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#47 Arnold Allen vs. Movsar Evloevのレビュー

対戦カード結果

勝者と結果:3R判定すべてのジャッジが29-28でエフロエフを支持しました。結果的には完勝です。

内容コメント:1R終盤まではアレンがかなりうまく距離のコントロールをしているように見えました。ここまではアレンの試合になるのでは。。。と思いましたが終盤に組の展開を作れたエフロエフが以降の展開を有利に進めていきました。アレンもTDDかなり頑張っていましたがしつこくチェーンレスリングの展開に持ち込んだエフロエフの強さが勝ったように思います。また、スタンドの展開も徐々にエフロエフがアレンの距離をつかみ、アレンの強打を封じたようにも見えました。エフロエフのハイも印象的で左手を封じる役割を担っていたのでしょうか?また、膝や前蹴りなどでクラウチングスタイルのアレンの姿勢を牽制していたことも寄与していたのかもしれません。
 判定とは言えアレンの持ち味を上回っての勝利ですので、見かけ以上のインパクトがある勝利、まだ底が見えない強さを感じさせます。

ポイントになったこと:エフロエフのレスリングとスタンド対応力。

次回対戦カード希望:エフロエフはこれでTOP5は確実。トプリアvsボルカノの勝者でもいい気がしますが、無敗とは言え結局フィニッシュ勝利が無いまま上り詰めるのはやや気になります。

その他

 今回はカナダ大会でしたが多くの地元ファイターが負けてしまいました。特にマグニーさん相手に圧倒しつつも最後に大逆転負けしてしまったマロット、ウッドソンと間違ってレフリーに手を挙げられたが訂正が入るジョーダインなど、なんか持ってないなぁ〜と感じさせる敗北が続いたように思います。
 メインは現地勢の大声援を受けたストリックランドがDDPことデュプレシと一進一退のスタンド戦を繰り広げましたがTDをうまく組み合わせたDDPに王座を奪われてしまいました。圧倒的な才能がなくとも基本をしっかりと磨き続け、フィジカルとスタミナの最大値を活かしたファイターが王座に着くというのは一昔前には全く想像できない展開ですのでとても以外である一方、MMAが成熟したスポーツに近づきつつあるのかなぁと感じたりします。

次回予告

次回のUFCは、UFC Fight Night: Dolidze vs. Imavov。2月に入って空の興行となります。

 プレビューを予定している試合は、メインイベントのRoman Dolidze vs. Nassourdine Imavov。お互いに23年は勝利なく終わりましたが24年初戦を勝利で始めたい一戦になろうかと思います。

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