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「パスワードが間違っています」シナリオ④

【テーマ】
世那さんの『パスワードが間違っています』

【プロット】
○朱里の自宅
  ミクシィのパスワードがわからなく焦る朱里(27)。

○飲み会(回想)
  前日に会社の飲み会で会社の同僚が朱里の名前を検索、
  今は清楚なものの真逆のギャルでヤンキーな姿がネットに残っていた。

○朱里の自宅(回想戻り)
  婚約者(30)は自分の清楚さが結婚の決め手と言っている。
  婚約者は顔よし、商社勤めの優良物件。
  婚約破棄をされないかが心配で焦る。
  もしかして高校時代の友達なら何か知っているかもしれないと思い、当時の友人満里奈に連絡。

○とあるカフェ(翌日)
  久々に満里奈と再会した朱里。
  満里奈は小学校からの幼馴染だったが朱里は派手なグループ、
  満里奈は当時地味でいじめられていた。
  勝手に満里奈を自分より下の人間だと思っていた朱里。
  が、カフェに現れたのは結婚して子供もいた満里奈だった。
  満里奈に当時のアルバムを持ってきてそこで当時流行ったものを思い出し、パスワードが開いてミクシィのアカウントを消すことに成功する朱里。
  満里奈より上の人間と思われたいという小さなプライドから「私ももうすぐ商社マンと結婚する」とマウンテイングをとる。
  商社勤めの彼のことを話す朱里。
  が、何と満里奈と同じ会社だということもわかる。
  満里奈はバリバリのキャリアウーマンで商社の総合職だったのだ。
  彼を知っているか?と伝える朱里だったが商社は人数も多いため彼のことは知らないと伝えられる。

○朱里の自宅(翌日)
  家で晩御飯の準備をしている朱里。
  と、満里奈から電話がかかってきて
  「彼の名前を調べてもうちの会社にいない」と伝えられる。
  動揺する中彼が帰宅。
  彼がお風呂に入っている中、朱里はスマホや彼のPCなどを調べる。
  が、全て「パスワードが間違っています」と表示される。
  「あなたは一体何者……」
  婚約を控え、彼への不信感が高まる。

(つづく)