視野の中心に太陽を捉えたら、スクリーンにマジックなどでマーキングすれば完成です。

完成品

以前(10年前)はソーラーファインダーって結構高かったような気がしますし、ビクセン(などの汎用規格)ファインダー台座に取り付けられるものはあまり無かったような気がしますが、今回作ったあとに検索してみるといろいろと安くていいものがありますね。

SVBONY ファインダースコープ ソーラーファインダー
ASTROLABE ソーラーファインダー


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