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191024 CMC_Meetup Vol.14「コミュニティでGo Global!」

先日参加した、CMC_Meetup Vol.14「コミュニティでGo Global!」のレポをまとめました。

元々自分用のメモをまとめたものなので、まず日本でコミュニティ運営を今後やっていきたいと思っている私が気になったところが中心です。一部プログラムのメモが抜けておりますが、ご了承ください。あと、写真を無音で撮っていたこと、席選択をミスったことからわかりにくいです。申し訳ありません。なるべく文字起こししておきました。

ちなみにCS界隈の方にたくさん見ていただいてると思うのですが、CSとコミュニティの親和性はこちらをご覧ください。

コミュニティマネジメントとは何か、なぜ今重要なのか

★は私のコメントか重要だと思ったところです。

イベントのTogetter link:https://togetter.com/li/1421230

9:10~19:40:CMX Summit 2019 参加速報「特別対談:二人ボッチのCMX Summit 参戦記」CMX Connect Tokyo代表・小野 晶子さんCMC_Meetup 主宰 小島 英揮さん

<CMX summitについて>
元々アメリカの東西でイベントの色が違った。
しかし、今回は会社のお金で来る人が多く、だいぶビジネスカンファレンスぽく!
→なぜ?西海岸でSaas企業が増えてきたので。(Saasビジネスとコミュニティの親和性)

昔:マネージャーのナレッジシェア、個人のコミュニティ向け
今回:経営にどう取り込むか経営陣にいかにコミュニティの重要性を伝えていくか

<小島さんが気になったトピック>
サブスク企業の台東
コミュニティの評価方法
オンラインとオフラインの融合
エンゲージメント
自走化

★なんでもオンラインになりがちな米でオフラインの大切さが見直されている。

<5つのトレンド>
1. 各企業のコミュニティ向けのプログラムの充実

2. 企業はオンライン上のみならず対面コミュニティ構築中
- オンラインオフラインのバランス大事(58%の企業がオンオフの両方でコミュニティ運営)
ビジネス的に価値が高いのはオフライン
→対面の施策とは?
イベント(Meetup系、82%), Conference (63%), Workshop (49%), 交流会(38%)

3. 課題はエンゲージメント

4. リテンション重視
- B2Bのほうがコミュニティの影響が大きい

5. コミュニティに投資する企業が増加
- コミュニティマネが業務の一部になっている

★ここがめっちゃ大事!

Davidの名言
「我々が注力すべきは3点だ。①立ち上げ初期から『測定可能なKPI』を設け、経営層にコミュニティの価値を認めさせる。②リアルな対面コミュニティにも投資する。③他社事例から学ぶことでショートカットで成功する」

オフラインとオンラインについて
<Power to Flyの例>
「ライブイベント」をオフラインでコストをかけずに、小さく、回数重ねる。 by Power to Fly
そもそも実際に何人参加するのかが大事。(平均35-45%の出席率がPower to Flyでは62%)

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具体的には?
1. 申込みで参加者から質問もらう
2. それをシェア
3. みんながいいねをする
4. そのうち13個の質問をマネージャーが用意する
5. Speakerにシェア、当日にマネージャーが質問

出たとこ勝負ではだめな時代

<Duolingoの例>
ユーザーが自ら勉強講座を作れるようにした
週次600回の語学学習イベントが113カ国で34ヶ国語でユーザー主導で開催されている。

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内容・場所・規模は小さく始めて、ピンポイントで改善をする。
場所も、小さく集まりやすいところから始める(例:地域の図書館など)
最初から巨大な予算をもらわないで小さくやるのが大事

その代わり点火の時期大事

今後CMXが大切にしていきたいこと
- コミュニティ評価、マネタイズ関連ツール市場
- コミュマネの評価
- 日本からも、もっと発信を!

19:40~20:40:コミュニティでGo Global 事例セッション①「APAC各国でのテック系ユーザーコミュニティの違いと立ち上げ方」CircleCI 森本 健介さん、青木夏海さんセッション

User?: developer
アメリカの次のマーケットは日本だった。その日本でやってきたこと?
Tokyo, Osaka, FukuokaでMeetup

Next: 日本→アジア
日本みたいなユーザー発のコミュニティはアメリカでは厳しい、成功例少ない
韓国やアジア圏は似ているので、成功の可能性があるのでは?

<アジアでやるには?>
1. 利用ユーザー獲得

2. コミュニティリーダー探し
①事前調査
リーダー候補のリストアップ
- そもそもリーダー候補はどんな人?
・自社製品・サービス利用ユーザー
・自社製品・サービスが好き
・自社製品・サービスを広めたい
・親和性の高い同業界の他のMeetupのリーダー
・Meetupを設定したり、人を話すのが好き
・その業界でネットワークある
- LinkedIn, Facebook, meetup.comなどでリーダー候補を検索
a. 知人経由でコンタクト b. SNS経由で直接コンタクト(ツールは柔軟に。メールは稀)
②現地調査
相手のオフィスかカフェでミーティング(Wework利用してると来てくれることあり)
コミュニティとリーダーへの期待値の説明、説得、日程調整

3. プレゼンター確保


4. コミュニティ立ち上げ
Meetupの調整
- 会場探し(基本無料、ユーザーのオフィス、シェアオフィス)
- スピーカー探し(既存ユーザー、ネームバリュー)
- イベントサイト立ち上げ(Meetup.comなどでグループを事前作成し、マーケットの興味を事前に把握可能、国ごとにベストなツールを選択[Meetup.com, eventpop, KKTIXなど)
- 告知(イベントサイト+グループサイト+メール)
- フード&ドリンクオーダー(オーガナイザーへお願い)

5. 運営

<APAC各国のコミュニティ事情とツール>
国柄でコミュニティへ求めるものが違う

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1. Self-Learning (AUS, NZ, Hong Kong)
- Expert の話が聞きたい
- Expertと繋がりたい
- 自分の利益のため
- セミナー>ミートアップ
2. Hybrid(シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン)
- ミートアップ(▲)、セミナー(○)
3. Community-Driven(日本、韓国、タイ、ベトナム、台湾)
- コミュニティを一緒に作りたい
- 他のメンバーの力になりたい
- 周りの人と繋がりたい
- ミートアップ、セミナー両方○

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<失敗事例>
メンバーの自走化を失敗→メンバーによって役割決める
伴走の計画性→パーソナリティによりそった計画とサポート
文化の違いの理解→インドネシア、前日にNO SHOWが80%になりそうだと気づいた。→前日にパーソナルにメールリマインドを必要だった

②「0から始めるコミュニティ(タイ編)」株式会社スタディスト 豆田 裕亮 さんセッション

<日本でのコミュニティ>
既存ユーザー向け
既存企業にリアルなマニュアルを紹介

<タイでのコミュニティ>
そもそも利用ユーザーなしから ※おすすめしない。小島さんもオススメしていない
ファンを作るところから
顧客を作る頃から熱狂的なファンを作る
リアルな話を相談できる人に会う→開拓

1社ずつ進めて、現地の困りごとへの理解を深める
一年後事例を公開し始める

ある程度前例できたのでユーザー会をしよう
最初は日本でのコンテンツを上映(日本の資料、事例を公開)

★オープンディ
毎週金曜日自社オフィスを開放

- 訪問優勝・来社無料の教育
- スタッフ、顧客間の交流促進
- 共通の悩みを解決
- 準備いらない
- ユーザーコネクション作れる

(タイはLINEを業務で使ってる。(→LINE@でのサポートが結構大事))

コミュニティをはじめる前の私視点での所感

コミュニティはどちらかというと既存のLTV高めるところなので、海外でのコミュニティは少し先になりそう。しかしそれを見据えて日本で事例を作り、効果を見ていくことは逆に早急に必要。(私がコミュニティスタートを待ったしているので)

コミュニティとりあえずやってみよう、と、きちんと提案の間をとることが大事(準備しすぎても、コミュニティ自体がうまくいくのは難しいし、やってみないとわからないことも多いから。でも外部へのインパクトがあるから後にはひけないところもあるので)これは冒頭のDavidの名言が参考になりそう。

この辺り匿名ゲストさんとお話しできて良かったところですね。(勇気を持って1番に話しかけて良かった)

アジア圏でのコミュニティ展開はどうやら日本と大差無いかんじみたいなので、注意すべきはツールとお国柄。これはコミュニティに限らず、ビジネス展開時点でもあの表は気に留めておくべきところですよね。

弊社的にはいずれはアジア→ヨーロッパを狙っていきたいところ。ここの事例はなかったので、いつになるかわからないけど前例狙う価値はあり(?)まずはアジアからですが・・・

<文献>

豆田さんはまとめで黄色い本通りやる!と仰ってました。

ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング

コミュニティ系だと個人的にはファンベースも勉強になりました。(あれ、一年くらいコミュニティ作りたいって言ったままになってる)

ファンベース (ちくま新書)

初めてのレポいかがでしたでしょうか。
レポというかまとめて見たって感じですね。なにが正解かわからないですが、
模索していきます。

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