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#62 Edson Barboza vs. Lerone Murphy のレビュー

*プレビューはこちら↓

参照:

対戦カード結果

勝者と結果:マーフィーが無敗の強さを見せつけスコア上は完勝。

 5R判定、45−50をつけるジャッジが2名という完勝でマーフィーが無敗を守りました。5R通してマーフィーが終始優勢、正確な攻撃でバルボーザを完封、後半ラウンドは疲れが見えたものの冷静に戦い切りました。

内容コメント:フィニッシュ力がある二人ゆえにタフな5Rマッチになった。

 全体的には打撃戦。前に出る動きとフェイントで終始プレッシャーをかけ続けるマーフィーと蹴りで距離を維持しながら強打を当てたいバルボーザという構図になりました。パンチの交換ではマーフィー、蹴りの距離にならないよう前に出られることも相まってバルボーザとしては手数に圧倒的な差が出る内容となってしまいました。(有効打:79vs220)結局バルボーザがチャンスを作れたのは1R終盤の下からのペダラーダとローキック。それでも聞かされた時こそ前に出ようとするマーフィーに完敗の内容。マーフィーは強さを見せたし、バルボーザはかなり頑張ってはいたものの最も弱い部分が明確に出た試合内容だったと思います。

ポイントになったこと:派手さはないが前に出る静かなマーフィーの闘志

 バルボーザのローが効いたかな?そんなシーンでこそマーフィーが前に出る力を強めるのが印象的でした。手負いでもKO力があるバルボーザの反撃をシャットダウンするためにも、絶対にペースを譲らない。という意志の強さがこの完勝のポイントであったように感じます。そして要所要所でのテイクダウン。キャリアの差がずいぶんありましたが蓋を開けてみるとマーフィーの方がベテランの様な戦い。あっぱれでした。

次回対戦カード希望:

 マーフィーの次戦は下位ランカーでしょうか?まだまだ強さの本質が見えない面もあり誰と組んでも試されるような見方になりそうです。個人的には前戦負けているが強烈なグラウンダーであることに変わりは無いミッチェルなんか、どんな戦いになるのか気になります。

その他

 本興業でメイン以外に注目していたに選手の試合について、一つ目はヤネス。強力なパンチのカウンターと絶対に仕留めるという意思を感じる獰猛なパウンドで復活のKO勝利をあげました。倒された相手は立ち上がることはできずその攻撃の凄まじさを表します。連敗に苦しんでいたヤネス、ここから再び印象的なパフォーマンスを見せ続けてくれることを期待します。
 もう一試合はUFCデビューのウマル・シー。ライトベビーの一戦でしたが重量級の動きとは思えないスムーズなトランジションで相手を一本で仕留めました。その規格外のリーチとテクニカルな動きからかつての絶対王者JJを引き合いに出すコメントも見受けられました。今後もかなり楽しみな選手。早ければ9月のパリ大会に出場するかもです。

次回予告

次回のUFCは、一週間空いてのPPV大会。UFC 302: Makhachev vs. Poirier。元暫定王者ポワリエが王者マカチェフに挑みます。

 プレビューを予定している試合は、やはりメインイベントのライト級タイトルマッチ。Islam Makhachev vs. Dustin Poirierです。マカチェフはこの試合はポワリエがギロチンで引き込むがそれを切り返しバックからのチョークで自分が勝利するだろう。という煽りのようなコメントしていました。本当にそうなる可能性もありそうですがどうなのでしょうか。。。?個人的にはやはりポワリエを圧倒的に応援。悲願の正規王者になってほしい!!

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